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■J2■2016シーズンスローガン評価 「スローガンこそがセンテンススプリング」

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J1編につづきます!!
去年のJ2はこちら!!



■札幌


「北海道とともに、世界へ」


・総合点 採点不能


まだ発表されてないが、おそらく今年も継続と見られる。チーム名に北海道も入ったし、よいのではないだろうか。特にこれ以上コメントはないので、同じ地区の野球チームのスローガンをごらんください。デザインめっちゃかっこいいけど、どうしても「爆死」という単語が思い浮かんでしまいますどーぞー!






山形


「一新同体 J1を目指し、新たなチームが心ひとつに戦う。」




・総合点 5.5点
・一澤帆布点 7.5点



一時期はやりを見せた四文字熟語当て字改変もここ最近は見られなくなってしまったのだが、山形がぶちこんできた。しかし、どうしても「一新」という単語を見ると、昨年末の県の介入によるほぼ地上げのような社長交代劇が思い浮かんできてしまうのであり、はたして「同体」になれるのかとっても疑問である。むしろ、同体じゃないからこういうスローガンにしたのかもしれない。確か後任社長の選定理由が「明るい」だったので、とにかく明るく全裸に見えるポーズでなんとかやってもらいたいものである。ロゴのデザインもなんだかバランスが悪くてちょっと変である。もしかしたらこのスローガンの字がない部分はトカゲの尻尾を暗喩しており、クラブから県への皮肉ではないかというのは完全に俺の考え過ぎである。ただ、今年成績が振るわなかった場合にはまた「一新」が起こってしまうというのは高確率で当たる予想であり、それも含めていろいろと不穏なスローガンに見えてきてしまう。お家騒動はつらいでござる。



群馬


「覚悟」

※服部監督の直筆です

この一年、強い覚悟の気持を持って戦う。一人一人が今年こそは勝負をする!という意味を込めてつけました。




・総合点 6.0点
・1周まわって何がなんだかわからなくなってる点 7.5点



今までの群馬のスローガンのブレブレっぷりはすごいのだが、今年はもう「なんかいろいろスローガン出してみたけど結局何がいいのかわからくなったんだ、つかれたよパトラッシュ・・・」感がにじみ出てて素晴らしい。覚悟という言葉のチョイス、説明の投げやり具合も含めて素晴らしく、気合の入ったスローガンとは裏腹の群馬広報担当者の疲労度がこちらまで伝わってくる。コスト削減のために服部監督の直筆というのも素晴らしい。また、俺が常々提唱する「北関東サッカーチームバイト数足りない問題」を今年も踏襲して二文字してくれているのもグッド。ただ、そういううがった見方をするものにしか、このシンプルなスローガンは愉しめないのも事実。普通に考えたら「覚悟」とかスローガンに出してくるサッカークラブは「え?経営危ないの?」と思われてしまってもおかしくない。もっとぼかして、さらにバイト数も減らしていって、最終的には一文字であやふやな言葉として「舞」とかにしておけばいいのではないだろうか。ちなみに、J3に旅立ったお隣のクラブはコスト削減のために公募してました。 



水戸


「全力」

■読み方
ぜんりょく

「何が何でも全力で我々は進んでいく。そしてチーム一丸となっていく」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「全力」という二文字に込めて2016シーズンを闘ってまいります。


■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『皆翔』に引き続き、5年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。





・総合点 7.0点
・全力点 7.5点



2012年「たつ」、2013年「みち」、2014年「皆翔」、2015年「そう」という謎二文字スローガンによって我々の度肝を抜いてくれた水戸が今年もやってくれた。「全力」。北関東らしく、今年もバイト数節約のために二文字でまとめてくれるという着地も完璧な演技。わざわざ「ぜんりょく」と読みをふってくれてるのが親切だNE!読めるわばかにしてんのか。相変わらず書家川又さんの筆による勢いと、毎年繰り返される勝訴ムーブでのスローガン発表など、もはや伝統芸能として確立してきた感がある。いちおう説明もあるのだが、もはや説明などどうでもよいのだ。コースがどこだろうがワンスイングだけでスタンドにもっていく往年のお薬バリバリバリー・ボンズのような力強さが今の水戸のスローガンにはある。全力!なんかよくわかんないけど、全力!!



千葉


「REVOLUTION NEXT25」

REVOLUTION :「革命」「改革」「大変革」
昨シーズン、そしてこれまでの数シーズンを振り返り、継続するべきことは継続し、改革すべきことは改革しなければならない。そして、2016年から次の25年に向けてスタートする意味を込め、今シーズンのスローガンを「REVOLUTION Next25」といたしました。






・総合点 7.0点
・革命はいまだ完遂せず点 7.5点



これほど今年の実情を表したスローガンがあるだろうか。20人以上を入れ替えた激動のオフシーズンについて、「がらがらぽん」「自殺」「一家離散」などのネガティブな言葉などが思い浮かぶ中、ポジティブに表現する言葉ではほかに「再生」「黄泉がえり」「別チーム」などがあげられるも、一番無難な「REVOLUTION」をチョイス。やはり革命には粛清がつきものなので、むしろこのスローガンにしたがって今シーズンの編成をやったのでは、という疑問さえ生まれてくる。スターリン主義は千葉でまだ生きていた!トロツキーを殺せ!!そして、とってつけたように25年経ったから革命して次の25年を目指すぜ!というこのお手軽感。20年とか30年とかもうちょいキリのいい年でやることはできなかったのか。お前にとって四半世紀は何の意味があるんだ。ただ、ロゴから溢れる「ゴー☆ジャス」感。一切チームカラーの黄色が使われておらず、ここにもREVOLUTION感がびんびんに溢れていて、退路を断ったことは間違いない。もうユニフォーム赤に変えちゃえよ。つらいです!!魂レボリューション希望!!!



東京V


「ONE FLAG 真価」

■スローガンについて
東京ヴェルディは、2014シーズンからスローガンとして使用している
「ONE FLAG」のフレーズに込めた想いを引き続き抱き、2016シーズンを戦います。
育成元年と位置付けた2014シーズンの20位を経て、昨シーズンは野心を持って戦い、
9位以上という当初の目標を達成し、最終節までプレーオフをかけて戦いました。
今シーズンは、育成元年、そして飛躍した昨シーズンを経験したチームの『真価』が問われるシーズンと捉えています。
2、3シーズンをヴェルディで過ごしてきた選手たちを中心にチームの成熟度を高め、さらなる飛躍を目指します。
2016シーズン、ヴェルディファミリーが「ONE FLAG」の下、ひとつになって戦い抜きましょう。

■「ONE FLAG」に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する「一流」を目指し、
クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められている。






・総合点 7.0点
・一流Jスローガン点 7.5点



メイン部分の「ONE FLAG」は変わらず、そこに新しい言葉をぶち込んでくるというJスローガンの王道パターン。去年プレーオフまであと一歩というところまでいったということで、まさに真価を問われる年。「真価」という言葉もありそうでなかったので、割と新鮮な感じである。クラブカラーを基調としたデザインもずっと継続であり、ここらへんはさすがにいいセンスしてる。あまり言うこともなく、いいスローガンじゃないだろうか。ちなみに「ONE FLAG」が「一流」という意味は今年始めて知ったのであり、去年までは「一つの旗」だと思ってました。まあそれでも意味は通ってた気がするのだが。



町田


「+one to the next STANDARD」

○「+one to the next STANDARD」に寄せて
                             FC町田ゼルビア相談役 守屋実

J2再昇格を勝ち取るために戦った昨シーズン、私たちはこの大きな地域の夢を、クラブ・地域・パートナー企業・サポーターが一体となり掴むことができました。

優勝こそ逃しましたが、入れ替え戦のホームゲームには8000人を超える観客が入り、まさに「+1」の力でチームを鼓舞してくださいました。あの逆転劇は、「+1」のなせる業と言えます。本当にありがとうございました。

今年は、2012年以来となるJ2です。クラブとしては、監督の体現したい方向性や想いを取り入れ、「+one to the next STANDARD」という、スローガンを掲げました。

ただ単にJ2残留を目指しているのでは、下を見ながらの戦いになります。私たちは、J2残留という現実的な目標を掲げるのでなく、一歩でも上をめざして戦いたいと思っています。

そのためには、クラブに関わる全てのところのスタンダードを上げることが何より大切になってきます。

今シーズンを戦う上で、選手個々のスキル、フィジカル、メンタルのスタンダードを上げることが不可欠です。一歩上がった個々のスタンダードをベースに、チームが「one」になること。つまりチーム全体が一体感をもって戦うことこそが、一歩上に行くための唯一の道だと信じています。

事業や運営、広報などフロントとしては、入場者数を1試合平均5000人にすること、クラブハウスと専用練習場を確保すること、1万5千席のスタジアム等の問題解決に向かって、確かな歩みを進めていかなければなりません。

育成や普及部門でも、トップに昇格し、活躍する選手を育てること、日本を代表する人材を育てることがスタンダードにならなければ、育成の町とは言えません。

つまり、2016年は、もう一度それぞれの立場の人間が『+one』の力を発揮して、J2に定着するための土台を築きつつ、町田のサッカーを全国にアピールしたいと思います。

そして、その先にあるJ1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたスローガンです。

そのためにクラブの総合力を次のステージのスタンダードにスケールアップする1年にしたいと考えています。

昨年と同じ数字の『1』ではなく、英語で『one』としたのは、「一体の」「一致した」という意味も含まれているからです。同じ想いで、一体となったゼルビアファミリーが、それぞれの立場から『+one』を実行することで、成果を勝ち取り、次のステージに進んでいくのにふさわしいクラブになれますよう、今日から皆様とともに歩んでいきたいと思います。

今シーズンもどうぞ、よろしくお願い致します。

◎ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー

2015シーズンでのキャッチフレーズ「+1」から、響きとしては継続である「+one」がスローガンになるという事で、次の印象を持ちました。

数字から英語の「one」に移行する事で、相馬監督体制の、ここまでの2年間で培ってきたJ2昇格と、再び1年で戻る事のないよう定着する為に取り組んできた事の継続性という部分、そして、「one」には一体とか、一致という意味があるように、町田市として一丸となろうという部分をより強調したスローガンになるという認識を持ちました。

その上で、以下のコンセプトでこのデザインを考えました。

「one」の「o」をゼルビーの目と設定。「n」の部分を扉と見立て、次の扉を見据えるゼルビアというイメージです。

サブタイトルの「to the next」の部分も中央揃えにする事で、三角形として、上への矢印と設定しております。

このロゴが、さらなる上を見据えて、次の水準を目指して戦っていく2016年のゼルビアの目標達成、今後の発展に繋がることを祈っています。



・総合点 4.0点
・エクストリームコールドゼルビア!!右クリックは死ぬ!!点 7.5点



えー、画像がありませんが、まさかの右クリック&Ctrl+C禁止という伝説の仕様となっております、町田ゼルビア公式HP。ひっさびさに見たわ、この仕様のHP。当然のことながら画像もダウンロードできない。せっかくHPを見に来たファンが気に入った画像を待ち受けにしようと思ってもできない(スマホでどうなってるかは知らんが)、というのは本当にいかがなものか。そこらへんはグレーにして、ばんばんSNSで発信していただくのがチーム広報としては賢いやり方ではないだろうか。特にスローガンとかロゴなんぞ頒布してもらってなんぼ。確かに著作権は当然守られるものであり、厳密に適用しようとすればこの仕打ちもやむを得ないのだが、ページ自体をダウンロードすれば全然画像も取れるし、ほぼ意味のない仕様であることはもう何年も前からわかっていること。この右クリック&Ctrl+C禁止という仕様がどれほど見に来た人を萎えさせるかを是非わかっていただきたい。なのでスローガンについてはノー評価で点数も低く。相談役の話ちょーなげー、ロゴデザインのデザイン意図をデザイナーさんに説明させるのとかちょーやめてほしい、というだけで締めさせていただく。



■横浜FC


発表がまだである。えー、ということなので勝手に考えます。やはり横浜FCと言えばカズ。永遠に活躍して欲しい選手なので、

「KAZUEVER」

というスローガンで絶え間なく注ぐカズの名を永遠と呼ぶことができたならでいいのではないだろうか。


ということで、なかなか出来のいい横浜ベイスターズのスローガンをおたのしみください。デザインかっこいい!








松本


「One Soul 新・起動」

松本山雅は昨年クラブ設立50周年を迎えました。そして51年目に当たる2016シーズンは新しいステップに進んでまいります。

チームは5年目を迎える反町体制の下、いきいきと躍動するプレーを目指し、そして結果を求めて闘っていきます。またクラブ経営では将来に向けての育成組織の改革や新スタジアム構想の提言等、次の50年を見据えた活動を活発化していきます。2016シーズンはあらゆることを、「新・起動」させていく元年として位置づけます。

そして何より今年もファン・サポーター、地域の皆さまと共に「ONE SOUL」。心を一つにして闘っていきましょう!

1年間ご声援よろしくお願いいたします。






・総合点 6.5点
・反町ゲンドウ点 7.0点



こちらも「One Soul」は継続で、言葉を入れ替えてきたパターン。チームカラーといい、スローガンの方向性といい、「ONE」を使っていることと言い、東京Vとかなり似ているスローガンであり、もうちょっと差別化を図りたい気もする。ただ、その場合は「おう?当然おめーんとこが変えんだよなこら?」とメンチの切り合いになってしまう可能性が大なので、降りるに降りれぬチキンレース。「新・起動」も初めてのJ1挑戦を終え、またやり直しまっせということでいいスローガンなのではないだろうか。ただどうしても「新・起動」という言葉はそこはかとなくエヴァンゲリオン臭が感じ取れてしまうのであり、この路線でいくのなら「山口、襲来」とか「瞬間、マーク重ねて」とか「見知らぬ、パルセイロ」とか「松本の中心でマイボを叫んだオビナ」とかでもよかったのではないか。よくないですね、はい。



清水


「RESTART NO GUTS, NO WIN」

2016年のシーズン、
エスパルスはここから始まる。
R E S T A R T

栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして
真新しいページに輝ける歴史を一から刻んでいくために。

どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。
今、私たちにあるのは、ただそれだけ。
N O G U T S , N O W I N .
闘魂なきところに勝利はない。
だから、エスパルスは魂で闘い抜く。
仲間を信じて。サポーターの力を信じて。
2016年、ただひたすら頂上のみを見つめて さあ、共に駆け上がっていこう!


■デザイン
固い決意と熱意をロゴ化。硬い固まり感で揺るがない強さを表現しました。
右上への延びるオレンジのラインは、
シュートの軌跡であり、「上昇」・「前進」の意思であり、
その熱い想いをクラブカラーでもあるオレンジで表現しています。






・総合点 7.5点
・走る雲の影を追いかけ点 7.5点



去年は「Heat Attack Espress」というアグレッシブなスローガンで我々の度肝を抜いてくれた清水が、今年もやってくれた。「RESTART」はJ2に落ちての再出発ということでよいのだが、その後に続く「NO GUTS, NO WIN」というフレーズの力強さと言ったら。「闘魂なくては勝利なし」という気持ち全開アグレッシブワードを見ていると、「闘魂あればなんでもできる、いくぞーっ!!」という某猪木議員の叫びが聞こえてきそうである。「Guts」の訳は「闘魂」よりもどちらかと言えば「根性」とか「勇気」とか「はらわた」だと思うのだけど、もはやそんなことどうでもいい。また、一行ごとにぐいぐいテンションを増してくるスローガン説明もすさまじい。なぜか1文字ごとにスペースを入れてある「R E S T A R T」「N O G U T S , N O W I N .」、「どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。今、私たちにあるのは、ただそれだけ。」などから漂ってくるJ-POP臭がさらに魂を揺さぶるし、「栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして」というところで地味にいろいろ過去をうやむやにしたい気分を表現しているのも二重丸。説明を読み終わったところで脳裏にはふんどし一丁で組体操サボテンをキメるデュークとチョンテセの姿が目に浮かぶというもの(デュークが下)。ジュディマリかよ。ロゴデザインの意図を「固い決意と熱意をロゴ化」とかしっかり説明しているという失態もそれ含めて満点に近い出来。我々はこのスローガンを愛さざるを得ないのだ。



金沢


「勇轟 FUSION (読み:ゆうごう ふゅーじょん)」


■スローガンに込めた思い

①勇轟

「世に轟かすほど、強い気持ち、最後まであきらめない気持ちを前面に出し、勇ましく戦う。」

②ゆうごう、FUSION

「選手同士が融合し、クラブとサポーター・ファン、地域が融合しひとつとなって戦う。」

※轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域と捉え、3つのエンジンがひとつとなって強力に前進していくという思いも込めています。

③FUSION (Future Vision とかけて)

「J1昇格という将来ビジョンをもって、確固たる前進の1年とする。」



■ロゴデザイン

ロゴデザインは未定となっております。決定次第改めてお知らせいたします。



・総合点 6.5点
・意味ルフィーユ点 7.0点


キラキラネームスローガンきたーー!!画像はなし。「融合」という単語を「勇轟」という木更津あたりの子供がつけられてそうな単語に変換し、さらにそれを英語のFUSIONに繋げているという流れるような第三の動きを生かしたサッカーらしさ。また説明も「勇轟」がそもそも造語なので意味も無理矢理感が否めないし、2で唐突に「轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域」とかさらに意味を重ねているし、その上、3では「Future Vision」という言葉までかけているこのリリック多重構造。説明読んでるうちにそもそも最初の言葉がなんだったのか忘れるという九竜城方式で、さすがに違法建築の臭いがぷんぷん。ロゴデザインは未定とのことなので、いっそのこと「You Go」という言葉も付け加えて「あなたは行く」というなんかポーランドの巨匠が撮ったっぽい短編映画風ポスターをデザインとしてはどうだろうか。



C大阪



「桜の挑戦 セレッソ大阪2016」
「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」
「SAKURA DNA 世界で咲き誇る、次の才能を」

















・総合点 5.5点
・佐倉市本拠地移転点 7.5点



あー、もうスローガン多すぎ!!そして全部画像!!!「桜の挑戦」なのか「SAKURA SPECTACLE」なのかはっきりしてくれ!!おまけに「SAKURA DNA」とかいう育成スローガンもあるし、唐突に「SAKURA NEXT」というU-23チームの愛称が並列で語られてるし、なんなの!?なぜ、なぜ「桜の挑戦」を「SAKURA CHALLENGE」にしなかったの、ねえ!?これでは見る方もどれをフラッグに掲げていいものやらよくわからんのではないか。内容に移ると、まず「桜の挑戦」の説明をふんふんと読んでいたのだが、最後のほうで「汗し、闘い、貫き」と独特の言語感覚を見せてショートジャブ。そして、「SAKURA SPECTACLE」の説明が「閃け。輝け。咲き誇れ。」で、なんか「夢にきらめけ、明日に輝け」というルーキーズ感というか青雲それは君が見た光感が出るほどの眩しい感じ。その後の「我々は、○○」も最初は「魅せる」とかでいいのだが、後半にネタがつきてきたのか「立ち上がる」とかになってて、もはやSPECTACLEどっかにいってしまった。返してよ、あたしのSpectacle返してよ。そして、育成スローガンの「SAKURA DNA」はどうしても香川だの清武だの乾だのを思い出すのだが、そのどれもがSAKURA DNAでないというアンビバレンツ。ぱっと思い浮かぶ柿谷激推しでいこう。ここまで「サクラ」にこだわっているので、読み終わった頃には森山直太朗が義兄である小木を馬乗りで殴りながら「さくら」を歌う姿が浮かんでくるというもの。とりあえずスローガンは一つに絞ったほうがわかりやすい!



京都


「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」

※ロゴデザインは決定次第改めてお知らせいたします。





・総合点 7.5点
・本気と書いてマジ点 8.0点


かつてこれほど力強いスローガンがあっただろうか。「一丸」は割とJスローガン界では困ったときのダイソーのようなフレーズなのだが、それはともかく「不死鳥」である。記憶によればJスローガンにおいて「不死鳥」が使われたことはない。ただ、マスコットが不死鳥をモチーフにしていたりするので、悪くはないチョイスである。しかし、京都のすごいのはその後の展開である。「不死鳥」とかいて「サンガ」と読ませるこの強引なパワープレイには、世界パワープレイ学会常駐顧問のサム・アラーダイス氏も「スティーヴン・コーカーFW連続起用のリヴァプールに並ぶ偉業」と賞賛している(未確認)。そして、なによりも素晴らしいのは不死鳥なのによみがえってしまっていることである。「不死鳥」の文字をもう一度見て欲しい。死なない鳥なのである。それを一旦殺してしまっている。そんな不死身の存在が死んでしまうほどの大激震がこのオフにあったのかどうかは俺は知りません。まだロゴは作成していないということなのだが、ロゴなしでもこの強力な破壊力。もはやロゴなんか作らなくてもいいのではないかと思ってしまうのだが、いかがだろうか?ロゴデザインにかけるお金をAEDに注ぎ込み、今年はマスコットが心肺停止に陥らないようなシーズンを是非送っていただきたいものである。



岡山


恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。







山口

「志 今から未来へ」

◆チームスローガンに込めた想い


 

レノファ山口FCは、昨シーズンJ3優勝そしてJ2昇格を果たすことができました。これは、レノファに関係する全ての皆様が強い志を持って挑んだ賜物だと思っています。今シーズン、J2リーグという新たな舞台での戦いとなります。古くから携わっていただいた方々、今、応援いただいている方々の想いをしっかり胸に抱き、より強い志を持って戦っていきます。そして、この志はレノファがある限り持ち続け、未来へつなげていきたいと考えています。
維新の志士が活躍した山口の地で、レノファに関わる皆様とともに、志を今から未来へつないでいきたいという想いを込め、今シーズンのスローガンを「志 今から未来へ」いたしました。





・総合点 6.0点
・効果は個人の感想です点 7.5点



なんか一部上場企業っぽい感じのスローガンである。若手社員が左斜め45度を見上げて、その背後には自社ビルがある、みたいな。もちろん内容もふわっふわで、具体的な何かを想像しづらい。ただ、ライセンスの問題もあるだろうし、いきなり昇格と言えるわけもなく、また「とにかく残留」というのも後ろ向き過ぎるという中々目標が立てづらいチーム状況の中では、これくらい曖昧模糊としたスローガンでよいのではないだろうか。謝る機会を作ってもらったり、甘い利益が適切に処理されてたかどうかを国会で追及したり、とにかく最近の世の中はなんでもはっきりとさせたがる!!いいじゃないか、本当に卒論を終わらせたかったんだよ!!友人関係だって言ってるだろ!!というわけで、山口はマイナスイオンで高ヒアルロン酸でコラーゲンたっぷりなくらいのスローガンで今年はがんばっていただきたい!


讃岐


「旋風」

今年はJリーグ3年目を迎え、より高みを目指す大事なシーズンとなります。昨シーズンの“堅守速攻”をベースに、より攻撃的なサッカーで北野監督のもと、大いに旋風を巻き起こし素晴らしい1年にしたい。





・総合点 6.5点
・炭水化物地獄点7.5点



讃岐らしい力強い字体のスローガンである。堅守速攻=旋風なのかどうかはイマイチわからないが、とにかく勢いだけは伝わってくる。個人的には説明はこれくらいにとどめておいてほしく、某町田や某G大阪のように一大叙事詩を書く必要はないのである。というか、そもそもそんな長く説明するならスローガンいらないのではないか。その点讃岐はデザインもシンプルだし、背景が真っ白なのもたぶんうどんをモチーフとしているからだろうし、なかなかよいのではないだろうか。もちろん、旋風という言葉の若干の弱さがあるにしても。ただ、常々讃岐はもっとうどん感を出していく方がよいと思うので、県民全体へのサブスローガンとして「うどんの食べすぎは糖尿病になります」を常につけていくとよいと思うので、次のスローガンを採用いただいてもけっこうですよ。

日本では うどんはおやつじゃ ありません だからといって 飲み物でもない



徳島


「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」

【クラブスローガン解説】

J1を戦った2014シーズン、そしてJ1への復帰を目指して戦った昨シーズンと、厳しい戦いとなりましたが、そういった気持ちの部分をしっかりと切り替えて、クラブ全体がポジティブに進んで行く姿勢を前面に出して1年間を戦います。そういった前へ向いた気持ちの部分を2016シーズンは体現して行きたいという意志を持って、スローガンを決定しました。
『勇往邁進(ゆうおうまいしん)』言葉の意味としては、“恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行く”ということになり、デザインとしてらせん状の荒々しく巻く渦で表現することで、恐れること無く前に突き進む様を表現しております。
また、ファン・サポーターの皆様からの応援等で使っていただいている、“FORZA”には勝利という意味に加えて、“勇気”という意味もありますので、“勇気”というところで皆様とつながり、一丸となって強い気持ちを持って勝利に向かいます。
そして、“Keep Going Forward”は、これまでの歴史を更に積み上げていくという意味を込めて継続します。
『勇往邁進 Keep Going Forward 2016』のスローガンのもと、J1昇格を目標に1年間前進を続けますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。






・総合点 7.0点
・かっこいいジャンパー点 7.0点



謎のマイナー四文字熟語パターンである。「勇往邁進」は「恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行くということであり、これは造語ではなく本当にある四文字熟語だそうだ。寡聞にして初めて聞いた単語である。意味がわかりづらいが、なんか引っかかる感じを持っていてよいのではないだろうか。ただ、継続スローガンである「Keep Going Forward」と合わせると文字数が多すぎるきらいも若干あって、少し重いかもしれない。ただ、毎年ここのデザインは青を基調として流麗で、渦潮をイメージさせるし、とてもかっこいいと思う。やっぱスローガンなんてのは耳と目で覚えられるのが一番やーね、ということで、ここのデザイナーさんは優秀なんではないだろうか。ただ、その分説明なんかが長すぎるのは蛇足、という感も。ま、ともかくよいロゴとスローガンですな。



愛媛



「全力前進 全てを懸けて闘う」

2016シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、2015シーズン同様「全力前進」です。
愛媛県民全ての人の力を一つにし、2015シーズンよりもさらに力強く、一歩でも前進できるよう戦い抜き、クラブ全体で成長を遂げていく。
そういう思いを込めました。





・総合点 採点不能


去年と同じということで、特に付け加えることもなく。全力前進の果てにプレーオフまで進んだ去年の再現ということでよろしいのではないだろうか。全力前進で振り返らないことでほとんどの人が粉飾決算事件も忘れてしまってるし、今年も積極的にいろんなことを忘れていこう!!そんな事件はなかった!!



北九州


「一心 夢へステップ!」

・総合点 6.5点
・ホップステップアメンホテップ点 7.5点



画像は見当たらず。去年が「一心 夢へホップ!」というファンキースローガンだったので、今年は当然「一心 夢へステップ!」となっている。ホップがステップに変わったところで、スローガンの印象はなんか余計にクレイジーな感じなのだが、そこらへんは黙殺していこう。去年は一昨年よりも成績がふるわずホップ感が薄かったのだが、来年のジャンプで昇格できるように今年は頑張ってステップしていただきたい。しかし、北九州で去年で一番思い出されるのはやはり「ぶちくらせ」問題であり、亀裂が走ったサポーターとの仲を修復するためにも「夢へステップ」ではなく「夢へぶちくらせ!」を採用するという手もあったのではないだろうか。



■長崎


今年は発表がまだなしということであり、こちらで考えてみた。メインスポンサーのジャパネットたかたの高田社長がテレビショッピング引退ということなので、

「ありがとう高田社長!次は優秀な選手をテレビショッピングして!」

ということで、強化部スタッフへの勧誘も兼ねたスローガンはどうだろうか。
たぶん、めっちゃいい仕事すると思うし。



熊本


「+ONE 絆180万馬力」

これまで築き上げてきたものを継続しながら、チームはJ1昇格を、クラブは全てにおいて「+ONE」積み上げることを目指します。
クラブ、チーム、180万県民、サポーター、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、「+ONE」積み上げていこうという決意を込めています。





・総合点 5.5点
・かっとなってとっさに辛子蓮根で点 6.5点


本当にいつまで続くのだ「絆180万馬力」。もちろんスローガンに継続性があることはとてもよいのだが、絆180万馬力はそれほど押す言葉でもないような。というか、平成26年12月の時点で1,794,233人だった人口が平成28年1月1日時点では1,785,551人に減ってしまい、徐々にではあるが180万馬力からは離れていってしまっているので、この実態との乖離にどこまで耐えられるか。「絆約180万馬力」とかにしたほうがいいのではないだろうか。そして、180万馬力以外の言葉の「+ONE」だが、残念!!町田とかぶってしまった!!これはどちらが悪いというわけではないのだが、「おう、お前、どういうつもりなんだ?なめてんのか?」といやなJ2パイセン風を吹かせて町田に苦言を呈しておくべきである。また、デザインが去年はサブカルっぽくなったが、今年も「+ONE」の「O」のところに人の顔があって、サブカルって言っても丸尾末広系のサブカルへと別方向に進んでしまった感がある。諸星大二郎という説もあり、ここは予断を許さない。というか、なんか横顔っぽくさりげなく見える感じなので恐怖写真感があり、色も赤でフォントも崩した感じだし、なんだかサイコミステリーの表紙に見えてきた。犯人はくまもんの中にいる!!



それではJ2各賞です。


■最優秀スローガン賞
 「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」(京都)


■最優秀デザイン賞 「「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」(徳島)


■ブラックジョークにもなってねえよ賞 
「REVOLUTION NEXT25」(千葉)




今年も楽しかった!!!
スローガンの旅は終わらないぜ!!


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