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■J1■2015シーズン総括「2シーズン制はゴトビが悪い」 part2

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part1より続く!!
困惑の中位編!


■7位 横浜FM
前半はイマイチな出来でモンバエルツ監督の手腕が不安視されたが、後半になって帳尻を合わせたシーズンとなった。長期欠場から復帰した中村初号機とアデミウソンをどう組み合わせるのか、という問題があったが、お互いに試合をこなすごとに棲み分けができてきたようで、ベストパートナーという程ではなかったが連携は合うようになってきた。彼らを補完するように三門や喜田など運動量を期待できる選手を積極的に起用したモンバエルツ監督のバランス感覚は褒められてしかるべき。一番恩恵を受けたのは、齋藤学か。2人にマークが集中する間隙を縫って、去年のW杯以来なんとなく低調だったのが、終盤にきてまたキレを取り戻してきた。2列目の技巧派たちのために犠牲になり続けた元和製アンリも目立ってはいないが、貢献度大だったと言えるだろう。また、日本を代表する筋肉系故障の大家である矢島御大将もベンチやベンチ外から睨みを利かせていたし、らふぃにゃんも足がとっても痛いニャンに何度かなりつつも出場した時にはやはり違いを見せていた。また、若手の抜擢もモンサンミッシェル監督は敢行。前述の喜田を始め、栗原の代わりにファビオをレギュラーに、仲川、和田、富樫などにチャンスを与えた。アンドリューは寝てた。しかし、来年どうなるかはまた微妙。今季長期欠場したように中村初号機もさすがに年をとってきていて、中澤も機械ではない。今季軸となったアデミウソンの去就もまったく不明である。また1トップの元和製アンリもがんばってはいたが得点数は少なく、唯一違いを出せるFWのらふぃにゃんは1年間常時出場など夢のまた夢。若手はチャンスを得たといってもまだ海のものとも山のものともベントナーともわからず、彼らに賭けるのはギャンブル。アデミウソンの去就いかんによっては一気に中村初号機のセットプレー必殺攻撃頼みに逆戻りする可能性もある。モンキーターン監督は来年も指揮を取りそうだが、どうしても切れない選手が多いのでドラスティックな改革は難しく、来年も難しい舵取りになりそうだ。なので、やはり違いを出せるのは外国人ということで、シティOBをふんだんに使って、ボヤタ、スクリーニ、サマラスなどの選手の獲得に尽力していただきたいものである。補強ポイントは1トップとボランチかなあ。


・気になった人 三門雄大
新潟で半レギュラーみたいな存在になっていて、横浜FMでも守備のユーティリティー程度の評価だったのだが、チームのバランスを取る上で重要なキーとなった。前半戦は守備で走り回れるわけではないアデミウソンのために、トップ下で出場することも多く、その持ち前の運動量で穴を埋めまくり、攻撃にも顔を出した。影のMVP。意外と足元のテクニックもそこそこあったのが幸いした。中村俊輔が戻ってきたあともボランチとして出場し、堅実なプレーを披露。はっと驚くようなプレーはほとんどないのだが、ミスもそんなに多くない。黒子の鏡である。ただ、いかんせん攻撃面では力不足は否めなかったので、門前の小僧習わぬ経を読む監督の意向によってはボランチを獲得するかもしれない。ただ、それでもサイドバックまでできるユーティリティー性で仕事がなくなることはないだろう。その絶妙な生え際をなびかせて、来季もピッチを疾走してしていただきたいものである。アンドリューは生え際以外をちょっと見習え。




■8位 湘南
ついに念願のJ1残留となり、ミッションコンプリートである。しかも最後まで残留争いには加わらず、中位でのフィニッシュは求められたもの以上の結果だろう。昨年J2を席捲した運動量での破壊は、トップのウェリントンがいなくなったこともあって、さすがにJ1レベルではうまくいかないことも多かった。だが、そこをキジェ監督がうまくバランスをとった。攻撃でかける人数を減らしてリスクを軽減、その結果破壊的な攻撃力はなくなったが、攻守にバランスのとれたチームへと変貌。個々人は確かにJ1レベルで見劣りする部分もあるのだが、高山、永木、菊地俊、遠藤、バイアなどの中心選手を筆頭に、足りない部分は運動量でカバー。徐々に他の選手もJ1レベルに適応していった。というわけで一昨年の大爆死を避けることができた。欲を言えばトップにパンチ力のある選手が欲しかったが、大槻ほど運動量があって点もバカスカ取れる選手は稀であるし、ブルーノ・セザル、アリソンもうまく適応できてなかったので、ここはしょうがないと言えるかもしれない。その点で終盤にようやく藤田が戻ってきて点をとったのはだいぶ助かっただろう。そういえばキリノとか獲ってたな。また、獲得した山田直輝が微妙に活躍できなかったのだが、まあそれもしょうがないであろう。さて、来季だがここまでチームを作ってきたキジェ監督の退任が決定的。行先は新潟という噂があるのだが、なんかそれってあんまりやること変わらんような気もする。松屋からガストに転職、みたいな。後任が誰になるかは知らんのだが、この運動量というベースを生かせる監督なら大崩れはしなさそう。間違っても「よし、ここからはポゼッションも」とか思ってしまうと途端にバランスを壊して悲惨なことになるだろう。隠し味は少し足すから隠し味なのであって、ミートソースに醤油どばどばかけるのは隠し味ではないのだ。長野県人「え?ミートソースに醤油かけないの?」。割とどこの監督でもなぜか「ポゼッションで自分から崩すのがカウンターより一段上」と思ってるふしがあり、実際そりゃ崩せりゃ素晴らしいんだろうが、崩すためにはそれなりのクオリティを持つ選手とそれなりのアイデアを持つ監督がいなけりゃ無理であり、そういう選手と監督ってお高いのである。自分のチームの身の丈にあったサッカーをするのが本当の「自分たちのサッカー」ではないだろうか。なので湘南は来年はトレーニングにサーフィンを導入し、Jのビッグウェーブとなるべく努力していただきたい(適当なまとめ)。そういえば、永木はとてもいいボランチになってましたな。


・気になった人 チョウ・キジェ監督
昨年はJ2をぶっちぎりで走りきり、今年もJ1を席捲とまではいかなかったが、しっかりと走り抜いた。予算規模的に獲得できる選手が限られている中で、既存の選手を戦えるように鍛え上げた手腕はすごかった。もちろん山田直輝や大竹などうまく使えなかった選手も多いのだが、そこはまあしょうがない。欧州レベルでのインテンシティの重要性を知る監督であり、また攻撃だけでなくバランスも取れることも証明。今後はどうなるのかはわからないのだが、次の仕事としては地位もあり名誉もあり結果も残した代表クラスの選手にちゃんと言うことを聞かせて走らせる、というところになるだろうか。意外とこの仕事は簡単なようで難しくもあり、これまでの「教える」という方法以外のマネジメントが必要となってくる。そこをうまく乗りきれるかで大きいチームを指揮できるかどうかが分かれてくるだろう。まあ、本人は普通に海外とか目指してるのかもしれないので、そこを望んでるのかどうかはよくわからないのだけれども。とりあえず、もし湘南を辞めるとしたら来年はすぐに監督業をやらず、小倉さんの後を継いで最強クラスの難物である田中マルクス闘莉王を従わせる、あるいは風間大僧正の後を継いで大久保を殴る、という仕事で男を上げるといいと思う。




■9位 名古屋
また中位である。初期の低迷期とピクシーのわずかな期間を除けばずっと定位置にいるという驚異のチーム、それが名古屋である。今季は何をしたいのかよくわからなかったが、チームの要である田口@味噌煮込みシャビの長期離脱が最も痛かった。彼がいないことで中盤でボールが落ち着くことはなく、矢田が一人でボールを運ぶもそれだけでは限界があり、前線には川又、永井という代表の脳筋枠がヒャッハーしていたため、とにかくボールを適当に放り込んで彼らがなんとかするという不確実なサッカーに頼らざるを得なかった。西野監督は3バックにしたり、4バックにしたり、永井を左WBにしたり、ノヴァコ塾長に反乱を起こされたりしたが、最終的には「闘莉王を前線に送る」というエンゲルスメソッドを採用してなんかはちゃめちゃなままシーズンを終えた。個人的には闘莉王を前線に送ったのは攻撃のためよりも、ラインを高くしたいからという守備的な理由が大きいような気がするのだが、これは闘莉王には内緒な!な!こういう窮状を救うのは外国人枠なのだが、レアンドロ・ハゲミンゲスは長期休暇、ノヴァコビッチは戦術にフィットしないで反乱を起こし、ダニルソンは筋肉であるため、ほとんど役に立たず。来季はおそらく総入れ替えとなるだろう。ただ、光明も若干見えた。長期離脱していた野田がようやく復帰して前線のポストマンとして輝きを見せ、矢田はそのテクニックと献身性で田口のいない中盤を支え続けた。でも、西野監督は退任。優勝して下り坂のチームを引き受けたにしては、なんとか持たせたと思うが、特に優れた手腕を発揮したわけでもなかった。そして、後任で名古屋サポに激震。なんと監督未経験の小倉さんをGM兼任で爆誕させてしまったのである。小倉さんの監督としての指導力は未知数だが、戦術が一貫してるチームではない、外国人総入れ替え、元代表のうるさ型大ベテランがいる、という数え役満の不利な状況で成功してる絵が全然浮かばないのだがどうだろうか。正直、闘莉王とか楢崎が新人監督の言うことにちゃんと従う気がしない。少なくとも成績が悪くなってくると、田中マルクス闘莉王炎のオーバーラップが小倉監督に炸裂しそうなので、今から楽しみで楽しみで仕方がありません!大榎「レジェンドの」江尻「1年目は」名波「ほんとに」松波「地獄だぞ!」・・・森保「俺はそうでもなかったけど」。小倉監督の運命やいかに!


・気になった人 野田隆之介
移籍直後の大怪我からようやく復帰した直後に存在感を示したポストマン。川又、永井の「ポストプレイ?新しいプロテイン?」という脳筋系FWしかいなかったところに現れた救世主。ともかくボールが収まる。テクニックと体格を活かしたポストプレイとそこからの捌きは闘莉王の次くらいにうまかった、っていうか闘莉王が異常なんだけど。彼が入ることで足りなかったタメが出来て、前述の脳筋系FWも躍動した。長いこと試合にでていなかったのでスタミナには問題があって、試合終盤にはゾンビみたいになっていたが、それでも気力だけでボールを追う根性も披露。間違いなく来季もFWの軸として活躍するだろう。しかし、希望が見えた瞬間に骨折してシーズンエンド。なんか若干スペランカー的な匂いがしてきて少し不安感があるのだが、大丈夫なのだろうか。彼がいるといないとでは前線のクオリティと厚みが全然違ってくるので、是非とも来季の開幕には万全の状態で迎えてほしい。怪我には味噌を塗るとよいという名古屋治療メソッドがあるので、ちゃんと実践して怪我の養生に十分努めていただきたい。




■10位 柏
ユースからのシームレスでコードレスなサッカーや!!ほんとだ、つけてないみたいな感触!0.01mm!!と宿願のユースからの継続的なサッカーを目指すも、予想通り苦難のシーズン。テクニカルなユース上がりの選手には闘えるフィジカルが足りず、ネルシーニョヴィトーリア朝の主力はフィジカル的な要素は強いもののテクニックが足らず、ということで理想と現実の乖離は大きかった。その中でも吉田監督は我慢強く意志を貫徹。茨田をアンカーに使ったり、秋野、小林などのユース組を抜擢、出戻りの武富はレギュラーに定着した。しかし、それでも勝ちきれず。前半戦は鳴かず飛ばず、後半戦も序盤は調子がよかったものの終盤に来て失速。テクニカルな理想のサッカーをしたいのだが足りない部分が多いので、そこを人間魚雷クリスティアーノやエデルソンなどの外国人と工藤で埋めようとしたのだが、埋めきれなかった。ただし、途中でエースのレアンドロが出奔しながら、現実的な戦いでACLベスト8まで残ったのは素直に素晴らしいと思う。意識改革がよかったのか、大谷やエドゥアルド、輪湖、鈴木などは明らかにボールテクニックが向上していたし。まあ成績はかんばしくないけど、このまま我慢するんだろうなーと思ったのだが、まさかの吉田監督退任。なにこれ。ちょっとどういう内情でこうなったのかわからないのだが、ユースからのシームレスでワイアレスでセックスレスなサッカーなんてそんな簡単に実現するわけないのだよ。世界に名を轟かすバルサだって、ほんとにしょーもないくらい勝てない時期は長かったし、今の彼らの栄華があるのは、そういう時期でも一貫して同じ教育をしていたから。それを一年で方針を変えてしまうのは、そもそもどういうつもりで今年を始めたのかもよくわからん。吉田さんが自ら身を引いた可能性もあるが、代わりに呼んできたのがブラジル人のメンデス監督で、吉田さんもクラブを離れる見込みということは、クラブの方向修正は免れないだろう。ていうか、ほんとに来年からどうするんだろうなあ。


・気になった人 クリスティアーノ
甲府で人間魚雷としてよくわからない活躍をしていたので、柏にフィットするのかどうか不明だったが、見事に攻撃の最終兵器として機能した。ポゼッションチームの常として最後の部分で勝負できる選手がいないと手詰まりになるのだが、クリスティアーノはその超人的な推進力で決定機に多く絡んだ。とにかくめいいっぱいの力でシュートを枠外に外す、なぜそこにパスをするのかという視野20度くらいの奇跡の状況判断力も披露していたが、シーズンが進むにつれて、吉田監督の教育がよかったのか、徐々に改善。視野は20度から40度くらいまでにはなった。ただ、フィニッシャーとしての精度はいまいちだとしても、守備でもパワーとスピードを活かして働ける選手なので、ACLなどの苦しい戦いが多かったチームとしてはだいぶ助けとなっていた。移籍金の問題なのかなんなのか、柏には残らないことが濃厚。来季は甲府に戻るのかどうかわからないのだけれども、かなりプレーの幅を広げたので、どこでも活躍できるだろう。もしよかったら千葉にきてください。たくさんシュート外しても、そんなには怒らないから。




■11位 鳥栖
地味に爆死!ユンジョンファン監督の遺産をどうにかこうにかやりくりして5位に持っていった2014年から急降下。まあ予想されていたことではあるが、それでも割とぎりぎりのポジションとなってしまった。前政権時代の堅守はどこへやら、「ピッチのマッサージ師」である森下監督によって適度に緩められた守備は崩壊の一途をたどり、浦和には6点、神戸には7点取られて負けるというとんでもない試合までやってしまった。森下監督は途中から4バックを諦めて3バックにするなどして、あれほどコンパクトだった布陣は見る影もなく、ふつーのJ1下位のチームになったのは残念だった。まあ普通にやればこれくらいの順位にいる戦力なのだが。鎌田という大器を我慢強く使ったのは確かにがんばったが、肝心の大エース豊田が怪我で常時出場というわけにもいかないのが痛かった。豊田がいないと途端に点を取る手段がなくなってしまい、和製シェーン・ロングこと池田圭が適度に嫌がらせをするも、最終的に得点源はセットプレーからの谷口というどこの一時期の横浜FMだというふしぎなチームに。最終的に森下監督が作り上げたのは何をどうしたいのかよくわからないチームで、前に監督をした磐田もそんなんだったなあ、と。突撃一本槍だった武将に書を読ませ、軍学を教えたら、変に知恵がついて突撃しなくなってしまったという逆呉下の阿蒙。予算的に幅広い仕事ができる選手がたくさんはとれないので、タスクを限定するというのも監督の重要な仕事なのだよなあ、と思ったりもした。その点でユンジョンファン監督は優秀だった。さて、タスクを限定すると言えば、今話題になってる新監督候補のマガト軍曹。この人はタスクを限定と言うよりは、人権を限定することには定評がある。3部練習でとにかく走らせる、朝3時に叩き起こして練習を始める、怪我した足にチーズを塗ると治る、ヌーディスト・ビーチでランニング、とただの選手への嫌がらせではないか、と思われる練習方法もあるマガト監督が爆誕したら、もう本当に面白いだろう。元々走れる選手が多いので、それでハードワークを取り戻したら、走れるチームにめっぽう弱いJ1チームなので、意外とうまくいくのではないか。でも、たぶん1シーズンで水沼は死ぬと思うし、韓国人選手は軒並み反乱を起こしてマガトに銃殺されると思う。個人的には、毎年無人島で謎のシーズン前キャンプを行っている岡山の話を聞いたマガトが、選手に作らせた手漕ぎの船で鳥栖から瀬戸内に強襲するというシナリオが起きたらすっごく楽しいです。迎え撃つ岡山は手製の投石器で岩政を射出してください。そして、注目はいかにもITな感じのサガン・ドリームス社長の竹原さん。最終節終了後の挨拶で突然詩の朗読を始めてスタジアムを困惑の渦に陥れるという偉業を達成。来季は是非山田大記を呼び、ポエム対決で試合を盛り上げていただきたいものである。


・気になった人 吉田豊
安田がいなくなったサイドの代わりとして、をひたすら走り回って埋めた献身性の男。驚くようなボールテクニックやクロスは特にないのだが、試合終盤まで走り回って間延びしがちなチームを支え続けた。左右両方いけるのも非常にユーティリティー性が高く、4バックでも3バックでもいけるというのは使い勝手がよい。今シーズンほぼフル出場ということで、選手層がそんなに厚くないチームを支えていた。代表に入るとかそういう感じでは全然ないのだけれど、Jではとてもいいサイドバック。放出された清水がサイドバックとWBで非常に苦労して枝村とかデュークを使ってたのを見て、なんで吉田を出したのかさっぱりわからなかったなあ。闇である。サイズがないのでなかなかこれ以上というのは厳しいかもしれんが、まだ25歳と若いので、クロスにさらに磨きをかけるとより大きなチームからお声がかかるかもしれぬ。




■12位 神戸
ネルちゃんのヴィトーリアでVやねん!と鼻息荒く突撃するも、大爆死のシーズンとなった。序盤からチームは安定せず、まあ新監督だからしょうがないよね・・・(震え声)と我慢していたが、なかなかチームは軌道に乗らず。前半戦はこんなもんかと思ったところでなぜか途中獲得できたレアンドロも来たし、後半戦勝負だ!となったのだが、思ったほど伸びず。一瞬だけレアンドロ、マルキーニョス、森岡というトリオがJレベルではめったにみられないハーモニーを奏でて機能していたが、マルキーニョスを干したことでフェードアウト。そしてレアンドロも怪我で離脱という悶絶の展開。石津や渡邉千真、増山、PJを使うも決定打にはならず。終盤に渡邉千真が謎の大爆発を見せるも、もはや大勢に影響なし。チームの10番である森岡はボランチをやらされたり、トップをやらされたりと度重なる配置転換で明らかにキレを失っていった。最終盤になってようやくチームのスピードスター小川が復活するも時すでに遅し、という状況。またDFも最後までボランチが固定できなかった。チョン・ウヨンは3バックの中央だったりボランチをやらされたりしたし、三原はとにかく頑張っていたが、森岡と組まされると仕事量1.5倍になるため、それはさすがにきつい。最終版にはネルシーニョによって行動を制限されたミスター全方位プレスこと田中英雄がボランチをやったりもしてた。彼らが逃した相手の攻撃陣をCBはもろに受けることになり、高橋“クローズ”祥平、岩波、増川などはかなり苦労していた。もちろん彼ら自身の問題もあり、一度失点をし始めるとなかなか止まらないというのもあった。ネルシーニョは「大谷と栗澤いたらなあ」と思ったことだろう。こんな体たらくだった神戸だが、首切り妖怪ミキタニーは仙台にファックスを送ることに忙しかったようで介入はなし。来年ネルちゃんがどうなるかも定かではございませぬ。野球の方は来年は梨田さんが監督で、ミキタニーは適当にあしらわれそうなので、暇になってサッカーの方にファックスを送ってくるかもしれぬ。ネルちゃんはそのファックスに「グローバルならポルトガル語で書いてこい」と書いて送り返すといいと思うよ。


・気になった人 森岡亮太
とにかくどこで使ってもうまくてオシャレだった。日本の代表クラスでは一番なんじゃないかといういうくらい足元がうまいので、本当にハマったときは神のようなプレイを連発するのだが、ハマる回数が圧倒的に少ないという非常に使いづらい選手。守備のタスクを頑張ってこなそうとするのだが、それをやり過ぎると明らかに輝きを失っていくのがわかり、ネルシーニョもどう使っていいのか悩んでいた感じ。まあ確実にボランチではない。理想としてはトップでフラフラさせるバルビディアやフランサのような役割をさせるのがベストだと思うのだけれど、彼らほどの違いを生み出さないと収支が全く合わないよなあ、と。海外志向が強いそうだが、正直インテンシティの高いヨーロッパで活躍している姿が全く思い浮かばない。むしろ隣にいる石津のほうがまだ通用しそうな気がする。海外に行くもあまり試合に出れずに浦和に戻ってくるという姿がなんか想像できてしまうのである。神戸の妖精の運命はどうなるのか。


part3に続く!!


■J1■2015シーズン総括「2シーズン制はゴトビが悪い」 final &番外編

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part1part2から続くよ!!
最後だよ!!
さようなら!!


■13位 甲府
大爆死の前半から監督バトンタッチによるブーストで最後は余裕綽々で残留を決めた。勝因は盛田のラーメン、ではなく守備の規律の復活。城福さんほど割り切ってできなかった樋口さんの下で順調に守備緩めを続けていたが、全く勝てず。佐久間GMが陣頭指揮をとるようになってから守備が再びぴしっと固まった。さすが甲府盆地防衛戦の生き残りは年季が違う。佐々木、青山の穴には畑尾などを使っていたがどうしてもJ1レベルではきつかったので、もはやゾンビになってると思われた土屋をがネクロマンサー佐久間が屍者復活させ、「とにかく跳ね返せ」とのオーダー。ゾンビ土屋は衰えたとは言えさすがの空中戦の強さを誇った。また壁ができたことで防衛司令官山本も復活。適切なカバーリングで要所を締めた。煮込みすぎたほうとうみたいにぐずぐずだった中盤守備も慌てて呼び戻したマルキーニョス・パラナ工兵隊長のコンディションが戻るにつれて、塹壕が再整備。リーグ終盤戦では調子にのったパラナ隊長が頻繁に前線に走りこんでそれがいいアクセントになっていた。そして、前線ではバレー、と言いたいところだが、正直全盛期の力はなく、前線の軸となったのは阿部拓馬。キープで少ないチャンスと時間を作り、守備でも奔走した。それと、新人スピードスター伊東純也の活躍も見逃せない。バレーはまあ、バレーだった。笑 軸が定まったことで、稲垣、下田、阿部翔平などのバイプレーヤーも輝いた。その中でも阿部翔平はいろんな意味でも輝いた。第三次甲府盆地防衛ミッションは見事完遂ということだろう。ただ、今季はうまくいったからよかったようなものの、来季以降はネクロマンサー佐久間降臨という手段はできれば使いたくない。そういう意味でも金沢で貧打ながらも好守のチームを作り上げた森下監督は適材適所と言えるだろう。チームカラーにも合ってる。あとはCBがそろそろ土屋だときついし、ストライカーもバレーがぎりぎりなので、そこらへんを補強できれば。阿部拓馬、伊東と稲垣はもしかしたらどこかから引きがあるかもしれない。


・気になった人 伊東純也
大卒新人、甲府の突撃隊長。少ないチャンスの上にボールをもらってもサポートが少ないので、伊東がスピードを生かしてボールを持ちあがれるのはかなりの助けとなった。おかげでシャドーのレギュラーをゲット。とにかく早い。スピードだけなら浅野と張れるくらいあるんじゃないだろうか。ただ、めっきり遅くなったバレーと並ぶと1.5倍速に見えるので、そのせいかもしれない。ドリブルも中々のものを持っていて、一度トップスピードに乗ると止めるのは容易ではなく、相手DFをかなり苦しめた。ただ、スペースどっかーんから切り込んでシュート以外のパターンをそれほど持っているわけではないので、スペースがないとけっこう苦しんでいた印象。まあそれでもだいぶやれてはいたけど。リオ五輪の隠し玉、という説もちらほら出ているが、なんかスピードタイプは浅野とどっちかでいいような気もする。なお、かなりの男前のため、唾つけるなら今のうちであり、ギャルの皆さまは株式会社はくばくの十六穀ごはんを買いまくって貢ぐ必要があるのではないだろうか。そして、その支援を受けた伊東純也はステップアップで川崎あたりに移籍するのだ!




■14位 仙台
序盤快調で飛ばすも、戦力や戦力や、そして主に戦力の理由で徐々に残留争いに巻き込まれるも、なんとか生き残った。後半戦はそんなに試合を確認できておりません。前半戦はそこそこ点がとれていたのだが、とにかく後半戦は点が取れなかった。ウィルソンが怪我がちでほとんど出場できず、奥埜は前線で奮闘していたがパートナーが定まらない。金園が主なメインパートナーとなったがゴールエリアで仕事をする選手なので、そもそもボールがあまり来ない。最終的になぜか「ハモン・ロペスがヘッドで覚醒する」というよくわからない状況になっていたのだけは確認している。また守備も前半戦はそれほど悪くはなかったのだが、後半戦には失点数で明らかに悪化。しかし、後半戦については仙台の試合をほとんど見ることができていないので、俺には詳しくは理由がわからない(たまたま見てた試合はちゃんとしてた)。もしかしたら毎試合GKの六反が試合開始と同時に目隠しをしていたのかもしれないし、六反が手を後ろに縛ってたのかもしれない。すげえな、六反。誰か理由がわかる人がいたら教えてください。キム・ミンテと富田がすごいがんばっていたという記憶はある。というわけで、あんまり語れることがございませぬ。ピンチになると渡辺監督が男前ビームで選手を復活させてたに違いない。さて、今年もなんとか生き残ったので来年はどうなるか。男前監督はそのまま留任するだろうし、大幅な戦力の増減もなさそう。そうなるといいブラジル人をひいてこれるかどうかというところで順位が大きく変わってきそうなので、ハモン・ロペスとウィルソンに人体改造で機械の体を導入する、あるいは両者とも放出であれば、新しいブラジル人が当たりであることを祈念して、仙台フロント陣はふんどしで冬の蔵王登頂などの偉業に挑戦していただきたい。あんまり見なくてごめんなさい!


・気になった人 ウィルソン
去年は戦術的にまったく生きるものではなく結果を残せず、今年の後半はがっつり怪我となってしまった。昔は健康だったら2桁得点は軽かったのだが、怪我には勝てぬ。来年は残っているのだろうか。ここ数年の仙台を支えてきた功労者でまさにエースなのだが、去年は合わない戦術があったにしても4得点、今年も4得点では寂しい限り。年齢的にも30歳ということもあり、そろそろお別れの時期が近いのかもしれない。幸いにも似たようなタイプのハモン・ロペスがそこそこ結果を残しているのもあるので、だいぶ将来は怪しい。3、4年前は猛威を振るっていただけに栄枯盛衰である。ただ、それもJ1での話。J2にも似たような色のユニフォームのチームがあってぇー、なんか馴染みがあるっていうかぁー、そんで給料ぐっと抑え目でよかったらぁー、仙台より東京に近いしぃー、来てくれてもいいんだよ?




■15位 新潟
瀕死の重傷を負いながらもハッピーターンで何とか生還、からくも降格を免れた。「今年こそタイトルじゃーーー!!」と勢いよく船出をするも、序盤から大爆死。カウンターから自ら崩すメソッドへの変換にまたもヤンツー監督は失敗した。とにかく野戦病院のように怪我人が多かったこともあるが、なんというか全然崩し方が定まっていなくて難しいことになっていた。3バックにしてみたりなんかいろいろしても調子が上がらなかったが、レオ&ラファエルのシルバ義兄弟が復帰したあたりから、なんとか勝てるようになり、最後は佐藤“MALIA”優平をレンタルで獲得したり、強化指定選手の端山を学徒動員で使い倒して乗り切った。怪我人が多いにも関わらず、なぜか鈴木武蔵をレンタルで放出するなど北陸不思議マネジメントもあったのも見逃せない。攻撃では前線にポストプレーヤーの指宿を起用し、ラファエルが怪我になったため、速攻がほとんどできなかった印象。遅攻でも山崎や山本が指宿に有機的に絡む場面も少なく、彼らの一発芸頼みでは中々厳しい状況というもの。そういう得点力が上がらない状況で、頼みの守備がレオ・シルバ不在&病み上がりで持ちこたえられず、清水に次ぐ失点をしていては当然勝ちきることはできないだろう。おそらくヤンツー氏は磐田全盛の自ら崩すサッカーを目指しているのだろうが、それは名波、服部、藤田、西、福西がいて、高原、中山が決めてたからできたサッカーであって、山本、山崎、指宿、端山、佐藤“MALIA”優平などJ1ではトップクラスではないアタッカーにそれができるとは到底思えないのである。結局、川又、コルテース、武蔵などの速攻向きの人材を新しいサッカーにフィットさせられなかったしね。バランスを考えて適度にいった方がいいと思うのだけれど、意外に理想派のヤンツー監督は曲げなかったんだろうなあ。とりあえずチームの資金とやろうとしたサッカーのモデルが合ってない感じ。ただ、ヤンツー監督も今季限りで退任。後任がチョウ・キジェ監督だとか言われているが、まだよくわかっておりませぬ。とりあえずだれが監督になってもハッピーターンの粉で有能ブラジル人をラリラリにして雇用して、なんとか来季も乗り切ろう!


・気になった人 端山豪
野戦病院と化したヤンツー北部戦線において、学徒動員から終盤は普通にレギュラーとして活躍した大学生。名前がすごく仮面ライダー。ポジションもアタッカーで使われたりボランチで使われたりと様々だったが、うまく適応して危機を凌いでいた。ただ、本質はアタッカーっぽい。ヴェルディユース仕込みのテクニックとおもいきりのよいシュートが持ち味で、なんかとんでもないミドルを叩きこんだりしてた。来季から新潟入団が内定。甘いマスク、慶応ボーイということでじゃない方じゃない武藤とキャラがかぶるのだが、彼くらい活躍できるのかどうか、さてさていかに。可能性はなくはない。さて、これほどの有望株かつイケメンなので、女子の皆さまどうですか・・・と思ったら、グーグルで「端山豪」と検索すると「彼女」が一番の候補で出てくるので、すでにJ女子たちにはバレまくっている模様。ほんときみらのイケメンに対する嗅覚はハンパないな!!インザーギかよ!!オフサイドラインで産まれたんじゃなくて、オフサイドラインで産んじゃうの!?認知!認知オフサイド!




■16位 松本
残留のためにあらゆる手段をやり尽くしたが、モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差となってしまってあえなく1年でJ2にUターン。しかし、まあ、もうどうしようもないよね、これ。DFを人数かけて固めてセットプレーで嫌がらせをするという反町蟻地獄戦術だったが、前提の「守備を固める」が人数をかけてもJ1では通用せず、失点数が多くなって崩壊してしまった。これだけ失点数が多いと、ちまちまセットプレーで点を取っても焼け石に水どころか焼け石にピノ。いくら下がって跳ね返しても、J1では二次攻撃、三次攻撃の質が高く、ボール回収能力も高いし、人を並べても隙間を通してくるので、ずっとサンドバッグのように撃たれ続けていては決壊するのも時間の問題だった。ともかくカウンターが中々成立しなかったのが致命的。オビナは体を張って時間を作りだしていたが孤立無援状態があれだけ長くてはさすがにつらい。虎の子のエリックがまったくフィットしなかったのも非常に痛かった。工藤(フィットしないとか言ったけど普通にフィットしてた、ごめん!)とキム・ボギョンが加入してからは彼らがボールをそこそこ運べるので若干改善したが、それでも戦術的に前線までの距離がおそろしく長いので、サポートも限定的。前からハイプレスで行けよ、という声が上がるかもしれないが、選手の質と層的にそれをやったらもっと早く終戦していただろう。個人的にはオビナ、キム・ボギョンは他のJ1チームに行っても全然やれると思うし、ロングスロー岩上もチームによってはおもしろいアクセントになるだろう。来季は反町さん留任でJ2ということで、またこの肉体派サッカーで席捲しそう。でも結局、この資金力で反町さんのサッカーだとJ1には上がれても定着はかなり難しそうなので、ここらで一度監督を変えてオーソドックスな路線に行くのもよいかもしれぬ。時間はかかるかもしれないけどね。個人的には岩上、岩間、岩沼、石原とロックな奴らを集めているので、岩田卓也(オークランドFC)、大岩一貴(千葉)、トム・ハドルストーン(ハル・シティ)、大石内蔵助(赤穂藩)などを揃えて、石崎監督に率いさせてFCロックを成立させていただきたい。


・気になった人 岩間雄大
松本の守備を支えまくった男前。失点数は多かったが、彼がいなかったらもっととんでもないことになっていただろう。尽きない運動量とフィジカルを生かして中盤の底を務め、とにかく埋めまくった。攻撃の起点としては物足りない部分も多かったが、そんなことができたらもっと上のチームにいるはずであり、松本のアンカーとしては十二分すぎる働きではないだろうか。惜しくも降格となってしまったわけだが、たぶんJ2でも支えてくれるだろう。そんな頼りになる男だが、顔も頼りになる。こう成長するのを見越して名前をつけたんじゃないかってくらい、顔は「岩間雄大」そのものである。まちがっても「細山田」とか「川澄」とか「バルバリッチ」とかいう苗字はありえないし、名前も「圭佑」、「真二」、「穂希」などは絶対にありえない。岩間雄大しかない顔であり、もし名前を知らなくても「もしかしてこの人の名前って岩間雄大?」って言っちゃうレベルである(当社比)。J2でもその抜群の岩間雄大感を発揮していただき、再びの昇格に貢献していただきたいものである。えげつないセックスしそう。




■17位 清水

やっやややややあああああああああああああああああ!!あああああ!ややややややあああ!!!やややややややややってしまった!!!王国陥落!幻のオレンジ曲線!!ニューイヤーカップの頃から「守備ヤバいマジヤバい」と言われながらもそのままシーズンに突入。毎試合複数得点取られて、たまーに3点取るという収支の合わない得失点で大爆死。レジェンド大榎監督はあえなく退任となった。バトンタッチした田坂監督も守備はなんとか建て直しつつあったのだが、急速に崩壊するチームモラルと共に1勝するのがやっと。結局いいところがほとんどないシーズンとなり、初のJ2降格となってしまった。一部では「静岡脳」などと言われていたが、ともかく守備を構築できなかったことがすべて。バンザイアタックのハイプレスを掻い潜られるとバイタルまで高速道路というどこぞの千葉のような守備では、CBがチアゴ・シウバでもない限り、守りきることは不可能。ともかくピッチに攻撃的な選手が多すぎて、3バックの時にはウタカ、長沢のツートップに大前がトップ下、右のWBに枝村、左のWBにデュークというウイイレみたいな布陣だったが、さすがにやりすぎである。結局攻撃の選手を配置しても守備に忙殺されてその能力を発揮できないのであれば無意味。大榎監督はテセとウタカを組ませたり、白崎を使ったりしてみたが、そもそもそういう話ではないのである。また、フロントの危機意識も薄い。前半戦を最下位で終えたときにどう考えてもまともなサイドバックと守備的MFを連れてくるのが先決だと思われたのに、買ってきたのは角田とチョン・テセ。角田はカルピス4杯目とヤコビッチの怪我があったので普通に戦力になったが、チョン・テセはウタカと並べると2人で守備しないので全然フィルターにならず、かえってチーム状況は悪化した。後任の選定としても不可解。5バックなどもするが、本来田坂監督は攻撃的なマインドの持ち主であり、守備は最低限という人。秩序は構築したが、白崎ボランチとかも平気でやる人なので、守備がぶっ壊れたチームの立て直しとして適当だったかどうか。あ、もちろん前任者よりはまともなチームが作れてたとは思う。ただ、J1にいたいけれど、とにかく時間が足りない(すばらしいJ1)。個人的に今年一番印象に残った試合はデュークが闘莉王と言い争いして闘莉王だけ退場になった試合です。来季はJ2ということで、1年で復帰をもちろん目指しているものと思われる。しかし、担当ライターが「降格はゴトビ監督のせい」とか平気で書いちゃうので、王国の夜明けはまだまだ先になりそうである。Twitterで「清水で大榎監督が守備構築できなかったって書いたら銃殺されんの?」ってつぶやいたら「いなかったことになる」ともっと怖い回答が来たので、静岡の闇は漆黒の深さである。というか、火中の栗を拾うどころか溶鉱炉に落ちたコンタクトを探す田坂さんに対して応援しないとかわけわからん(一部の人だけだろうけど)。来季の指揮官候補として小林さんの名前が上がってるが、テイクオフまでに時間がかかるのと、基本的に塹壕戦術に長けた人なので、軌道に乗るまでサポーターとフロントが我慢できるかどうか。うまくいってない時の小林さんのサッカーってほんと白黒テレビで見る実写版デビルマンよりつまらないからね。覚悟しよう!!


・気になった人 ピーター・ウタカ
なんか変なリズムと髪型で得点をそこそことったアフリカン。そんなに早く見えないのだがストライドで異常に伸びてくるスピードと、体のバランスが変になりながらもなんか抜いていくドリブルで、面白い存在だった。シュートのタイミングもおかしい。かわいそうだったのは、あまりボールが供給されなかったこと。ピッチ上に攻撃的な選手は多かったのだが、パサータイプが竹内くらいしかおらず、彼も使われたり使われなかったりだったので、独力で状況を打開するしかなかった。それでも何回か破壊したのはポテンシャルの片鱗を見せたとも言える。給料がけっこう高いのと、鄭大世と併用すると守備が崩壊するということもあり、来年は清水にはいなさそう。そこそこ金を出せるチームだったら、取ってみても面白いんじゃないかな。外国籍選手をだいたいクビにした名古屋とか、1トップが定まらない横浜FMとかどうだろうか。川又とウタカの2トップとか卑猥すぎて見てるだけで妊娠しそうなので、少子化対策にもなるし。




■18位 山形
こちらも矢尽きて刀折れた系。石崎監督がなんとか頑張っていたが、かなり苦しいシーズンだった。元々プレーオフでの勝ち上がりということでJ1でもぶっちぎりの苦しい戦力で、がんばったほうではないだろうか。J2では石崎ハイプレスからのディエゴ経由のカウンターで相手を殺していたのだが、J1では当然のようにハマらず。撤退守備をするも釘付けにされてサンドバッグになり続けた。アルセウと松岡、宮阪、そして途中からは小椋ががんばってはいたが、いかんせんモビルスーツの差が(以下略)。また、ようやく回収したボールもディエゴ、ロメロ・フランク経由でカウンターをしたのだが、ディエゴは年を取ってだいぶ遅くなり、ロメロ・フランクも決定力に非常に難があった。山崎、川西、林、中島など猫の目のように前線を変えるもどれも決定打とはならず。もういっそ山岸を常時前線に送ってもよかったのではないだろうか。ただ、個人としては気になった選手もいた。キム・BOMBヨンはJ1を代表する肉体派として、2人分のスペースをカバーする類稀なアスリート能力と「もしかして他のスポーツよりもサッカー苦手なのでは?」と思わせるボールを持った時の能力のギャップで主に俺を楽しませてくれた。また、CBの西河のなんかよくわからないけどCKの際にとにかく競り勝ってヘディングをするという能力は、枠にあんまりいかなかったので2得点しかとってないが、実際かなりの頻度で相手ゴールを強襲していた。なんなんだろ、この強さ。あとやはりディエゴの重厚なプレーは山形で一番の怖さを持っていた。ともかく選手も監督もがんばっていたし、特に悲観すべき降格ではないだろう。来季は石崎さんがそのままやるのかどうか知らんが、J2では相変わらずいやらしい存在となるだろうし、このサイクルを続け、途中で昇格と芋煮をちょいちょいはさみながら、徐々にクラブとしての体力を上げていくしかないね。しかし、株主(主に山形県)はそうは思っていないらしく、株主総会で激詰めした挙句に、社長の交代を求めるという暴挙に出ている模様。今の山形でJ1に残るっていうのはジムでジオング落とさなきゃパイロットクビと言ってるようなものであり、ガンダムとは言わないからせめてガンキャノンかガンタンク買うくらいの金を出してから言うべきであろう。おまけに「降格したからスタジアムおあずけね」という話も出ているらしく、本当にJ1は人を狂わせるので怖いのでJ1なんか上がってもいいことがないよね(目を伏せながら)。


・気になった人 ロメロ・フランク
高校のときの登録名がベロカル・フランクで、どちらにせよお茶の間にお届けするのにはちょっと躊躇してしまう卑猥ネームののペルー出身選手。持ち前のキープ力とスピードはそれほどないのだがぬるっとした突破力で年間を通してシャドーとして頑張った。ボランチは無茶だった。しかし、決定機に顔を出すのはよいのだが、とにかく外しまくる。ディエゴの落としからロメロ突っ込む→豪快に外す→ディエゴがスキンヘッドを抱える、という地獄山形ループ。元々MFのためなのか決定力が非常に心もとなく、彼が決めていればという場面も多かった。その絶妙のゴールの外し方に、同僚の三代目ぬか喜びストライカー(初代は名古屋の岡山、二代目はFC東京の戸田)の中島も「こいつこそ俺の後継者・・・!」と決めたとか決めないとか(未確認情報)。ただまあそもそもの決定機自体が少ないし、ロメロはチャンスメーカーとしてはそこそこ機能していたことはもちろんである。本人はなんか移籍を希望しているらしく、来年山形で見れるのかどうかは微妙である。ただ、いい選手なのだが、そんな上位チームが外国人枠削ってまで獲る選手かと言われればびみょーな感じなので、移籍先があるのかどうか。ペルー帰るのかなー。




■番外編 千葉
毎年恒例、今年もやってしまったぜ我らが千葉!プレーオフにすら進めず、9位というJ2降格以来最低順位のおまけつきだべらんめえちくしょう(泡を吹きながら)!!序盤は非常に好調な滑り出し。パウリーニョを中心としたハイプレッシングが機能し、狩って狩って狩りまくった。攻撃でも早い段階での縦へのフィードに森本とペチュニクが走るというシンプルなものと、谷澤達也のキープから中村太亮のクロス、そしてセットプレーという伝家の宝刀が猛威を振るい、順調に勝点を重ねる。しかし、5月後半から勝てなくなる。原因はパウリーニョ動き過ぎ問題。あらゆるボールに反応しすぎるマグネットコーティングしたガンダムみたいなもので、彼がのこのこ出てって不在になった中盤を蹂躙されまくる。そして夏場になって運動量低下したことでプレスが機能不全に。それにより大岩、キムというリーダー不在のDFラインの不安がモロに出るようになってしまった。また守備がハマらなくなったことで攻撃も単発になる。速い攻撃はプレスがかからないでラインが深くなることで単なるロングボール放り込みになり、谷澤のキープからの中村太亮のクロスは読まれた上に中村が上がったスペースを突かれまくる。そして、谷澤は不可解なスタメン落ち。そして、セットプレーでもあまり工夫がないのでなかなか点をとれなくなってしまった。ここで期待したかったのは首脳陣の修正だが、チームロンドンは全くそれができなかった。パウリーニョの仕事を軽減することもできず、自由に動きまくるペチュニクの首に鈴をつけることもできない上に、それを補完する仕組みも構築できない。夏場にはチーム状況は最悪となり、そこからは泥沼。なんとかチームを好転させようと松田力、安柄俊、富澤などを次々と補強するも、ある程度は力になったのだが、ベースとなる組織が崩壊してるので決定打にはなり得ず。スタメンも水野を使ったり、ケンペスを使ったり、オナイウを干したり、猫の目のように変えたがすべて無駄。狂ったようにロングボールを放り込みまくり、終盤には何度も浮上するチャンスを与えられながらもそれを全力で拒否するというツンデレツインテールっぷり。しょ、しょ、昇格なんてしたくないんだから!!プレーオフを逃したのは当然といえば当然である。エースの森本のバックアップがいなくて不調だった時にカバーする人材がいない、プランBがない、DFラインのリーダー不在など編成面での不備も目立ち、それを采配でカバーできなかった当然の帰結である。とにかくチームとして弱かった。さて、来季なのだが、どうも関塚さんがそのまま指揮をとるという噂もチラホラ。正直1年半の期間を与えて、いったんプランが狂い始めると試合をするごとにぶっ壊れるというクーロン城のようなチームを作ってしまった監督をなぜ留任させるのか。本来は監督をころころ変えるのは反対なのだが、十分すぎる時間を与えた上に今後向上する気配が感じられない監督をそのままにするのは自殺行為としか思えない。もしそのままにするのであれば、関塚さんの理想を体現するためには川崎山脈あるいは吉田麻也、中村憲剛あるいは清武、若いジュニーニョあるいは永井謙佑が必要なので、それを買える目処がたってからにしていただきたい。プレーオフさえ行けなかったことも体に来るがそれ以上に未来のなさがこたえるシーズンだった。競り勝てない森本と松田にひたすらロングボールを放り込むのはもう見たくないのである。浦和の補強を「1メートルの川を渡るのに70cmの多種多様の橋を買ってくる」というトッテナムメソッドだとおちょくっていたが、千葉の場合は「川の幅が何メートルなのかわかってない、そもそも川なのかどうかもよくわかってないので、めっちゃいい音の法螺貝を買ってくる」というおもしろ状態なのである。まずは「自分たちがどれくらいの幅の川を渡るのか」ということをしっかりと認識することから始めていただきたい。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっくすうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう(番組の途中ですがニュースをお伝えいたします)


・気になった人 中村太亮
シーズンを通してほぼ唯一の遅攻における突破口として、クロス、セットプレーにおいて頑張り続けた。特に序盤は谷澤のタメとコンビネーションから左サイドを突破してクロス、そこにペチュやんが突っ込んでペチュるというパターンで相手ゴールを脅かした。また、セットプレーの精度も凄まじく、その左足が振られると大体チャンスになるという戦術兵器であり、「中村のクロスならメルケルも黙らせられる」と評判になるほどだった。。しかし、チームが下降線を辿ると徐々にトーンダウン。チームに谷澤以外にタメを作れる人間がいないのだが、井出、ケンペス、ペチュニクと前にいる人間がころころ変わるので力を発揮できず。また、終盤に同じクロッサーである水野が右MFに入ることが多くなったせいで左サイドには飛び込める選手を使うため、谷澤が使われる回数は激減。おまけにサイドバックとしては最低レベルの守備力しかないので、裏を突かれて自陣に釘付けにされて上がれないこともしばしば。最終的にはリズムを崩したのかセットプレーでもイマイチなボールしか蹴れないようになって、不完全燃焼のままシーズンを終えることとなった。シーズンハイライトは、一応副キャプテンのためパウリーニョ不在時に何度か務めたゲームキャプテン。残り2節になってもコイントスの仕組みを理解しておらず、あ、ってなった。本来ならばシーズンを通して攻撃の軸となるべきだったのだが、度重なる布陣変更と方針のブレによる犠牲者となった。ただ、使いようによっては恐ろしい威力を発揮するのは確かであり、J1に上がった磐田などが早速興味を示している模様。アダイウトンとの左サイドは守備が崩壊すると思うのだが、そこについてはあえて触れまい。26歳とそろそろ次のステップに行くにはギリギリの年であり、出ていく方が彼のためになるであろう。クロスだけならJ1だけでもトップクラスであり、FC東京の太田と張ると思っている。左サイドバック不在のチームにはオススメである。ただし、まったく内心を想像できない不思議ちゃん系なので、なぜか変な男気を見せて残るんなら、来年もよろしくおなっしゃす!





ありがとうJリーグ!!来年もよろしく!!!

■J1■2016シーズンスローガン評価 「木村くんがスローガンを出す機会を与えてくれたので」

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さあ、何かと騒がしい昨今のテレビ事情ですが、それでも来シーズンはやってくる!
その前にスローガンをやっつけちゃおう!ということで、今年もやります!
去年のJ1スローガンはこちら!!


仙台


「Build Up 興せ思いを。走らせろ己を。繋げ力を。」

成長しつつある個々をベースにチーム、組織として総合力を積み上げていく。東日本大震災から5年、節目となる年に、いま一度立ち上がる決意を固め、被災地と人々の精神の復興に寄与していきたい。地域とのつながりを一層強化し、シンボルとして走り続けるシーズンにする。





・総合点 6.5点
・斬新フォント点 7.0点


のっけからナイスパンチな画像がきました。「Build Up」という文字の中に「興」という文字を組み込むという斬新なデザイン。シャッターの落書きストリートアートのような新風をスローガン界に吹き込んだ!!このインパクトはすごいもので、「興」という文字を無理矢理「Up」に埋め込んであるので、もう「Up」の文字はゲシュタルト崩壊してしまい、「興」としか読めない。「Build 興」ではもはや何を言っているのかさっぱりわからないし、説明も詰め込みすぎで冗長なのだが、それでもフォントデザインだけ押し切れてしまう強さがあるのだ。インパクトは大事である。隣の野球チームは「夢と感動」とか中学校の校長挨拶みたいなスローガンにしているが、少なくともそれには勝っているとお伝えしたい。






鹿島


「Football Dream ともに」

創設25周年を迎える今季、再び Football Dream(フットボール ドリーム) という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる。鹿島アントラーズに関わるすべての人たちと “ともに”、もう一度同じ夢を分かちあい、新たな歴史を創造していく。このクラブが生まれた原点に立ち返り、伝統を紡いでいくため、揺るぎない言葉を胸に新たな領域へと歩みを進める。





・総合点 6.5点
・某国民的アイドル点 7.5点

説明に「再び Football Dream(フットボール ドリーム)という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる」とあって、その後当然のように前提として説明を繋げるのだが、「え?掲げたことあったの?誰が?ジーコが?」ってなってしまい、某5人組でリーダーを謝らせたメンバーの「ちょ待てよ!」という言葉が自然と出てきてしまう。読者の方でこのスローガンを掲げていることがあることを記憶している方がいたら、是非教えて欲しい。もしかしたら一度も掲げたことがないのにさもあったかのように振る舞うという歴史の改変なのだろうか。某6番目のメンバーがいなかったことになってるように、みんなで「昔からそうだった」と言ってしまえばだんだんそう信じてしまうようなものである。怖い怖い。スローガン単体としては昨年までの男らしいフォントではなくなりややトーンダウン。内容も「英語+日本語」のJ月並スローガンに落ち着いてしまった。いっそのこと来年は「有史以来2000年を超える歴史のあるサッカークラブ」と嘘のレベルを極限まで引き上げて、われわれの度肝を抜いてほしいものである。



■新潟


今年も遅れてるのかないのかわからないが、とにかく今の時点で発表はない。なので俺が考えます。新潟といえばハッピーターンなので、

「あの日舐めた白い粉の名前を僕たちはまだ知らない」

でどうでしょうか!!



■浦和


こちらも毎年のように発表してんだかしてないかわかなんないので、俺が考えます。やはり今年こそは優勝したいということで具体的な目標のほうがよかろうと考えます。

「1-0でリードしてて残り10分になったら2人以上攻め上がらない」

というものでどうでしょうか?
このスローガンを守れば優勝や!!



大宮


「挑む より高みへ、未来へ」

ここからがはじまりだ。
高い志と情熱を胸に。
皆が結束し、ひとつになって、
紡いできたものを未来へつなげてゆく。
今年も私たちは挑戦者。
私たちの挑戦は、加速する。
より高みへ、未来へ。





・総合点 6.5点
・疾走するポエム点 7.5点


ここにきて非常にポエム点の高いスローガンがきてわくわくしている。まず1フレーズ日本語の「挑む」に加えて、倒置法で「より高みへ、未来へ」とつなげているのが熱い。そこからは怒涛のポエム地獄である。あくまで曖昧な単語をこれでもかと乱打し、一行ごとに疾走するポエムを俺たちは止めることができないのだ。最後に再び「より高みへ、未来へ」で締めた頃には朦朧とした意識で涎を流すほかないのである。これは俺たちのポエム山田の加入待ったなしである。終わりから3行目で「今年も私たちは挑戦者」で「今では私がおじいちゃん」とヴェルダースオリジナルのCMを思い出したのは内緒だ。さらにはデザインも素晴らしい。オレンジ縦縞グラデーションに白文字という眼を殺しにきてる感満載である。あれ、去年はなんだったっけ・・・と去年の自分のスローガンの記事を見てたら、大宮のことをすっかり忘れてましたてへぺろ。ごめーーん!!代わりに今年の分に追加しておくから許して!!と思ったらほぼデザイン一緒だった。コストカット!!









「柏から世界へ UNIDOS SOMOS FORTES(ウニードス ソーモス フォルテス)」

「柏から世界へ」は、ここ数年、JリーグからACLなど国際大会へ戦いの場を広げていったなかで、サポーターの応援から発せられた言葉。クラブとしてもアジアや国際舞台への飛躍、柏から世界をめざしていくという姿勢を表した。また「UNIDOS SOMOS FORTES」(ウニードス ソーモス フォルテス)」というポルトガル語は、一致団結、一心同体といった意味合い。クラブに関わるすべての人の力を結集して生まれる強大な力でクラブを作って行きたいという思いを表現した。





・総合点 6.5点
・コンゴトモヨロシク点 7.5点


「柏から世界へ」はサポーターの応援からということで中々よいのだが「○○から世界へ」はなんかどっかで見たことあるスローガンで斬新なものでもないのが難点である。しかし、それを補って余りある「UNIDOS SOMOS FORTES」。唐突ポルトガル語。Jのスローガンでは突然監督の国籍に合わせて英語以外の外国語を持ってくることがたまにあり、古くはバルバリッチ監督だからクロアチア語、フィッカデンティ監督だからイタリア語をぶっ込んでくるという無茶もあった。たいてい意味は説明しているのだが、説明が必要なスローガンってどうなの、という気もする。ちなみに、今回の柏のスローガンをGoogle翻訳にぶち込んでみたら「UNITED WEが強いです」という訳が出てきたが大丈夫か。ただし、今回は読み方の指定まである。「ウニードス ソーモス フォルテス」、うん、なんか何回も声に出してみると、どんどん自分がこの世を滅ぼす悪魔を召喚してるような気になってくる。柏ファンの方々にはこの呪文を折に触れては唱えていただき、外道チェ・ソングク、地霊アデバヨ、悪鬼ストイチコフ、大天使フォン・ミョンボなどを召喚した折には、自由に合体させてきみだけの助っ人悪魔を作ってもらいたいものである。



FC東京


「Challenge the top 頂戦」


【コンセプト】
FC東京にかかわるすべての人が、日本、そしてアジアの頂点に立つことをめざし、それぞれの立場で進化すること、さらにFC東京U-23のJ3リーグ参戦など、2016年をクラブとしての新たなチャレンジの年と位置付け、一丸となって臨む決意を表現しました。

※ 2016スローガンは書家の西室多恵子さんにデザインしていただきました。






・総合点 5.5点
・私の頭の中の消しゴム点 6.5点


ここも英語+二文字日本語である。あれだけ!あれだけ!言ったのに!!まだやるか!!そしてさらに「挑戦」をもじって別の漢字を当てはめるという二重のタブーを犯してしまってる!!また!!さらに!!これは言ってないかもしれないけどけっこう見るタイプ!!というのに加えて、デザインも白地に黒墨字のシンプルであり、1度見たら2度と思い出せないので鈍器で頭を殴る必要もないのである。スローガン自体は今年のFC東京の目標に合致するものであり、非常によいのであるが、頭に残らなければちっとも意味がないのではないだろうか。もちろん、書家の方にデザインを依頼したのはクラブなので、書家の方に罪はないのである。ちなみにこのデザインは書家の西室多恵子さんという方がデザインしたのであるが、一瞬「西原理恵子」に見えてしまい、え!!?あの絵柄でロゴデザイン!!?とぶち上がったのですが間違いだったことをご報告いたします。かしこ。



川崎


「CHALLENGE THE FUTURE チャレンジ・ザ・フューチャー (未来への挑戦)」

これから創造していく未来も、フロンターレらしく積極的に挑戦していこうという意味で「challenge the future」の文字をあしらったロゴを2016年のキャッチフレーズとしました。





・総合点 6.0点
・チームのスタイルがチャレンジャー点 7.5点

この時点で二件目の「Challenge」である。挑むと合わせれば3件目。Jチーム何かに挑みすぎだろう。ロッキーかよ。累計何件になってるかは知らぬが、スローガン界隈では非常に使い古されたものである。その後のカタカナ読み、さらには日本語訳も蛇足な感ありありありアリーヴェ・デルチである。ただし、相変わらずこのチームのスローガンのデザインはポップでかっこいい。スローガンなんぞデザインがよくて人目を引けば目標の半分は達成しているのであり、内容おかしくてもかまわないのである。よくよく見れば「20th」ってことは20周年なのかな・・・?それとなんか知らないけど土星があるのは、宇宙関連に進出するのかな・・・なんで?などといろんな疑問がわいてくるのだが、スローガンをまじまじと見つめるのは俺くらいなので無視しても平気なのである。去年が「attractive」でまったく一貫性はないのであるが、風間大僧正の下で「魅力的な」というスローガンにするととんでもないことが起こるということがわかったので、英断である。まあスローガン何にしてもとんでもないことは起こるんだけど。



■横浜FM


どうも年ごとのスローガンというのはやめてしまったのか、見つかりません。去年は「Integral Goal」という謎いスローガンだったのですが、そもそも英語で意味がない、という指摘もあってやめたのだろうか。なので今年はあたいが考える。マンチェスター・シティの意向に沿わざるを得ないチーム編成に昨今は惑わされることもしばしばなので、

「うん、うん、わかったからヤヤ・トゥーレ貸してくんない?」

という強気植民地スローガンでどうだろうか。



湘南


「挑越」

これは当て字なのですが、挑んで越えて行くということでこの漢字にしました。我々は、前に大きな高い山があった時に腰が引けて後ろに下がってサッカーをするのではなくて、やっぱり挑んでいきたい。それは自分たちが今まで積み上げてきたこと、新しくこれから積み上げてくこと、そういうことにチャレンジをしてみんなでハードルを越えていく。我々は目的地までわき目もふらず一気に走り抜ける。しっかり原点に返って新しい選手、既存の選手を融合して周りをびっくりさせられるようなチームにしていきたいと思います


・総合点 5.5点
・残ってくれたおいしいパスタでマジ感謝点 6.5点


また「挑」である。4件目である。きみたちはフードファイターなのか。まだデザインはできてないらしく画像はなし。そういや去年も画像がなかったなあ。ロゴとかは作らない方針なのかしら。J2の時はロゴを作ってたような気がするのだが。経費削減かねえ。まあそれはそれでよし。漢字二文字のスローガンというのは鬼門中の鬼門なのだが、毎年うまく当て字で乗り切っている感。チームスタイルにも合ってるし、よいのではないだろうか。「挑」を使っていること以外は。あ、もしかしてチョウ・キジェ監督のチョウにかけてたりするの!?残ってくれた感謝も含めてチョウにしたとか!!?ないとは思うが、監督には湘南らしくおいしいパスタを作って目を閉じれば億千の星一番光るお前がいると感謝の言葉を紡いではどうだろうか。どうだろうか?



甲府


「総力~プロヴィンチアの挑戦~」

 2012シーズンにJ2で優勝して以降、3年連続でのJ1残留を果たしたものの、観客数・収入なども伸び悩んでいます。J1に居続けることで新たな希望の道が見えてくると信じ、戦う想いとは裏腹に厳しい現実との戦いが続いています。
 そのような状況の中で今年はクラブがより一層の努力をし、サポーター、スポンサーと共に山梨県の全ての皆様の協力を得て、「総力」を結集し立ち向かっていきたい。という想いを込めています。
 また、サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は地方クラブがJ1で戦う心意気を込めており、今シーズンも継続して使用します。

≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫






・総合点 5.5点
・狂気のマックス点 6.5点


去年からプロヴィンチアの挑戦を継続。プロヴィンチアもだいぶ定着してきたし、「地方クラブの挑戦」だとなんか間が抜けてしまうので、よいのではないだろうか。しかし、ここも肝心の変化させる部分の「総力」が月並すぎてなかなか印象に残りづらい。想いを込められてもそれが届かない感満々である。おそらく巻き込まれるであろう残留争いの段階では「総力?いーからラーメン作れよ、盛田ぁ!?」とスタンドで怒鳴っていることは必定であり、プロヴィンチアの挑戦だけがクローズアップされてしまうのが悲しいところである。また、デザインがけっこうかっこいいのだが、「スローガンロゴデザイン:五味リューコウ」の字を見た時に「字幕:アンゼたかし」を何故か思い出したことをお伝えしておきます。もう「甲府盆地 怒りのデス・ロード」でいいんじゃないだろうか。



磐田



「繋ぐ 夢の実現へ」


2016年シーズン、ジュビロ磐田は『繋ぐ 夢の実現へ』をクラブスローガンとして掲げます。

J1で活躍するためには、昨シーズン以上の沢山の「繋ぐ」を築き、大切にしなくてはいけません。

「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がる事こそが、一丸となり勝利に繋がる事に他なりません。

また、昨シーズンJ1昇格という最大の目標を達成する事は出来ましたが、<夢の実現>は未だ道半ばです。
クラブ理念である<夢と感動を!>を多くの人々と分かち合う事を目指し、<夢の実現へ>の達成に向けての想いを込めました。






・総合点 6.0点
・私はあなた、あなたは私点 7.0点


去年は名波さんの手腕がよくわからなかったので「繋ぐ」!?リアクションしないで繋ぐ!?バルサ信者だ見つけたぞ!!となったのだが、やってるサッカーはそんなことなく見事に昇格を勝ち取った。今年も去年のスローガンを継続ということだが、「考えを繋ぐ、パスを繋ぐ」まではいいとしても「心と心を繋ぐ」となると、若干おや?という雰囲気になってくる。さらに「サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを繋ぐ」となると急にSF感が出てくるのであり、夢というのはすべての個人をジュビロ色に染め上げる無個性なポストヒューマン誕生のことなのか!とB級のSFを読み過ぎるとこうなります。まあとりあえずそんなこと考える人はあんまりいないかもしれないが、ちょっと宗教チックというか「絆」チックなのは気持ち悪いのであまりよくない。そして、説明を読んでも最終的な「夢」の部分がボカされているので、けっこうもやもや。デザインは簡素でいいのだが、「夢」が優勝だったら優勝って書いちゃっていいんじゃないかなー。



名古屋


「信頼」

2016年は名古屋グランパスにとって
クラブ発足以来の大きな改革のスタートの年となります。
我々はこの改革を必ずやり遂げます。

そのために名古屋グランパスは
皆様と真剣に向き合い、皆様からの「信頼」を勝ち取る為に常に全力を尽くします。
一方で、改革には時間が必要であり、ときに失敗も付き物です。
チームが苦境に立たされることもあるでしょう。
そんな時はファン・サポーター含めクラブに関わる全ての人々の
クラブへの変わることのない「信頼」こそが苦境を乗り越える力になります。
そうした想いを込めてスローガンを決定いたしました。

また「信頼」のデザインにおけるグランパスレッドの1本線には
「クラブに関わる全ての人が1つになる」
「どんなときも1本筋の通った信念を持ち続ける」「No.1になる」という意志が込められています。

名古屋グランパスは2016年、大きな一歩を踏み出します。
共にシーズンを闘い抜きましょう。






・総合点 7.0点
・はとぽっぽ点 7.0点


「信頼」の二文字である。昨年までのやる気がなさそうなスローガンから一転、今年は身につまされるスローガンとなっている。我慢強く試合に出し、期待をかけていた牟田や本多の若手にあっさりとJ2に逃亡されたのも信頼がなくなったからこそ。また、GM兼監督を未経験者の小倉さんにやらせるというギャンブルも信頼がなくてはできないこと。とにかく信じてくれ!信じてくれ、頼む!トーリニータ!!というもはやそれは信頼ではなくて盲信なのではないかというところにきてしまっているのだが、とにかくチームへの信頼を回復したいという怨念が漂ってくるいいスローガンである。デザインもシンプルでチームカラーの赤を使っているし、なかなかによい。ただ、あまりにも「信じてくれ!!」と言いまくっている人を信頼したくなくなるのは世の常であり、「Trust me」と言った某元総理大臣がどうなったかを見るとあまり先のことを考えたくなくなってくる。自然と信頼してくれるような結果になればいいですね、というところだろうか。いっそのこと「友愛」でハト派感を出していけばよかったのではないだろうか。ルーピー!!



G大阪


「Ambition」

三冠王者として臨んだ2015シーズン。ガンバ大阪はJ1リーグ連覇、そして2008シーズン以来のAFCチャンピオンズリーグ優勝を最大の目標に、一つでも多くのタイトル獲得を目指して1年間戦いました。60試合にも及ぶ公式戦を戦い抜いた結果、J1リーグでは年間2位、ヤマザキナビスコカップは準優勝、AFCチャンピオンズリーグはベスト4進出、天皇杯は連覇達成という成績を残しました。チームはもちろん、クラブ、サポーターが同じ目標に向かい、全力で挑む中、J1リーグ、AFCチャンピオンズリーグで頂点に立つことはできませんでしたが、どの大会においても優勝争いをすることが出来たことから、強いガンバ大阪を取り戻せたと思っています。

また、2013年12月から建設が始まった新スタジアムも2015年9月末に完成しました。いよいよこの2016シーズンから、市立吹田サッカースタジアムがホームスタジアムとして稼働します。万博記念競技場からの聖地変換を経て、皆様の想いが詰まった新スタジアムで迎える2016シーズン、スローガンを下記に決めました。

今シーズンより使用する新スタジアムは、国際大会も開催できる素晴らしいスタジアムです。皆様の協力のもとつくり上げられた最高の舞台だけに、ガンバ大阪もさらに成長していかなければいけません。日本を代表するビッグクラブになるだけでなく、新たな聖地にふさわしい国際的なクラブになる。アジアを、世界を制するクラブになる。そして、多くのタイトル、歓喜をもたらす。この強い想いを込めて「大志や大望、或いは野心」という意味を持つ『Ambition』にしました。

ビッグクラブへの新たな取り組みの一つとして、2016シーズンはJ3リーグにガンバ大阪U-23として新たに参加します。このJ3リーグへの参加を通じて、これまで実戦経験を重ねることが難しかったU-23世代の強化を図り、個の成長、そしてチームのレベルアップを目指します。これはクラブの強化だけでなく、Jリーグ全体、そして日本代表のレベルアップにつながる大きなチャレンジだと思っております。

昨シーズン、すべての大会で優勝争いをしながらも主要タイトル一冠に終わった悔しさを、万博記念競技場では優勝を成し遂げることができなかった無念さを、新スタジアム元年である今シーズンにJ1リーグ優勝のシャーレを、AFCチャンピオンズリーグ優勝のカップを新スタジアムで皆様と一緒に掲げることで晴らしたいと思います。
常にアジアや世界で戦うチームとなるための大切なこの一年。新スタジアムと共にガンバ大阪が今まで以上に北摂地域のシンボルとなれるよう努力し、ホームタウンの皆様と一体感を持ちながら、新たな歴史を築いていくことを誓います。






・総合点 6.0点
・父の従妹の旦那の弟ね点 7.0点


今年は「Ambition」である。相変わらず青黒に赤をあしらったカッコイイデザインであり、内容もよいのではないのだろうか。ただ、もうほんっとここのチームはスローガンの説明長すぎ!!毎回、毎回、毎回ほんとにぐだぐだぐだぐだといろいろと書きすぎであり、こんなに長く説明するんならもはやスローガンなんかいらないのではないかと思ってしまうのである。たまに来る親戚のおっさんかよ。会うたびに「おっきくなったなー」って言って、大学と職業の説明を全部した後に、我が家との関係を一から語りだす遠縁のおっさんかよ。「どうせ長いんだろ?」と思うので、もはや二行目からはほとんど耳を通ってないのである。ていうか、何度も何度も「新スタジアム」を強調しているのは本当に文章として辛いし、買ったばっかりのコート自慢されてるみたいで下を向くしかない。あと、地味に継続していた「○○G」の「G」部分を消してしまったのは、そんなはやらなかったからかね。継続性がなくなってしまったので、地味に-0.5点である。



神戸


「一致団結~One Team, One Family, One Dream」





・総合点 採点不能

去年からの継続。なので何も言うことはない。しかし、チーム10番の森岡、キャプテンのチョン・ウヨンなどごっそり主力が抜けてしまい、全然一致団結してないことは内緒である。



広島


「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」


2015シーズンは3度目のJリーグ優勝、クラブワールドカップ3位という成績を残すことができました。しかし、我々サンフレッチェ広島は、この結果に奢ることなく常にチャレンジャー精神を貫き、1試合1試合最善の準備をし、勝利目指し全力で戦ってまいります。

2016シーズンも森保監督の下、選手、スタッフ、フロント、サポーターの皆様、関係者の皆様、サンフレッチェ広島に関わる全ての方と共に戦うという基本方針のもと、新たなことに挑戦していきます。新たな企画、新たなプレー、その挑戦の先に国内タイトル、そしてACLの優勝があると信じています。
その強い決意をスローガン「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」と表現しました。






・総合点 5.5点
・おんどりゃぁはよスタジアムよこさんかい点 6.5点


また「挑」である。「Challenge」と合わせて今年5件目である。なに?流行ってんの?広島は毎年「WE FIGHT TOGETHER」に何か日本語をくっつけるということをやっていて、継続スローガンとしてはいいのだが、いかんせん日本語部分がいまいちパンチが弱くて、記憶に残ることがほとんどない。去年のも忘れてて見返してみたのだが、「結集」だった。ビタイチ覚えてねえ。今年も「挑戦」という月並なワードになってしまったので、3月まで記憶に残ってるかは定かではない。もういっそのこと欲望を直球に出していって「WE FIGHT TOGETHER スタジアム欲しい」とかにしたほうがよいのではないだろうか。監督インタビューだけでなく、スローガンでも広島市にプレッシャーをかけていき、ホームタウンとのギスギスした一年を楽しんでいただきたい。ちなみに市内にかっこいい専用スタジアムがある野球パイセンの今年のスローガン「真赤激(まっかげき)」です。説明を読んでもビタイチ意味がわからないが勢いだけは感じるので、ここまでとは言わないが多少ふざけてもよいのではないかでも唐辛子とかやり過ぎだと思います。







福岡



「子供たちに夢と感動を!」

・総合点 5.0点
・干し柿でも食べてください点 7.0点


昇格で忙しかったのかロゴまで手が回らなかった模様で、いまのところ画像なし。毎年、福岡はクールなデザインで楽しみにしているので、ちょっと残念である。ワードもけっこうよくわからない言葉を使っていたのだが、今年は「子供たちに夢と感動を!」になった。なんだ。UNESCOかよ。なんかとってつけたようなスローガンでびっくりしてる。子供たちに夢と感動を与えることは重要なのであるが、果たしてそれがプロサッカークラブのスローガンとして適当なのかどうかはイマイチ判断がしかねる。とにかくパンチが弱いことは確かで、うーんという次第。福岡じゃなくてもいいしね、このスローガン。ただ、急な来客に出すお茶菓子がなくて、出した漬物が意外に美味しかったりもするので、有り物をそのまま使用するというそのセルフメイド感がいいのかもしれない・・・わけがなく、出すんだったらちゃんとしたものを出したほうがいいよなあ、と。出さないなら出さないで全然構わないのだけれど。



鳥栖


「砂岩」

・総合点 8.5点
・鳥栖点 8.5点






最後の最後に全てを持っていくのはやはり鳥栖だった。白黒だが、それでも目を離せない禍々しいデザイン。とんでもないスローガンである。おそらくメインのスローガンは「砂岩」なのだと思うが、ぱっと見でどれがスローガンなのかわからないという超越デザイン。しかもその後の説明で「はじまりはひとつひとつの砂、ひとつひとつの砂が岩となる」と書き出しているのだが、この一行で「砂岩」の登場終わり。最終行に再び登場のチャンスが出てくるのだがここはあっさり「サガン」で総スルー。どうした砂岩、もう忘れちゃったのか砂岩。そして、その上と下に各ステージの目標が書いてあるのだが、まさかの「1st Stage サガン魂」「2nd Stage サガン魂」で、え!?両ステージ一緒なの!?と度肝を抜かれる。そして、ここでも強硬に「砂岩」を無視。もうそしたら「サガン魂」でいいんじゃないだろうか。しかし、こんなツッコミですらまったく意味をなさないほどの力強さ。もはや言葉とはなんなのか、意味とはなんなのかという哲学的な問いすらでてきてしまう。特筆すべきなのはこのスローガンが一般公募によるものだということ。鳥栖市民の素晴らしいセンスにシャッポを脱ぐほかないのである!!敬礼!!




では採点です!!

■最優秀スローガン賞  「信頼」 (名古屋)


■最優秀デザイン賞 「CHALLENGE THE FUTURE」 (川崎)


■鳥栖賞 「砂岩」 (鳥栖)



各チームおめでとうございます!!

J2はそのうちやりまーす!!

■J2■2016シーズンスローガン評価 「スローガンこそがセンテンススプリング」

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J1編につづきます!!
去年のJ2はこちら!!



■札幌


「北海道とともに、世界へ」


・総合点 採点不能


まだ発表されてないが、おそらく今年も継続と見られる。チーム名に北海道も入ったし、よいのではないだろうか。特にこれ以上コメントはないので、同じ地区の野球チームのスローガンをごらんください。デザインめっちゃかっこいいけど、どうしても「爆死」という単語が思い浮かんでしまいますどーぞー!






山形


「一新同体 J1を目指し、新たなチームが心ひとつに戦う。」




・総合点 5.5点
・一澤帆布点 7.5点



一時期はやりを見せた四文字熟語当て字改変もここ最近は見られなくなってしまったのだが、山形がぶちこんできた。しかし、どうしても「一新」という単語を見ると、昨年末の県の介入によるほぼ地上げのような社長交代劇が思い浮かんできてしまうのであり、はたして「同体」になれるのかとっても疑問である。むしろ、同体じゃないからこういうスローガンにしたのかもしれない。確か後任社長の選定理由が「明るい」だったので、とにかく明るく全裸に見えるポーズでなんとかやってもらいたいものである。ロゴのデザインもなんだかバランスが悪くてちょっと変である。もしかしたらこのスローガンの字がない部分はトカゲの尻尾を暗喩しており、クラブから県への皮肉ではないかというのは完全に俺の考え過ぎである。ただ、今年成績が振るわなかった場合にはまた「一新」が起こってしまうというのは高確率で当たる予想であり、それも含めていろいろと不穏なスローガンに見えてきてしまう。お家騒動はつらいでござる。



群馬


「覚悟」

※服部監督の直筆です

この一年、強い覚悟の気持を持って戦う。一人一人が今年こそは勝負をする!という意味を込めてつけました。




・総合点 6.0点
・1周まわって何がなんだかわからなくなってる点 7.5点



今までの群馬のスローガンのブレブレっぷりはすごいのだが、今年はもう「なんかいろいろスローガン出してみたけど結局何がいいのかわからくなったんだ、つかれたよパトラッシュ・・・」感がにじみ出てて素晴らしい。覚悟という言葉のチョイス、説明の投げやり具合も含めて素晴らしく、気合の入ったスローガンとは裏腹の群馬広報担当者の疲労度がこちらまで伝わってくる。コスト削減のために服部監督の直筆というのも素晴らしい。また、俺が常々提唱する「北関東サッカーチームバイト数足りない問題」を今年も踏襲して二文字してくれているのもグッド。ただ、そういううがった見方をするものにしか、このシンプルなスローガンは愉しめないのも事実。普通に考えたら「覚悟」とかスローガンに出してくるサッカークラブは「え?経営危ないの?」と思われてしまってもおかしくない。もっとぼかして、さらにバイト数も減らしていって、最終的には一文字であやふやな言葉として「舞」とかにしておけばいいのではないだろうか。ちなみに、J3に旅立ったお隣のクラブはコスト削減のために公募してました。 



水戸


「全力」

■読み方
ぜんりょく

「何が何でも全力で我々は進んでいく。そしてチーム一丸となっていく」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「全力」という二文字に込めて2016シーズンを闘ってまいります。


■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『皆翔』に引き続き、5年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。





・総合点 7.0点
・全力点 7.5点



2012年「たつ」、2013年「みち」、2014年「皆翔」、2015年「そう」という謎二文字スローガンによって我々の度肝を抜いてくれた水戸が今年もやってくれた。「全力」。北関東らしく、今年もバイト数節約のために二文字でまとめてくれるという着地も完璧な演技。わざわざ「ぜんりょく」と読みをふってくれてるのが親切だNE!読めるわばかにしてんのか。相変わらず書家川又さんの筆による勢いと、毎年繰り返される勝訴ムーブでのスローガン発表など、もはや伝統芸能として確立してきた感がある。いちおう説明もあるのだが、もはや説明などどうでもよいのだ。コースがどこだろうがワンスイングだけでスタンドにもっていく往年のお薬バリバリバリー・ボンズのような力強さが今の水戸のスローガンにはある。全力!なんかよくわかんないけど、全力!!



千葉


「REVOLUTION NEXT25」

REVOLUTION :「革命」「改革」「大変革」
昨シーズン、そしてこれまでの数シーズンを振り返り、継続するべきことは継続し、改革すべきことは改革しなければならない。そして、2016年から次の25年に向けてスタートする意味を込め、今シーズンのスローガンを「REVOLUTION Next25」といたしました。






・総合点 7.0点
・革命はいまだ完遂せず点 7.5点



これほど今年の実情を表したスローガンがあるだろうか。20人以上を入れ替えた激動のオフシーズンについて、「がらがらぽん」「自殺」「一家離散」などのネガティブな言葉などが思い浮かぶ中、ポジティブに表現する言葉ではほかに「再生」「黄泉がえり」「別チーム」などがあげられるも、一番無難な「REVOLUTION」をチョイス。やはり革命には粛清がつきものなので、むしろこのスローガンにしたがって今シーズンの編成をやったのでは、という疑問さえ生まれてくる。スターリン主義は千葉でまだ生きていた!トロツキーを殺せ!!そして、とってつけたように25年経ったから革命して次の25年を目指すぜ!というこのお手軽感。20年とか30年とかもうちょいキリのいい年でやることはできなかったのか。お前にとって四半世紀は何の意味があるんだ。ただ、ロゴから溢れる「ゴー☆ジャス」感。一切チームカラーの黄色が使われておらず、ここにもREVOLUTION感がびんびんに溢れていて、退路を断ったことは間違いない。もうユニフォーム赤に変えちゃえよ。つらいです!!魂レボリューション希望!!!



東京V


「ONE FLAG 真価」

■スローガンについて
東京ヴェルディは、2014シーズンからスローガンとして使用している
「ONE FLAG」のフレーズに込めた想いを引き続き抱き、2016シーズンを戦います。
育成元年と位置付けた2014シーズンの20位を経て、昨シーズンは野心を持って戦い、
9位以上という当初の目標を達成し、最終節までプレーオフをかけて戦いました。
今シーズンは、育成元年、そして飛躍した昨シーズンを経験したチームの『真価』が問われるシーズンと捉えています。
2、3シーズンをヴェルディで過ごしてきた選手たちを中心にチームの成熟度を高め、さらなる飛躍を目指します。
2016シーズン、ヴェルディファミリーが「ONE FLAG」の下、ひとつになって戦い抜きましょう。

■「ONE FLAG」に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する「一流」を目指し、
クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められている。






・総合点 7.0点
・一流Jスローガン点 7.5点



メイン部分の「ONE FLAG」は変わらず、そこに新しい言葉をぶち込んでくるというJスローガンの王道パターン。去年プレーオフまであと一歩というところまでいったということで、まさに真価を問われる年。「真価」という言葉もありそうでなかったので、割と新鮮な感じである。クラブカラーを基調としたデザインもずっと継続であり、ここらへんはさすがにいいセンスしてる。あまり言うこともなく、いいスローガンじゃないだろうか。ちなみに「ONE FLAG」が「一流」という意味は今年始めて知ったのであり、去年までは「一つの旗」だと思ってました。まあそれでも意味は通ってた気がするのだが。



町田


「+one to the next STANDARD」

○「+one to the next STANDARD」に寄せて
                             FC町田ゼルビア相談役 守屋実

J2再昇格を勝ち取るために戦った昨シーズン、私たちはこの大きな地域の夢を、クラブ・地域・パートナー企業・サポーターが一体となり掴むことができました。

優勝こそ逃しましたが、入れ替え戦のホームゲームには8000人を超える観客が入り、まさに「+1」の力でチームを鼓舞してくださいました。あの逆転劇は、「+1」のなせる業と言えます。本当にありがとうございました。

今年は、2012年以来となるJ2です。クラブとしては、監督の体現したい方向性や想いを取り入れ、「+one to the next STANDARD」という、スローガンを掲げました。

ただ単にJ2残留を目指しているのでは、下を見ながらの戦いになります。私たちは、J2残留という現実的な目標を掲げるのでなく、一歩でも上をめざして戦いたいと思っています。

そのためには、クラブに関わる全てのところのスタンダードを上げることが何より大切になってきます。

今シーズンを戦う上で、選手個々のスキル、フィジカル、メンタルのスタンダードを上げることが不可欠です。一歩上がった個々のスタンダードをベースに、チームが「one」になること。つまりチーム全体が一体感をもって戦うことこそが、一歩上に行くための唯一の道だと信じています。

事業や運営、広報などフロントとしては、入場者数を1試合平均5000人にすること、クラブハウスと専用練習場を確保すること、1万5千席のスタジアム等の問題解決に向かって、確かな歩みを進めていかなければなりません。

育成や普及部門でも、トップに昇格し、活躍する選手を育てること、日本を代表する人材を育てることがスタンダードにならなければ、育成の町とは言えません。

つまり、2016年は、もう一度それぞれの立場の人間が『+one』の力を発揮して、J2に定着するための土台を築きつつ、町田のサッカーを全国にアピールしたいと思います。

そして、その先にあるJ1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたスローガンです。

そのためにクラブの総合力を次のステージのスタンダードにスケールアップする1年にしたいと考えています。

昨年と同じ数字の『1』ではなく、英語で『one』としたのは、「一体の」「一致した」という意味も含まれているからです。同じ想いで、一体となったゼルビアファミリーが、それぞれの立場から『+one』を実行することで、成果を勝ち取り、次のステージに進んでいくのにふさわしいクラブになれますよう、今日から皆様とともに歩んでいきたいと思います。

今シーズンもどうぞ、よろしくお願い致します。

◎ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー

2015シーズンでのキャッチフレーズ「+1」から、響きとしては継続である「+one」がスローガンになるという事で、次の印象を持ちました。

数字から英語の「one」に移行する事で、相馬監督体制の、ここまでの2年間で培ってきたJ2昇格と、再び1年で戻る事のないよう定着する為に取り組んできた事の継続性という部分、そして、「one」には一体とか、一致という意味があるように、町田市として一丸となろうという部分をより強調したスローガンになるという認識を持ちました。

その上で、以下のコンセプトでこのデザインを考えました。

「one」の「o」をゼルビーの目と設定。「n」の部分を扉と見立て、次の扉を見据えるゼルビアというイメージです。

サブタイトルの「to the next」の部分も中央揃えにする事で、三角形として、上への矢印と設定しております。

このロゴが、さらなる上を見据えて、次の水準を目指して戦っていく2016年のゼルビアの目標達成、今後の発展に繋がることを祈っています。



・総合点 4.0点
・エクストリームコールドゼルビア!!右クリックは死ぬ!!点 7.5点



えー、画像がありませんが、まさかの右クリック&Ctrl+C禁止という伝説の仕様となっております、町田ゼルビア公式HP。ひっさびさに見たわ、この仕様のHP。当然のことながら画像もダウンロードできない。せっかくHPを見に来たファンが気に入った画像を待ち受けにしようと思ってもできない(スマホでどうなってるかは知らんが)、というのは本当にいかがなものか。そこらへんはグレーにして、ばんばんSNSで発信していただくのがチーム広報としては賢いやり方ではないだろうか。特にスローガンとかロゴなんぞ頒布してもらってなんぼ。確かに著作権は当然守られるものであり、厳密に適用しようとすればこの仕打ちもやむを得ないのだが、ページ自体をダウンロードすれば全然画像も取れるし、ほぼ意味のない仕様であることはもう何年も前からわかっていること。この右クリック&Ctrl+C禁止という仕様がどれほど見に来た人を萎えさせるかを是非わかっていただきたい。なのでスローガンについてはノー評価で点数も低く。相談役の話ちょーなげー、ロゴデザインのデザイン意図をデザイナーさんに説明させるのとかちょーやめてほしい、というだけで締めさせていただく。



■横浜FC


発表がまだである。えー、ということなので勝手に考えます。やはり横浜FCと言えばカズ。永遠に活躍して欲しい選手なので、

「KAZUEVER」

というスローガンで絶え間なく注ぐカズの名を永遠と呼ぶことができたならでいいのではないだろうか。


ということで、なかなか出来のいい横浜ベイスターズのスローガンをおたのしみください。デザインかっこいい!








松本


「One Soul 新・起動」

松本山雅は昨年クラブ設立50周年を迎えました。そして51年目に当たる2016シーズンは新しいステップに進んでまいります。

チームは5年目を迎える反町体制の下、いきいきと躍動するプレーを目指し、そして結果を求めて闘っていきます。またクラブ経営では将来に向けての育成組織の改革や新スタジアム構想の提言等、次の50年を見据えた活動を活発化していきます。2016シーズンはあらゆることを、「新・起動」させていく元年として位置づけます。

そして何より今年もファン・サポーター、地域の皆さまと共に「ONE SOUL」。心を一つにして闘っていきましょう!

1年間ご声援よろしくお願いいたします。






・総合点 6.5点
・反町ゲンドウ点 7.0点



こちらも「One Soul」は継続で、言葉を入れ替えてきたパターン。チームカラーといい、スローガンの方向性といい、「ONE」を使っていることと言い、東京Vとかなり似ているスローガンであり、もうちょっと差別化を図りたい気もする。ただ、その場合は「おう?当然おめーんとこが変えんだよなこら?」とメンチの切り合いになってしまう可能性が大なので、降りるに降りれぬチキンレース。「新・起動」も初めてのJ1挑戦を終え、またやり直しまっせということでいいスローガンなのではないだろうか。ただどうしても「新・起動」という言葉はそこはかとなくエヴァンゲリオン臭が感じ取れてしまうのであり、この路線でいくのなら「山口、襲来」とか「瞬間、マーク重ねて」とか「見知らぬ、パルセイロ」とか「松本の中心でマイボを叫んだオビナ」とかでもよかったのではないか。よくないですね、はい。



清水


「RESTART NO GUTS, NO WIN」

2016年のシーズン、
エスパルスはここから始まる。
R E S T A R T

栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして
真新しいページに輝ける歴史を一から刻んでいくために。

どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。
今、私たちにあるのは、ただそれだけ。
N O G U T S , N O W I N .
闘魂なきところに勝利はない。
だから、エスパルスは魂で闘い抜く。
仲間を信じて。サポーターの力を信じて。
2016年、ただひたすら頂上のみを見つめて さあ、共に駆け上がっていこう!


■デザイン
固い決意と熱意をロゴ化。硬い固まり感で揺るがない強さを表現しました。
右上への延びるオレンジのラインは、
シュートの軌跡であり、「上昇」・「前進」の意思であり、
その熱い想いをクラブカラーでもあるオレンジで表現しています。






・総合点 7.5点
・走る雲の影を追いかけ点 7.5点



去年は「Heat Attack Espress」というアグレッシブなスローガンで我々の度肝を抜いてくれた清水が、今年もやってくれた。「RESTART」はJ2に落ちての再出発ということでよいのだが、その後に続く「NO GUTS, NO WIN」というフレーズの力強さと言ったら。「闘魂なくては勝利なし」という気持ち全開アグレッシブワードを見ていると、「闘魂あればなんでもできる、いくぞーっ!!」という某猪木議員の叫びが聞こえてきそうである。「Guts」の訳は「闘魂」よりもどちらかと言えば「根性」とか「勇気」とか「はらわた」だと思うのだけど、もはやそんなことどうでもいい。また、一行ごとにぐいぐいテンションを増してくるスローガン説明もすさまじい。なぜか1文字ごとにスペースを入れてある「R E S T A R T」「N O G U T S , N O W I N .」、「どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。今、私たちにあるのは、ただそれだけ。」などから漂ってくるJ-POP臭がさらに魂を揺さぶるし、「栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして」というところで地味にいろいろ過去をうやむやにしたい気分を表現しているのも二重丸。説明を読み終わったところで脳裏にはふんどし一丁で組体操サボテンをキメるデュークとチョンテセの姿が目に浮かぶというもの(デュークが下)。ジュディマリかよ。ロゴデザインの意図を「固い決意と熱意をロゴ化」とかしっかり説明しているという失態もそれ含めて満点に近い出来。我々はこのスローガンを愛さざるを得ないのだ。



金沢


「勇轟 FUSION (読み:ゆうごう ふゅーじょん)」


■スローガンに込めた思い

①勇轟

「世に轟かすほど、強い気持ち、最後まであきらめない気持ちを前面に出し、勇ましく戦う。」

②ゆうごう、FUSION

「選手同士が融合し、クラブとサポーター・ファン、地域が融合しひとつとなって戦う。」

※轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域と捉え、3つのエンジンがひとつとなって強力に前進していくという思いも込めています。

③FUSION (Future Vision とかけて)

「J1昇格という将来ビジョンをもって、確固たる前進の1年とする。」



■ロゴデザイン

ロゴデザインは未定となっております。決定次第改めてお知らせいたします。



・総合点 6.5点
・意味ルフィーユ点 7.0点


キラキラネームスローガンきたーー!!画像はなし。「融合」という単語を「勇轟」という木更津あたりの子供がつけられてそうな単語に変換し、さらにそれを英語のFUSIONに繋げているという流れるような第三の動きを生かしたサッカーらしさ。また説明も「勇轟」がそもそも造語なので意味も無理矢理感が否めないし、2で唐突に「轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域」とかさらに意味を重ねているし、その上、3では「Future Vision」という言葉までかけているこのリリック多重構造。説明読んでるうちにそもそも最初の言葉がなんだったのか忘れるという九竜城方式で、さすがに違法建築の臭いがぷんぷん。ロゴデザインは未定とのことなので、いっそのこと「You Go」という言葉も付け加えて「あなたは行く」というなんかポーランドの巨匠が撮ったっぽい短編映画風ポスターをデザインとしてはどうだろうか。



C大阪



「桜の挑戦 セレッソ大阪2016」
「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」
「SAKURA DNA 世界で咲き誇る、次の才能を」

















・総合点 5.5点
・佐倉市本拠地移転点 7.5点



あー、もうスローガン多すぎ!!そして全部画像!!!「桜の挑戦」なのか「SAKURA SPECTACLE」なのかはっきりしてくれ!!おまけに「SAKURA DNA」とかいう育成スローガンもあるし、唐突に「SAKURA NEXT」というU-23チームの愛称が並列で語られてるし、なんなの!?なぜ、なぜ「桜の挑戦」を「SAKURA CHALLENGE」にしなかったの、ねえ!?これでは見る方もどれをフラッグに掲げていいものやらよくわからんのではないか。内容に移ると、まず「桜の挑戦」の説明をふんふんと読んでいたのだが、最後のほうで「汗し、闘い、貫き」と独特の言語感覚を見せてショートジャブ。そして、「SAKURA SPECTACLE」の説明が「閃け。輝け。咲き誇れ。」で、なんか「夢にきらめけ、明日に輝け」というルーキーズ感というか青雲それは君が見た光感が出るほどの眩しい感じ。その後の「我々は、○○」も最初は「魅せる」とかでいいのだが、後半にネタがつきてきたのか「立ち上がる」とかになってて、もはやSPECTACLEどっかにいってしまった。返してよ、あたしのSpectacle返してよ。そして、育成スローガンの「SAKURA DNA」はどうしても香川だの清武だの乾だのを思い出すのだが、そのどれもがSAKURA DNAでないというアンビバレンツ。ぱっと思い浮かぶ柿谷激推しでいこう。ここまで「サクラ」にこだわっているので、読み終わった頃には森山直太朗が義兄である小木を馬乗りで殴りながら「さくら」を歌う姿が浮かんでくるというもの。とりあえずスローガンは一つに絞ったほうがわかりやすい!



京都


「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」

※ロゴデザインは決定次第改めてお知らせいたします。





・総合点 7.5点
・本気と書いてマジ点 8.0点


かつてこれほど力強いスローガンがあっただろうか。「一丸」は割とJスローガン界では困ったときのダイソーのようなフレーズなのだが、それはともかく「不死鳥」である。記憶によればJスローガンにおいて「不死鳥」が使われたことはない。ただ、マスコットが不死鳥をモチーフにしていたりするので、悪くはないチョイスである。しかし、京都のすごいのはその後の展開である。「不死鳥」とかいて「サンガ」と読ませるこの強引なパワープレイには、世界パワープレイ学会常駐顧問のサム・アラーダイス氏も「スティーヴン・コーカーFW連続起用のリヴァプールに並ぶ偉業」と賞賛している(未確認)。そして、なによりも素晴らしいのは不死鳥なのによみがえってしまっていることである。「不死鳥」の文字をもう一度見て欲しい。死なない鳥なのである。それを一旦殺してしまっている。そんな不死身の存在が死んでしまうほどの大激震がこのオフにあったのかどうかは俺は知りません。まだロゴは作成していないということなのだが、ロゴなしでもこの強力な破壊力。もはやロゴなんか作らなくてもいいのではないかと思ってしまうのだが、いかがだろうか?ロゴデザインにかけるお金をAEDに注ぎ込み、今年はマスコットが心肺停止に陥らないようなシーズンを是非送っていただきたいものである。



岡山


恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。







山口

「志 今から未来へ」

◆チームスローガンに込めた想い


 

レノファ山口FCは、昨シーズンJ3優勝そしてJ2昇格を果たすことができました。これは、レノファに関係する全ての皆様が強い志を持って挑んだ賜物だと思っています。今シーズン、J2リーグという新たな舞台での戦いとなります。古くから携わっていただいた方々、今、応援いただいている方々の想いをしっかり胸に抱き、より強い志を持って戦っていきます。そして、この志はレノファがある限り持ち続け、未来へつなげていきたいと考えています。
維新の志士が活躍した山口の地で、レノファに関わる皆様とともに、志を今から未来へつないでいきたいという想いを込め、今シーズンのスローガンを「志 今から未来へ」いたしました。





・総合点 6.0点
・効果は個人の感想です点 7.5点



なんか一部上場企業っぽい感じのスローガンである。若手社員が左斜め45度を見上げて、その背後には自社ビルがある、みたいな。もちろん内容もふわっふわで、具体的な何かを想像しづらい。ただ、ライセンスの問題もあるだろうし、いきなり昇格と言えるわけもなく、また「とにかく残留」というのも後ろ向き過ぎるという中々目標が立てづらいチーム状況の中では、これくらい曖昧模糊としたスローガンでよいのではないだろうか。謝る機会を作ってもらったり、甘い利益が適切に処理されてたかどうかを国会で追及したり、とにかく最近の世の中はなんでもはっきりとさせたがる!!いいじゃないか、本当に卒論を終わらせたかったんだよ!!友人関係だって言ってるだろ!!というわけで、山口はマイナスイオンで高ヒアルロン酸でコラーゲンたっぷりなくらいのスローガンで今年はがんばっていただきたい!


讃岐


「旋風」

今年はJリーグ3年目を迎え、より高みを目指す大事なシーズンとなります。昨シーズンの“堅守速攻”をベースに、より攻撃的なサッカーで北野監督のもと、大いに旋風を巻き起こし素晴らしい1年にしたい。





・総合点 6.5点
・炭水化物地獄点7.5点



讃岐らしい力強い字体のスローガンである。堅守速攻=旋風なのかどうかはイマイチわからないが、とにかく勢いだけは伝わってくる。個人的には説明はこれくらいにとどめておいてほしく、某町田や某G大阪のように一大叙事詩を書く必要はないのである。というか、そもそもそんな長く説明するならスローガンいらないのではないか。その点讃岐はデザインもシンプルだし、背景が真っ白なのもたぶんうどんをモチーフとしているからだろうし、なかなかよいのではないだろうか。もちろん、旋風という言葉の若干の弱さがあるにしても。ただ、常々讃岐はもっとうどん感を出していく方がよいと思うので、県民全体へのサブスローガンとして「うどんの食べすぎは糖尿病になります」を常につけていくとよいと思うので、次のスローガンを採用いただいてもけっこうですよ。

日本では うどんはおやつじゃ ありません だからといって 飲み物でもない



徳島


「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」

【クラブスローガン解説】

J1を戦った2014シーズン、そしてJ1への復帰を目指して戦った昨シーズンと、厳しい戦いとなりましたが、そういった気持ちの部分をしっかりと切り替えて、クラブ全体がポジティブに進んで行く姿勢を前面に出して1年間を戦います。そういった前へ向いた気持ちの部分を2016シーズンは体現して行きたいという意志を持って、スローガンを決定しました。
『勇往邁進(ゆうおうまいしん)』言葉の意味としては、“恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行く”ということになり、デザインとしてらせん状の荒々しく巻く渦で表現することで、恐れること無く前に突き進む様を表現しております。
また、ファン・サポーターの皆様からの応援等で使っていただいている、“FORZA”には勝利という意味に加えて、“勇気”という意味もありますので、“勇気”というところで皆様とつながり、一丸となって強い気持ちを持って勝利に向かいます。
そして、“Keep Going Forward”は、これまでの歴史を更に積み上げていくという意味を込めて継続します。
『勇往邁進 Keep Going Forward 2016』のスローガンのもと、J1昇格を目標に1年間前進を続けますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。






・総合点 7.0点
・かっこいいジャンパー点 7.0点



謎のマイナー四文字熟語パターンである。「勇往邁進」は「恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行くということであり、これは造語ではなく本当にある四文字熟語だそうだ。寡聞にして初めて聞いた単語である。意味がわかりづらいが、なんか引っかかる感じを持っていてよいのではないだろうか。ただ、継続スローガンである「Keep Going Forward」と合わせると文字数が多すぎるきらいも若干あって、少し重いかもしれない。ただ、毎年ここのデザインは青を基調として流麗で、渦潮をイメージさせるし、とてもかっこいいと思う。やっぱスローガンなんてのは耳と目で覚えられるのが一番やーね、ということで、ここのデザイナーさんは優秀なんではないだろうか。ただ、その分説明なんかが長すぎるのは蛇足、という感も。ま、ともかくよいロゴとスローガンですな。



愛媛



「全力前進 全てを懸けて闘う」

2016シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、2015シーズン同様「全力前進」です。
愛媛県民全ての人の力を一つにし、2015シーズンよりもさらに力強く、一歩でも前進できるよう戦い抜き、クラブ全体で成長を遂げていく。
そういう思いを込めました。





・総合点 採点不能


去年と同じということで、特に付け加えることもなく。全力前進の果てにプレーオフまで進んだ去年の再現ということでよろしいのではないだろうか。全力前進で振り返らないことでほとんどの人が粉飾決算事件も忘れてしまってるし、今年も積極的にいろんなことを忘れていこう!!そんな事件はなかった!!



北九州


「一心 夢へステップ!」

・総合点 6.5点
・ホップステップアメンホテップ点 7.5点



画像は見当たらず。去年が「一心 夢へホップ!」というファンキースローガンだったので、今年は当然「一心 夢へステップ!」となっている。ホップがステップに変わったところで、スローガンの印象はなんか余計にクレイジーな感じなのだが、そこらへんは黙殺していこう。去年は一昨年よりも成績がふるわずホップ感が薄かったのだが、来年のジャンプで昇格できるように今年は頑張ってステップしていただきたい。しかし、北九州で去年で一番思い出されるのはやはり「ぶちくらせ」問題であり、亀裂が走ったサポーターとの仲を修復するためにも「夢へステップ」ではなく「夢へぶちくらせ!」を採用するという手もあったのではないだろうか。



■長崎


今年は発表がまだなしということであり、こちらで考えてみた。メインスポンサーのジャパネットたかたの高田社長がテレビショッピング引退ということなので、

「ありがとう高田社長!次は優秀な選手をテレビショッピングして!」

ということで、強化部スタッフへの勧誘も兼ねたスローガンはどうだろうか。
たぶん、めっちゃいい仕事すると思うし。



熊本


「+ONE 絆180万馬力」

これまで築き上げてきたものを継続しながら、チームはJ1昇格を、クラブは全てにおいて「+ONE」積み上げることを目指します。
クラブ、チーム、180万県民、サポーター、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、「+ONE」積み上げていこうという決意を込めています。





・総合点 5.5点
・かっとなってとっさに辛子蓮根で点 6.5点


本当にいつまで続くのだ「絆180万馬力」。もちろんスローガンに継続性があることはとてもよいのだが、絆180万馬力はそれほど押す言葉でもないような。というか、平成26年12月の時点で1,794,233人だった人口が平成28年1月1日時点では1,785,551人に減ってしまい、徐々にではあるが180万馬力からは離れていってしまっているので、この実態との乖離にどこまで耐えられるか。「絆約180万馬力」とかにしたほうがいいのではないだろうか。そして、180万馬力以外の言葉の「+ONE」だが、残念!!町田とかぶってしまった!!これはどちらが悪いというわけではないのだが、「おう、お前、どういうつもりなんだ?なめてんのか?」といやなJ2パイセン風を吹かせて町田に苦言を呈しておくべきである。また、デザインが去年はサブカルっぽくなったが、今年も「+ONE」の「O」のところに人の顔があって、サブカルって言っても丸尾末広系のサブカルへと別方向に進んでしまった感がある。諸星大二郎という説もあり、ここは予断を許さない。というか、なんか横顔っぽくさりげなく見える感じなので恐怖写真感があり、色も赤でフォントも崩した感じだし、なんだかサイコミステリーの表紙に見えてきた。犯人はくまもんの中にいる!!



それではJ2各賞です。


■最優秀スローガン賞
 「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」(京都)


■最優秀デザイン賞 「「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」(徳島)


■ブラックジョークにもなってねえよ賞 
「REVOLUTION NEXT25」(千葉)




今年も楽しかった!!!
スローガンの旅は終わらないぜ!!

■岐阜■2016シーズンスローガン評価 「俺とラモスとスローガン」

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J2編のコメントで指摘されたのだが、本当にナチュラルに忘れてた!!!
岐阜、ごめん!!!
特に書いてほしくもないかもしれないけど、書いてみたよ!!



岐阜



「思いはひとつ 願いも一つ ENERGY BY COMMUNICATION」


標記の件につきまして、2016チームスローガンが決定いたしましたので、お知らせします。
今シーズンのチームスローガンは、クラブ、チーム、ファン・サポーター、株主・スポンサーなど、みんなの思いをひとつにして、目指す目標(願い)に向かって、進んでいくことを表現しました。そのために、コミュニケーションを大切にし、クラブ一丸となって戦っていきます。
今シーズンも熱いご声援をよろしくお願い申し上げます。




・総合点 6.0点
・魂のデッドヒート点 7.0点


なぜかすっかり忘れて抜けてた岐阜!!!ごめんよ!!!ラモスの顔はちらついていたんだけど!!といわけで、いきます。「思いはひとつ、願いも一つ」ということで「ひとつ」と「一つ」に表記を分けている時点で「もうすでに1つじゃないんじゃないか?」という気持ちになってきてしまうのだが、俺は間違っているだろうか。そして、スローガン中にも説明にも1つであるはずの目標も願いも内容が全く書かれていない。どうしたい、どうしたいんだ、岐阜。昇格なら昇格、J2残留が目標ならそうと共有しとかないとわけがわからなくなってしまうわ、あたし!あなた、結婚するのかしないのかはっきりして!成績次第では、選手の目標が「ラモスにワンパン入れる」や「ラモスを抱く」で1つになってしまう可能性もあり、やはりゴールの確認というのは大事なことではないだろうか。また、「ENERGY BY COMMUNICATION」の勢いがすごいが、どう考えても間違っていそうな英語がすてき。本当はあってるかもしれないけど、グーグル翻訳にかけたら「通信によるエネルギー」というSF感あふれる訳がでてきました。通信によるエネルギー!!アイスクリームでセレブでユニークなスローガンをこれからも作り出して行ってほしい!!センタリング!!



■岐阜賞 岐阜 
「思いはひとつ 願いも一つ ENERGY BY COMMUNICATION」



今度こそ本当に終わり!さようなら!

Jリーグ勘違い補強選手権2016 「冬の王者」

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おつかれさまです!!
今年もやります!!!

毎年やってるこの企画ですが、Jのオフシーズンの補強について、いろいろと味のある面白いものが多いので、そこらへんをいじってみようかと思っております!!
去年はこんな感じでした!!
なお、補強選手権の順位と実際の順位は全く関係ないので安心してください!!
おちゃらけ企画なのにまじめに取られると困ります!!帰ってください!!



■5位 群馬

・加入
[大宮] GK 清水 慶記
[水戸] DF 石川 大徳
[大宮] DF 高瀬 優孝
[磐田] DF 坪内 秀介
[山形] DF 舩津 徹也
[長野] FW 高橋 駿太
[熊本] FW 常盤 聡
[ピチットFC(タイ)] DF 一柳 夢吾
[仁川大(韓国)] MF イム・チョンビン
[大田U-18(韓国)] FW オ・ハンビン
[群馬U-18] MF志村 駿太
[明治大] MF 瀬川 祐輔
[プリマヴェラ(ブラジル)] MF チアゴ
[駒澤大] MF 中村 駿
[国士舘大] DF 中村 俊貴
[早稲田大] DF 八角 大智
[FC大阪] GK 朴 昇利
[カスタンヤウ(ブラジル)] FW ボカ
[ピラシカーバ(ブラジル)] MF マテウス
[流通経済大] MF 山岸 祐也

・放出
[山形] GK 富居 大樹
[町田] DF 有薗 真吾
[サウルコス福井] DF 小林 誠
[金沢] DF 小柳 達司
[長野] DF 夛田 凌輔
[藤枝] DF 久富 良輔
[大宮] MF 江坂 任
[大分] MF 黄 誠秀
[町田] MF 横山 翔平
[大分] FW 大津 耀誠
GK 北 一真
MF アクレイソン
MF ウーゴ
MF 坂井 洋平
MF ユン・ヨンスン
FW カイケ
FW タンケ
[引退] DF 小林 亮
[引退] FW 野崎 桂太


さて、大量放出をした激動の今オフには、毎年恒例のブラジル人3連ガチャを敢行。去年はオリベイラが若干役に立っていたものの契約解除&年末まで練習参加という謎ブラジル厚遇政策を行い、空いた枠でさらにガチャをひいてウーゴを獲得してくるという完全ガチャ中毒っぷりを披露(なおハズレだった模様)。しかし、アクレイソンも出場時間は多かったがそこそこの活躍に留まって放出、タンケとカイケは合わせて1ゴールということで、今年も3連ガチャに手を染めることとなった。「あなた!!あなた!!その江坂マネーだけは!!堪忍して!!」「うるせえ!!俺はな、ロビーニョとかラフィーニャを引き当てったんだ!またあいつらクラスを引き当てれば左団扇で食ってけるんだよ!!」とばかりに江坂マネーをつぎ込んだ模様。ほんとに江坂マネーがあったかどうかは知らん。なお当たるかどうかは課金額によります。そして、今年はさらに大学生即戦力5連ガチャにまで手を出す圧巻のギャンブル気質。江坂の夢よもう一度というところだが、はたしてうまくいくであろうか。ただ、地味に清水、石川、船津、常盤など実力者を獲っているので、なんとかなりそうはなりそうだけど、いい加減やばい気もする。がんばれ!!






■4位 京都

・加入
[柏] GK 菅野 孝憲
[C大阪] DF 染谷 悠太
[讃岐] DF 高橋 祐治
[名古屋] DF 本多 勇喜
[名古屋] DF 牟田 雄祐
[松本] MF 岩沼 俊介
[千葉] MF 佐藤 健太郎
[甲府] MF 堀米 勇輝
[長崎] FW イ・ヨンジェ
[鳥栖] FW 田村 亮介
[横浜FM] FW 矢島 卓郎
[パルメイラス(ブラジル)] MF アンドレイ
[MIOびわこ滋賀] DF 國領 一平
[FC大阪] DF 齊藤 隆成
[京都サンガF.C.U-18] MF 荻野 広大


・放出
[徳島] GK 杉本 大地
[盛岡] GK 土井 康平
[岐阜] DF 磐瀬 剛
[奈良クラブ] DF 大西 勇輝
[新潟] MF 伊藤 優汰
[浦和] MF 駒井 善成
[栃木] MF 佐々木 勇人
[岐阜] MF 田森 大己
[川崎] MF 原川 力
[アルビレックス新潟・S] FW 三根 和起
[広島] FW 宮吉 拓実
DF バヤリッツァ
MF 金 南一
FW フェホ
[引退] DF 黄 大城
[引退] DF 山口 智
[引退] MF 中山 博貴


昨年ひどい成績に終わってしまった京都は大量放出&大量加入の力技。補強は割と盤石。菅野、牟田、本多のJ1レギュラー補強に加えて、染谷、佐藤、岩沼、イ・ヨンジェなどのJ2レギュラークラスも獲得。さらにはアンドレイがけっこう当たりっぽくて、不調だった昨年を盛り返す気がまんまんのムキムキ補強。ただ、問題は放出選手。杉本、磐瀬、伊藤、駒井、原川、宮吉のユース上がりを大量放出。杉本と磐瀬はレンタルなのでまだいいとしても、他の4人は片道切符。ユース出身選手がびみょーに伸び悩み、チーム成績も振るわなかったのでしょうがないと言えばしょうがないのだが、今回の放出&加入は数年来のプロジェクトの失敗の証左に他ならないわけであり、それをユース大量放出&外様大量輸入によって満天下に示した実に味わいのある補強となった。また、リストにはないが契約解除濃厚な反逆の傭兵大黒を放出し、フル稼働を見込めないけどなんか文句は言わなそうな矢島御大将を補強したのも、もう主張強い奴はいらんという意思が滲み出ててなかなかによい。ただし、補強自体は非常に的確であり、その点において順位が下がっている。さあ、京都よ、スローガンのとおり、何度チームを分解しても不死鳥(サンガ)のようによみがえってくるのだ!!!






■3位 川崎

・加入
[千葉] GK 高木 駿
[FC東京] DF 奈良 竜樹
[柏] MF 狩野 健太
[京都] MF 原川 力
[北九州] FW 大塚 翔平
[千葉] FW 森本 貴幸
[アヴァイFC(ブラジル)] MF エドゥアルド・ネット
[水原三星(韓国)] GK チョン・ソンリョン

・放出
[清水] GK 西部 洋平
[大宮] GK 松井 謙弥
[福岡] DF 實藤 友紀
[栃木] DF 山越 享太郎
[千葉] MF 山本 真希
[C大阪] FW 杉本 健勇
[千葉] FW 船山 貴之
FW アルトゥール・マイア


昨年も華々しいサッカーを繰り広げた川崎だが、今年は反省したのか潰し屋のエドゥアルド・ネットを獲得、さらにはDFとして若手期待の星である奈良を獲得した。しかし、去年も角田を獲得したものの使いこなせず放逐したし、一昨年もパウリーニョをロクに使わなかったので、なんか守備の選手を獲るのはフロント主導の気がした。「た、頼むから守備してぇぇぇぇらめぇぇぇぇぇ!!」。そんなフロントのプレッシャーに屈する風間大僧正ではないので、夏ごろには奈良とネットが自陣PA内でワンツーしてると思う。また、昨年は杉本健勇を獲得して、未完の大器学会会員である我々を大いに沸かしてくれたものなのだが、今年はさらに森本、狩野、原川、大塚の未完の大器四天王を獲得という快挙を成し遂げた。森本は去年J2で結果が出ず、狩野は柏で干されっぱなし、原川はU-23では活躍したが京都では終盤にポジションを失っており、大塚も北九州から戦力外。「この発想はなかった」「単品はともかくセットで揃えるとは」とその視点を高く評価し、未完の大器学会では緊急号外が出たほどである。我々未完の大器学会員の日々のロビー活動が実を結んだ、と言えるだろう。彼らが花開くかどうかは神のみぞ知るのであり、風間大僧正は預言者であるため知らないのである。ただ、本当に心配なのは期待値満点だった谷口が川崎で守備者としてほとんど成長できてないことであり、奈良くんもそうなってしまうとオリンピックがとても危ういのであり、でももうしょうがないし、学校ないし家庭もないし暇じゃないしカーテンもないし。とにかく風間イズムが濃厚に出た満点補強です!!!敬礼!!!






■2位 C大阪

・加入
[相模原] DF 小谷 祐喜
[FC東京] DF 松田 陸
[鹿島] DF 山村 和也
[金沢] MF 清原 翔平
[川崎] FW 杉本 健勇
[秋田] FW 米澤 令衣
[バーゼル(スイス)] MF 柿谷 曜一朗
[セレッソ大阪U-18] FW 岸本 武流
[福岡大学] MF 木本 恭生
[大阪体育大学] FW 澤上 竜二
[クルゼイロEC(ブラジル)] MF ソウザ
[FC鈴鹿] DF温井 駿斗
[大連阿爾浜(中国)] FW ブルーノ・メネゲウ
[ドルトムント(ドイツ)] MF 丸岡 満
[貴州人和(中国)] FW リカルド・サントス

[京都] DF 染谷 悠太
[鳥栖] MF 楠神 順平
[徳島] MF 前川 大河
[ハノーファー96] MF 山口 蛍
[甲府] MF 吉野 峻光
[長崎] FW 永井 龍
MF 岡田 武瑠
MF パブロ
MF マグノ・クルス
FW エジミウソン


去年は惜しくもプレーオフ敗退で昇格できなかったC大阪。今年こそはと気合溢れる補強。まずはスイスで試合に出れずにヨーデル歌ってた柿谷をぶち込んできた。続いて川崎で風間大僧正のメダパニに絶賛混乱中だった杉本健勇が返還。さらにはここ数日で不吉な苗字となってしまったが、去年は金沢でぶいぶい言わせていた清原を獲得。また、中盤より後ろでも丸岡、山村、松田など十分な戦力を補強。それでも足りんとばかりにブラジル人3連ガチャを敢行し、さらに前線と中盤にステロイドを注入。すでに玉田、田代がいる前線には正直戦力過多な面は否めないが、それも本気の現れ、大噴火打線で昇格や!!と意気上がるのはいいのだが・・・・・・・・・・・・・なぜに監督が大熊兄なのか。昨年は持ち前の気合と大声で終盤3試合を乗り切ったが、「気持ち」以外の何かプランがあるわけではないことはこれまでの監督生活で明白。モイーズbotがtwitterで「高級食材をふんだんに使って味付けはウェイパーのみの料理かよ。」と言っていたが、ウェイパー使うならまだいいほうであり、大熊シェフは基本的には高級食材を床に何度も叩き付けて角をとったものに「サンキュー!!サンキューな!!」と声をかけてそのまま食卓に提供するのである。J2最強のファーストトップになり得る柿谷がブラジル人に追いやられてサイドで守備している姿が目に浮かぶようである。さらにGM兼任ということもあり、豪華補強かました後にまさかの「監督、俺」はここ数年来でもなかった究極の勘違い補強であろう。ていうか、これ成績不振だった場合には「監督俺、クビ」ってするんだけど、そんなことできるんだろうか・・・というか、もし「監督俺、クビ」になったら「監督弟」がきそうだぞ!!がんばれセレッソ!!いけいけセレッソ!!個人能力だけでもそこそこいけそうだぞ!!






■1位 千葉

・加入
[東京V] GK 佐藤 優也
[鳥栖] GK 藤嶋 栄介
[城西国際大学] GK 大野 哲煥
[甲府] DF 阿部 翔平
[栃木] DF イ ジュヨン
[松本] DF 大久保 裕樹
[柏] DF 近藤 直也
[仙台] DF 多々良 敦斗
[横浜FM] DF 比嘉 祐介
[大分] DF 若狭 大志
[横浜FC] MF 小池 純輝
[YS横浜] MF 仲村 京雅
[川崎] MF 山本 真希
[東京V] FW 菅嶋 弘希
[川崎] FW 船山 貴之
[水戸] FW 吉田 眞紀人
[クルブ・オリンピア(パラグアイ)] MF アランダ
[ECヴィトーリア[ブラジル] FW エウトン
[浦和] MF長澤 和輝


・放出
[甲府] GK 岡 大生
[川崎] GK 高木 駿
[水戸] DF 伊藤 槙人
[沼津] DF 河津 良一
[PSTC] DF 浦田 樹
[仙台] DF 大岩 一貴
[横浜FM] DF 金井 貢史
[福岡] DF キム・ヒョヌン
[山形] DF 栗山 直樹
[山形] DF 田代 真一
[磐田] DF 中村 太亮
[京都] MF 佐藤 健太郎
[水戸] MF 佐藤 祥
[甲府] MF 田中 佑昌
[湘南] MF パウリーニョ
[仙台] MF 水野 晃樹
[町田] MF 谷澤 達也
[金沢] FW 安 柄俊
[大宮] FW ネイツ・ペチュニク
[名古屋] FW 松田 力
[川崎] FW 森本 貴幸
FW 能登 正人
[引退] FW 鈴木隆行


さて、栄光の1位の座をゲットしたのは千葉です!!!おめでとう!!!昨年9位とJ2降格以来最低の成績で危機感を覚えたのか、チームスローガンも「REVOLUTION」(革命)にして、チームを刷新しようと意気込んだところ、なんと23人の放出!!他にも大量放出はあるのだが、栄えある1位を獲得しました!!おめでとう!!!しかも出したのが主力中の主力ばかり、キャプテンのパウリーニョ、チーム内得点王のペチュニク、チーム内アシスト王の中村太亮、DFの要だったキム・ヒョヌンと背骨をごっそり抜き、さらには水野、谷澤、佐藤健太郎、森本などの手足も寸断。23の悪霊が出た後に残ったのは「希望」だけだったという千葉パンドラの箱説。希望も残ってねーよ。さらには選手が全然足りなくなったのでかき集めた選手数も19人。一応それなりに形にはなったが、「もはやこれはジェフユナイテッド千葉なのか・・・?」「俺たち!ジェフっぽい何か!」という思いが止まらないロマンティック。さて、このチーム総入れ替えの手法だが、実は千葉が初めてではない。英国にあるQPR(クイーズ・パーク・レンジャーズ)はチームがうまくいかなくなると似たような手法でチームをほぼ総入れ替えし、成績不振に対するサポーターたちの眼を誤魔化すという手法をとっている。この手法を我々好事家たちの間では「QPRメソッド」と呼んでいる。彼らはQPRメソッドを駆使して死と再生を繰り返すことによってあのプレミアリーグを生き残ってきたんだよ!!!なお、QPRは現在イングランド2部チャンピオンシップの13位です!!ところでチーム総入れ替えQPRメソッドを採用したわけだが、QPRでなんか知らんけど監督はレドナップに固定してたのも踏襲。去年あり余る戦力を使いこなせずに9位に低迷させた監督を留任させる、という驚きの選択。体全体を入れ替えたのに脳みそだけはそのままじゃまた同じことするに決まってるじゃん!!!なお、関塚監督は「料理の完成形が見えないので何の素材が適するのかわからない」シェフです!!がんばろうクイーンズ・パーク・レンジャーズ千葉!!





それでは開幕まではもう少し待ちましょう!!
さようなら!!

■J1■2016ゆるふわプレビュー「Tポイントは勝点に加算できますか」part1

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ゼロックススーパーカップも終わり、いよいよJ1が2月27日に開幕!!
ということで毎年恒例の全く当たらない順位予想をします!!
順位自体にそれほど意味はなく、だいたい残留争い、中位、優勝争いな感じで見ていただければいいかと。
あ、年間順位になっております!
よくわからないところは選手名鑑を主に参照しています!




■18位 福岡

・加入
[山形] GK 兼田 亜季重
[千葉] DF キム ヒョヌン
[川崎] DF 實藤 友紀
[大分] MF 為田 大貴
[名古屋] MF ダニルソン
[長崎] MF 古部 健太
[釜山アイパーク(韓国)] GK イ・ボムヨン
[鹿屋体育大学] DF 下坂 晃城
[アビスパ福岡U-18] DF 冨安 健洋

・放出
[アルビレックス新潟・S] GK 笠川 永太
[柏] GK 中村 航輔
[盛岡] MF 牛之濵 拓
[新潟] MF 酒井 宣福
DF イ・グァンソン
[リネンセ(ブラジル)] MF モイゼス
[引退] DF 古賀 正紘


プレーオフを勝ち抜いてきた福岡だが、やはりJ2の3位からの昇格ということで、最下位予想とさせてもらった。ただ、例年のプレーオフ勝ち上がりチームよりも残留の可能性は高い。鬼神のごときセーブを見せ続けた中村航輔が抜けたGKには韓国代表経験のあるイ・ボムヨンを獲得。あまりプレーを見たことがないが、大幅なグレードダウンは避けられた。また、J1レベルでは厳しそうだったCBにはキム・ヒョヌン、實藤を獲得してここも補強。さらにはかなり手薄だったボランチには肉体の悪魔ダニルソンを導入。ダニルソンは扱いの難しい選手だが、その広範囲な守備能力とはち切れんばかりの筋肉は使いようによっては相当な武器になるので、井原監督次第で大きな戦力になるだろう。名古屋時代に一度左WBダニルソンというのを見たことがあるのだが、タイミングもクソもなく全力でサイドを駆け上がっていたのでボールが一切出てこなかった。こういう使い方をしては筋肉とプロテインの無駄遣いである。守備に一定の目途が立てば、あとは攻撃である。ただ、ここはウェリントンがボールを保持できるかにほとんどすべてがかかってくる。彼がボールをキープすることで亀川、中村の両翼も城後も金森も生きてくる。ウェリントンがJ1で苦戦するようだと、福岡の得点力は伸びてこないだろう。ウェリントンは今よりもっとガンガンにパーマをかけて、空中戦の際に森脇の目を潰していこう!!序盤に勝ち点をとれなくても、チームモラルを保ち続けることができれば、必ず残留のチャンスは出てきそう。もちろんそこは井原監督の手腕次第ではあるが、去年の戦いを見ているとそれも容易にできそうな気がする。あとは、ウェリントンだけでは足りなかったときのために、夏の緊急ブラジル人輸入もフロントは用意すべき。外国人枠余らせてる場合じゃない外国人枠は余ってませんでした!!気合で乗り切ろう!!ちなみに、放出選手を見ていてモイゼスってのがいたんだけど、誰これ。


・Key Player キム・ヒョヌン
千葉からの脱藩組の一人。攻撃の軸がウェリントンなら守備の軸はヒョヌンということになりそう。彼が跳ね返せるかどうかで失点が決まってくる。高さはJ2でもかなり強い方であり、ジェイとのプロレスはとてもおもしろかった。また、そんなに早そうにも見えないのだが、ストライドの長さを生かして加速するタイプで、カバーリングも粛々とこなせる。J1でもけっこう通用するのではないだろうか。キャリア的にもここで活躍するかどうかで代表等への道が決まってくる感じもあり、選手としても正念場である。あと、組み立てに関しては全くできない。ボールが来るといつもなんか足にとりもちでもついてんのかって感じであたふたして、横のセンターバックに渡すくらいが精一杯であり、ロングキックは超適当である。1試合に1度くらい狂ったようにボールを持って攻め上がることもあるが、放っとかれてたいてい何も起こらずに近くの味方に渡して戻っていくので、優しい目で見守ってあげてください。




■17位 名古屋

・加入
[甲府] GK 荻 晃太
[大分] GK 武田 洋平
[神戸] DF 安田 理大
[湘南] MF 古林 将太
[G大阪] MF 明神 智和
[千葉] FW 松田 力
[スパンブリーFC(タイ)] MF イ・スンヒ
[カルマルFF(スウェーデン)] DF オーマン
[ヘルシンボリIF(スウェーデン)] FW シモビッチ
[明治大学] DF 高橋 諒
[明治大学] FW 和泉 竜司
小倉隆史 監督

・放出
[岐阜] GK 高木 義成
[秋田] GK 野村 政孝
[水戸] DF 佐藤 和樹
[SVホルン(オーストリア)] DF ハーフナー・ニッキ
[京都] DF 本多 勇喜
[京都] DF 牟田 雄祐
[長崎] MF 田中 輝希
[福岡] MF ダニルソン
[山口] MF 望月 嶺臣
[ECヴィトーリア(ブラジル)] MF レアンドロ・ドミンゲス
DF 田中 マルクス闘莉王
FW ノヴァコヴィッチ
[無職] 西野朗 監督


経験なしの小倉新人監督&GM兼任を爆誕させてしまったので、すっかり話題になってしまったが、今年は相当に厳しく、残留争いのシーズンとなるだろう。チームのいろんな意味での中心だった闘莉王を放出、あまり役に立ってなかった外国人トリオもクビということで刷新を図ったのだが、大事に育ててきた本多、牟田という生え抜きにも逃げられてしまうという不始末。ハーフナー・ニッキ、佐藤も出したので、一気にCBが手薄に。お客様の中にCBはいませんか!!?なんか最終的には矢野貴章がCBとしてボールを跳ね返してそう。ただ、古林、安田という本職サイドバックをようやく補強できたのは朗報。また、オーマン、シモビッチという卑猥ネーム補強外国選手的にも小倉監督の趣向的にもオランダ式のクロス爆撃サッカーをするのかと思っていたのだが、どうもオーソドックスな4-2-2-2をやっている模様。確かにサイドアタック戦術をやるために必要なサイドアタッカーがほとんどいない、という選手構成上仕方がないのだが、ならなんでクロスの終着点であるシモビッチ爆撃機を買ったのかがよくわからない。199㎝の長身をスルーパスに走らせても宝の持ち腐れであり、それだったらよりポストプレーのうまい野田を使ったほうがよさそうな気もする。さらに、闘莉王の代わりとして取った191cmnのオーマンも、こういう長身外国籍CBはJのアジリティに苦しむことが多いのだが、プレーシーズンマッチで鳥栖の豊田に空中戦で完敗して狙われ続けたという事実も伝わってきており、「そもそも高さもそんなでもないかも」という本当にあった怖い話。それはあまりに悲しすぎるので、コンディション不足だったと思いたいのだが、高さにコンディションそんなに関係ない気もする。そして、中盤もダニルソンの代わりにイ・スンヒという潰し屋をとったものの、それ以上に目立った補強はない。手薄なDF、中盤だけれども、前線の控えには野田、松田、川又というJ1レギュラークラスが並ぶといういびつな選手構成となっている。小倉監督は新人にも拘わらず難しい舵取りを迫られることになる。GM兼任、クラブレジェンドということで中々監督としてクビにすることも難しく、成績が悪くても秋口まで引っ張ってしまいそうなところがなんとも。成績がヤバいことになってきたところにTOYOTA様が慌てふためいて、有り余るFW陣にさらにアドリアーノのどれかを投入という、補強市場マニア垂涎の展開を期待したい。でも適当にシモビッチ&永井or川又に放り込んでおけば勝てそうだけどなあ。


・Key Player 田口泰士
昨年は故障によってほとんど出場できなかったが、チームの浮沈は彼が握っている。ボールを受けて長短のパスでリズムを作る仕事ができるのは彼だけ。相方には潰し屋のイ・スンヒがいるのだが、組み立ては主に彼を起点にして行われる。オランダサッカーやるならファン・ボメルあるいはデ・ヨング的なサイド振り分けが仕事なのだが、普通のJサッカーやるなら彼がどれだけいいボールを前線に配給できるかにかかってくるだろう。というか、あんまりどういうサッカーやるか決まってなさそうなので、「このサッカーやるならFWは野田のほうがいい」とか「楢崎の小言うるさい」とか「安田のクロスからシモビッチ、川又のヘッドは卑猥すぎる」などが書かれたTOYOTA会長の署名入り怪文書を小倉監督の執務室に恐怖新聞的に放り込んだりして、うまく監督を誘導していこう!今年はキャプテンに就任したということもあるので、そういった人心掌握術もうまく散りばめながらなんとかがんばるんだ!いろいろ嫌になったら夏にタイに移籍しよう!




■16位 新潟


・加入
[町田] DF 増田 繁人
[京都] MF 伊藤 優汰
[山口] MF 小塚 和季
[福岡] MF 酒井 宣福
[水戸] FW 鈴木 武蔵
[アスルクラロ沼津] DF 西村 竜馬
[慶應義塾大学] MF 端山 豪
[アルビレックス新潟U-18] MF 宮崎 幾笑
[筑波大学] DF 早川 史哉
[柏] 監督 吉田達磨

・放出
[磐田] DF 大井 健太郎
[清水] DF 川口 尚紀
[福島] DF 酒井 高聖
[山形] MF 佐藤 優平
[磐田] MF 山本 康裕
FW ラファエル・ハットン
[無職] 監督 柳下正明


ヤンツー政権も終わり、キジェ監督かという話も出ていたのだが、結局は柏をクビになった吉田監督の元でのシーズンとなる。しかし、苦しい闘いになりそうな予感。吉田監督は柏で無限パス回しサッカーをやっていたように、やはり自分から崩していくのを理想とする監督。ただ、柏では企画倒れなところがあって、結局は個で破壊できるエデルソンやクリスティアーノが必要だった。自分が仕込んだユース上がりの選手がいた柏でもそうだったのだから、一からのスタートとなる新潟ではさらに苦しみそうである。前線を見てもラファエル・シルバ、武蔵、酒井などは速攻向きの選手だし、山本康裕も抜けてしまった。中盤はこばやしゆうきの意識が高くないほうとレオ・シルバが中心になるのだろうが、崩しの局面では山崎と伊藤優汰の特攻、指宿のキープに頼るしかなさそうな感じである。なんかそれだったらばんばん前に走らせてカウンターしたほうが点が取れそうな気がするのだが、それはやらないんだろうなー。守備面でも大黒柱だった大井が抜けたのは痛い。それと、レオ・シルバが昨年の病気以来いまだに元の支配力を取り戻してない感じもする。確かにその前までが異常だったのだが、30歳を超えたということもあり元のハッピーターンを取り戻せるかはわからない。がんがんあの謎の白い粉を摂取していただき、足りなくなったら群馬から調達してくるとよいと思う。放出選手もやむを得ない感じがするのだが、吉田監督のサッカーやるんだったら中盤をいい感じに回せる佐藤優平は残しておいてもよかったかなーと思った。ラファエル・ハットンっていう放出選手がいるんだけど、マジで誰・・・?それと、選手名鑑を眺めていたら28人中18人が「好きなおやつ」にハッピーターン、他の選手もサラダホープ、ぽたぽた焼き、柿の種などの亀田製菓製品を上げていて本当にみんなよく訓練されてるな、と思った。麻薬のような亀田製菓のお菓子を食べて、今年もJ1に残留しよう!!


・Key Player 指宿洋史
パートナーがラファエル・シルバになるか酒井になるか武蔵になるか山崎になるかはわからないが、前線の軸になりそうなのが彼。195cmあるため敵陣での空中戦勝率も50%超えと中々の数字。ただ、やはり魅力はそのキープ力か。懐の深さを生かして、ボールを受けてさばいて受けてさばいてを繰り返せる。吉田サッカーをやるには欠かせない存在で、怪我でもなければ常時出続けることになるだろう。課題は得点力か。エースとして8点はさすがに物足りなく、ゴール前に体を生かして飛び込んでいくようなプレーが求められる。クロスに頭から突っ込んでいくのはあんまり得意じゃないみたいだけど、せっかくのガタイがもったいない。2桁取れれば代表も見えてくる。髪型はものすごくエグザっていて、見た目だけだとJ Soul Brothersの新メンバーに見えなくもない。レゲエ感溢れるコルテースと並ぶと同じグループとは思えないので、そこらへんも要調整。




■15位 甲府

[千葉] GK 岡 大生
[水戸] DF 新里 亮
[岐阜] DF 渡邉 将基
[長崎] MF 黒木 聖仁
[千葉] MF 田中 佑昌
[C大阪] MF 吉野 峻光
[栃木] FW 河本 明人
[柏] FW クリスティアーノ
[ニューカッスルユナイテッドジェッツ(オーストラリア)] MF ビリー・セレスキー
[OKSストミール・オルシティン(ポーランド)] DF 柴村 直弥
[CAメトロポリターノ(ブラジル)] DF ジウトン
[シアノルチ(ブラジル)] FW ニウソン
[名古屋グランパスU18] FW 森 晃太

・放出
[名古屋] GK 荻 晃太
[千葉] DF 阿部 翔平
[岡山] MF 秋吉 泰佑
[湘南] MF 下田 北斗
[京都] MF 堀米 勇輝
[FC東京] FW 阿部 拓馬
[柏] FW 伊東 純也
[長崎] FW 松本 大輝
MF マルキーニョス・パラナ
FW バレー
FW マラニョン


昨年は樋口監督で不調にあえぎ、禁断の佐久間GM監督降臨によってなんとか降格を回避した。それに味をしめたのか、監督見つけてくるのめんどくさかったのか、今年はそのまま佐久間監督留任。第四次甲府盆地防衛線の始まりである。ただ、今年は例年以上に主力の流出が激しい。前線の中核だった阿部拓馬の流出は痛恨だし、タフに中盤を走り回っていた下田、守備の要だったマルキーニョス・パラナ、スピードスター伊東、左WBのレギュラーだった阿部翔平の放出もかなりの痛手となった。ただ、補強も偽ケンペス田中や黒木、新里、クリスティアーノなどそれなりの選手をもってこれた。守備はゾンビ土屋と山本がいるのでなんとかなりそうなのだが、中盤の守備は大丈夫なのだろうか。まあ、だめでもマルキーニョス・パラナ工兵隊長をネクロマンサー佐久間が復活させれば大丈夫か。それよりも最大の問題は攻撃。得点自体は大したことなかったが、昨シーズン前線で孤立しながらも時間を作り続けた阿部の代わりが誰ができるのか。クリスティアーノは柏で改善したとは言え、基本的には単騎特攻型の選手なのでそんな器用なことができるタイプでもない。謎のニウソンがどれくらいやれるかによって今年の苦労が変わってくるだろう。一応ポストプレーとヘッドが得意というタイプらしいが、誰なんだ、ニウソン。元新潟、鹿島のジウトンもなぜかとってきたので、クリスティアーノではなくてアダイウトンとかをとってきて「トントリオ」を結成したほうがよかったのではないか。サッカー的にそれで成功するかどうかはわからん。ともかく、得点がある程度取れれば守備的なチームだけになんとかなりそうである。問題はチームの調子が悪くなった時に「監督俺、クビ」を佐久間さんができるかどうか。ってか、そんなの聞いた事ないんだけどやってくれないかな。自分クビにして就任させた監督をさらにクビにしてもう一度佐久間監督とかいう「冷凍→解凍→冷凍」みたいなクックパッドおなっしゃす!!


・Key Player クリスティアーノ
今年の攻撃の鍵になりそうな人間魚雷。一昨年の甲府時代にはサポートがない中でとにかく特攻していってシュートを豪快に外してくるというコスパがアメ車並のプレーを連発していたが、柏でその傾向も少しだけ改善。うまいチームメイトに恵まれて「プレーの最後はシュートじゃなくてもいい」というサッカーの本質を学び、視野も15度から45度くらいには拡大した。今年はまたサポートがそれほど期待できない環境に戻りそうなので、また30度くらいに戻りそうだけど。ただ、その個人能力はJ1でもかなり上位の才能であり、彼のでき次第で甲府の浮沈が決まってくると言っても過言ではない。ただ、佐久間監督は機能しないとふつーに干しそうな感じもする。一昨年の終盤はそんな感じになっていて、スーパーサブで出てくると結果が欲しいからいつにもましてシュートを撃ちまくって外しまくるという悪循環になっていた。佐久間監督におかれましては、クリスティアーノがイライラしてきたらほうとうを口に突っ込んで落ち着かせるという山梨メソッドでなんとか乗り切っていただきたいものである。




■14位 仙台

・加入
[千葉] DF 大岩 一貴
[清水] DF 平岡 康裕
[ベガルタ仙台ユース] DF 小島 雅也
[千葉] MF 水野 晃樹
[FC東京] MF 三田 啓貴
[金沢] MF 茂木 駿佑
[明治大学] MF 差波 優人
[市立船橋高校] MF 椎橋 慧也
[ベガルタ仙台ユース] MF 佐々木 匠
[青森山田高校] DF 常田 克人

・放出
[長崎] DF 上本 大海
[柏] DF 鎌田 次郎
[千葉] DF 多々良 敦斗
[松本] MF 武井 択也
[松本] FW 山本 大貴
[引退] MF 村上 和弘


去年よく見ていなかったので、今年どうなるかもちょっと予想がつけづらいのだが、やはり残留争いには確実に巻き込まれてきそうな戦力。地味にセンターバックががんがん抜かれてるのが目を引くが、大岩と平岡が取れたのでとりあえずはなんとかなりそう。後はそれほど代わり映えがしない面子。水野、三田などの補強もあったのだが、これもメガヒットとなることはあまり考えられず、基本的には去年の発展形ということになるのだろう。ただ、この面子で繋ぐサッカーというのはけっこうチャレンジングな気もしないでもない。課題は昨年崩れてしまった守備。キム・ミンテと富田のところが防波堤にならないようだと、バックだけで跳ね返せるような面子でもないので失点数は増えていってしまうだろう。去年は得点がそれなりに取れているのだよね。攻撃に数をかけるとその分失点が増えるというシビアなバランスの戦力だと思うので、Jリーグナンバーワン男前監督の渡邉監督にはミリ単位でのチューニング能力が試されるだろう。耐えていけばリャンと水野のキックがあるので、セットプレーではそこそこ天を取れるようにはなりそうだし。後はウィルソンがどれだけ復活できるかもキー。去年は「ハモン・ロペス謎のダイナマイトヘッダーとして覚醒」というレアイベントがあったが、本来のエースが調子を取り戻してくれば、攻撃にも迫力は増してくる。ただ、痛いのはハモン・ロペスとウィルソンはプレースタイルがもろかぶりなので同時起用があんまり考えられないことなのよね。外国人枠も一人余らせてる感じなので、もう一人くらいパンチの効いた攻撃の選手がいるとけっこう面白い感じになってくるのだろうけど。監督が悪くないのと男前なので、最終的には男前ビームで残留しそうである。


・Key Player キム・ミンテ
抜群の運動量を誇るボランチ。隣の富田も狩ってなんぼの猟犬タイプであり、二人で狂ったようにボールを奪いまくって欲しい。ただ、足元が怪しくてつなぎは要訓練項目。この二人がボランチで、ボールが回る気が全然しないのだけれど大丈夫か。キム・ミンテの注目ポイントは他にもある。エルゴラ選手名鑑で「ニックネーム」の質問に「ややミンテって呼ばれたい・・・」とよくわからない回答をしたり、「自分の武器」には「年齢!若いから何でもできる!」とテンションの高い答えを返し、「好きな映画」に「キンガスマン」とむちゃくちゃ誤字ってるところも超かわいい。エルゴラ編集部のミスと言う可能性もあるが。今年は「とにかく明るいキム・ミンテ」として「安心してください!!ファールしてますよ!」と審判に明るく宣言してもらいたいものである(イエローカード)




■13位 磐田


・加入
[鳥栖] GK 奥田 達朗
[新潟] DF 大井 健太郎
[岐阜] DF 高木 和道
[千葉] DF 中村 太亮
[新潟] MF 山本 康裕
[熊本] FW 齊藤 和樹
[青山学院大学] MF 荒木 大吾
[鹿児島実業高校] DF 大南 拓磨
[桐光学園高校] FW 小川 航基

・放出
[鳥栖] GK 牲川 歩見
[神戸] DF 伊野波 雅彦
[水戸] DF 木下 高彰
[FC東京] DF 駒野 友一
[群馬] DF 坪内 秀介
[FC今治] MF 上村 岬
[長崎] MF 田中 裕人
[引退] MF 井波 靖奈


昨年は勘違い移籍でFWがいないことをいじったらぎりぎりでジェイが来て大爆発して、J1昇格。大変申し訳ない。しかし、いくらなんでもボスロイド来るとか予想できない。今年はとりあえずはJ1残留に向けての戦いとなりそう。駒野が移籍した左サイドバックにはJ2屈指のクロッサー中村太亮を補強。左足からのクロスは駒野以上なので、アーリー気味のクロスにジェイが飛び込んで得点というパターンが頻発しそう。また、前線では引いてくるジェイの代わりに裏に飛び出せる齊藤を獲得したことで、さらにジェイが生きそうな感じ。こばやしゆうきの意識の高いほうがそういう仕事が得意ではないので、使い分けられるとよいかもしれない。また、アダイウトンの慰留、山本康裕の帰還などもあり、太田、松井、松浦などもいる前線はJ1でもそれなりに点が取れそうな布陣となっている。ただ、守備はけっこう厳しめ。DFを引き締めていた流浪の伊野波がやっぱり流浪してしまい、その代わりに大井と高木をとったもののさすがにグレードダウン感は否めず。また中盤の守備的なキャラクターが宮崎しかおらず、彼はSBのバックアップあるいはレギュラーも務める存在。上田、川辺がおそらくボランチのレギュラーとなるのだが、ダブルゲームメーカーの組み合わせでJ1で食い止められるかどうか。中村がSBを務める場合にはその前がアダイウトンとなるので、アダイウトンも守備は頑張るのだができれば守備に忙殺させたくない人材であり、ボランチの組み合わせと相まって狙い撃ちされる可能性が高い。前線のジェイが守備ではあまり計算できないのも痛いのだが、得点源的に外すことは考えられず、その分を気持ちスライドでカバーできるかどうか。名波監督はチーム全体のバランスを考えて選手を起用する必要があるだろう。とにかく点数の出入りは激しくなりそう。失点をある程度抑えることができれば残留はできそうな感じであるが、最終的にはカミンスキーが狂ったように止めまくるかどうかが勝敗に直結してきそうなスリリングサッカーでJ1を盛り上げそうだ。ジェイが怪我をするとイエローランプだが、残留は余裕でできそう。


・Key Player 櫻内渚
身体的に頑健で、何かと無理の利く右SB。それほど高さはないのだがやたらと競り合いに強く、セットプレーなんかでよくわからん点を取ることもけっこうある。特に攻撃で気の利いたクロスとか上げるタイプではないし、足元もたいしたことないので組み立てで重要な役割を担うこともない。ただ、90分上下動してサイドの平安を保つためにはとても重要な存在である。体の強さというものがどれだけサッカーに重要かということを知らしめてくれる存在である。去年けっこう見てて好きになってしまった。彼がいなくなると目立ったバックアッパーが見当たらない感じであり、左利きの宮崎が無理やり右SBをやるという世界的にも珍しい現象が見られるかもしれない。ちなみに顔はめっちゃ地味であり、なんか女の子のファンとかそういうのができそうな感じでは全くない。



part2に続きまっせ!!

■J1■2016ゆるふわプレビュー「Tポイントは勝点に加算できますか」part2

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Part1からつづきまーす。



■12位 湘南

・加入
[松本] GK 村山 智彦
[熊本] DF 岡崎 亮平
[浦和] DF 岡本 拓也
[横浜FM] DF 奈良輪 雄太
[甲府] MF 下田 北斗
[千葉] MF パウリーニョ
[福島] FW 田村 翔太
[横浜FM] FW 端戸 仁
[青森山田高校] FW 神谷 優太
[メルボルン・シティFC(オーストラリア)] GK タンドウ・ベラピ
[桐蔭横浜大学] MF 山根 視来

・放出
[FC東京] GK 秋元 陽太
[全南ドラゴンズ(韓国)] GK イ・ホスン
[浦和] DF 遠藤 航
[チョンブリFC(タイ)] DF キム・ジョンピル
[栃木] DF 広瀬 健太
[金沢] MF 可児 壮隆
[名古屋] MF 古林 将太
[鹿島] MF 永木 亮太
MF 澤田 篤樹
FW アリソン


永木、遠藤、秋元と主力中の主力をごっそり抜かれた湘南。それでも最大の懸念だったチョウ・キジェ監督は残ったということで残留は達成できそう。確かに主力は抜かれたのだが、永木のところはパウリーニョ、下田を補強、秋元のところは村山、タンドウ・ベラピで手当ということで、割と適切なカバーはできてると思われる。遠藤のところが奈良輪と岡本ということで若干不安なのだが、まあ日本代表選手が抜けたところを補強できるお金など湘南にはないので仕方がない。基本的には走るサッカーを継続ということだろう。パウリーニョはこのサッカーに嵌りそうだし、単純な守備力だけなら永木よりも確実に上なので活躍が期待できる。本当は前線にパンチのある外国人が欲しいところなのだが、去年獲得したアリソンとかキリノとかがぱっとしなかったので、そこは諦めたような感じである。大槻、藤田、高山、大竹あたりは個々としてはそんなに得点能力が高くないが、チーム全体に走り切る能力があるので、全体ではカバーできそうである。キジェ監督がいきなり「パスサッカーしたい!!」とでも言い出さないかぎりは残留は固そうだし、そんなこと言う可能性は限りなく低いので大丈夫だろう。言い出したら、黙って十字を切ろうではないか。総じて安定期に入ってきたと思われるので、後は選手をとられることは仕方がないのでどうやってそこをうまく補填していくか。キジェ監督がいる間は大丈夫だろうが、その後のこともそろそろ考えなくちゃいけないのかなーと。あと、選手名鑑を見てたら最年少の齊藤未月という少年のかわいさ具合が常軌を逸していたので、ショタ好きの女子たちは今年は要注目していくとよいと思われる。こんなあどけない顔をした少年をキジェ監督が鬼のようにしごくのは若干犯罪の臭いがするけど、ノータッチでいっておこう!!


・Key Player パウリーニョ
千葉ではすっかり空回りしてしまったが、今年は心機一転湘南である。走りまくるサッカーとの相性は抜群なので、千葉の5倍くらいは活躍しそうな予感である。そのボールを奪い取る力はえげつないくらいで、怪我してないときのダニルソンと張るくらいのものは期待してよい。ただ、去年は千葉でうまくいってなかったからかもしれないが、抜群の瞬間湯沸器っぷりを発揮していてイエローコレクターと化していたので、出場停止には是非気をつけていただきたい。キジェ監督としてはパウリーニョがストレスを貯めている時には「定期的にキスをする」「定期的に手を握る」「定期的にサードランナーを意識させる」などの処置を講じ、気持ちを落ち着かせて欲しいものである。あとFK蹴りたがるけど、大したボールはいかないのでそこは勘弁してくれよな!!




■11位 大宮

・加入
[川崎] GK 松井 謙弥
[神戸] DF 奥井 諒
[讃岐] DF 沼田 圭悟
[松本] MF 岩上 祐三
[群馬] MF 江坂 任
[千葉] FW ネイツ ペチュニク
[大宮アルディージャユース] GK 加藤 有輝
[明治大学] DF山越 康平
[大宮アルディージャユース] FW 藤沼 拓夢
[大宮アルディージャユース] FW 川田 拳登

・放出
[栃木] GK 川田 修平
[群馬] GK 清水 慶記
[鳥取] DF 片岡 洋介
[群馬] DF 高瀬 優孝
[横浜FC] DF 藤井 悠太
[徳島] MF カルリーニョス
[釜山アイパークFC(韓国)] MF 渡邉 大剛
[鳥栖] FW 富山 貴光


J2優勝で1年でのJ1復活はお見事。今年はとりあえず残留が最初の目標になってくるだろう。得点力はおそらくJ1でも通用しそう。ムルジャは普通に点を取れるだろうし、規律を手に入れた家長ももちろんキープとドリブルで輝く。そして、我らが千葉からペチュやんを獲得したので、ターゲットも増えた。ここにJ2で戦術兵器と化していたドリブラー泉澤、群馬のプリンスとして躍動していた江坂がいるので、攻撃陣はJ1でもかなり強い部類に入る。昨年サイドチェンジマシーンと化していたカルリーニョスの代わりに、岩上が配給当番をすることになりそう。ただ、問題は守備。悪人顔の菊池と河本のコンビはいいセンターバックだが、中盤の守備が割ときついかもしれない。カルリーニョスがいたにもかかわらずJ2ではけっこう守れていたのだが、今年のJ1相手だとほころびを見せる回数が増えるだろう。あと、平均身長がけっこう低いのも気になる。菊地、河本、ペチュニク、横山までは計算できるのだが、その後がおそらく空中戦を全然やる気がないムルジャ(敵陣空中戦勝率23.7%)で、後は小さな選手が並んでしまう。セットプレーで相手の5番目に高い選手をマークするのが岩上とかになってしまうと、それはさすがにきつい気がする。それも含めて、ある程度の失点は覚悟していくしかないだろう。ただし、それを補ってあまりある得点力があるので、残留は悠々と獲得できそうな気はする。昔の「やべえ落ちる落ちる落ちる落ちる絶対落ちる落ちる・・・やっぱ落ちませんでしたーべろべろばー」という大宮残留劇場を見てみたい気がするのだが、渋谷監督が普通に優秀っぽいのでそれも叶わぬ夢。「残留争いに巻き込まれた大宮の選手は身長が5cm伸びる」という俺の立てた仮説を証明したいので、ひやかしでいいので是非とも残留争いには参加してもらいたいものである。


・Key Player ネイツ・ペチュニク
「千葉は心のクラブであり、2部でも問題ないからマジ残留するから」っぽいことを言ってたペチュやんだったが、電光石火の移籍をキメるあたりが東欧の人間らしいドライさでとても好感が持てる。ペチュやん千葉にいてくれてありがとね・・・大好きだったよ・・・(少女漫画でふられた女の子の独白)。去年は千葉で自由人と化していたが、今年はプレーエリアも限定されることで仕事が捗りそう。体格を生かしたターゲットとして、逆サイドのクロスへの飛び込み要因として、セットプレーの守備要員として、判定に納得が行かない時の五体投地要因として是非お使いください。ただ、逆サイドからの飛び込みはかなり強力で、サイドバックがマークしなきゃいけない場合には身長差でほぼ即死なので、二桁得点を狙えると思う。PA付近で相手を背にしてボールを持つと成功率4.2%の「必殺!ペチュニクターン!」を敢行するのでそちらも注目である(ボールを足の裏で引いてターンするだけ)。後は判定にすごい勢いで抗議するので、イエロー貰わないように横山あたりが羽交い締めにしてください。




■10位 鳥栖

・加入
[磐田] GK 牲川 歩見
[柏] DF 藤田 優人
[C大阪] MF 楠神 順平
[栃木] MF 中美 慶哉
[大宮] FW 富山 貴光
[ジェフユナイテッド千葉U18] GK 辻 周吾
[筑波大学] DF 三丸 拡
[FC東京] 監督 マッシモ・フィッカデンティ

・放出
[磐田] GK 奥田 達朗
[千葉] GK 藤嶋 栄介
[神戸] MF 藤田 直之
[FC東京] MF 水沼 宏太
[京都] FW 田村 亮介
[徳島] FW 山﨑 凌吾
DF 笹原 脩平
MF 菅沼 実
[無職] 監督 森下仁志


オフシーズンにはマガト軍曹降臨の噂が上がると、「ついにJに本物の軍人がやってきた」「あのロープ登りが見られるなんてヒデキカンゲキ」「棍棒はいらないのか?」とサッカーファンの間に戦慄が走ったが、結局マガト軍曹の鉄拳に鳥栖クラブハウスの壁が耐えられなかったために破談。FC東京のポマード・フィッカデンティ監督が誕生となった。ただ、理論もクソもなくとにかく体を鍛えさせて、怪我人にチーズを塗るマガト軍曹よりもフィッカちゃんのほうがはるかによかったのではないか。シーズン前のキャンプでも走らせまくってるらしく、森下前監督がゆるめた守備の規律は戻ってきそうである。ただ、戦力は去年よりも確実に落ちている。チームの心臓だった藤田が抜けたのは痛恨だし、その手当ができていない。右サイドを愚直に走り回っていた水沼のところには突破バカ一代の楠神順平を補強したが、そもそも4-3-1-2になりそうなので、そんなに痛いことにはならなそう。それでも、運動量を生かした守備構築はうまいフィッカちゃんなので大崩れはしないチームになりそうだ。基本的にポマードは攻撃戦術が全く作れない監督なので選手任せになりがちなのだが、そこには豊田がいる。適当にボール放り込んでもなんとかしてくれるので、とりあえず豊田が受けて、後は楠神が突破するもよし、和製シェーン・ロングの池田圭が適度にうざがらせるのもよし、鎌田大地がスルーパスを出すもよしである。豊田が鳥栖に残り続けてることは本当にすごいことだと思う。また、監督が決まったのが遅かったので補強で出遅れたが、夏のマーケットで中盤を補強できればさらにもうちょい上の順位に行けるかもしれない。問題はグラブルガチャ問題で揺れるCygamesがそこまで耐えられるかどうかという一点にかかってる。鳥栖ファンの方におかれましては重課金でがんがんガチャを回していただき、夏のポマード補強でカニーニとかアブラモフが来ることを願おう!!あとk元切り込み隊長こと山本一郎さんに砲火を緩めるように賄賂とか贈ろう!


・Key Player 鎌田大地
昨年の衝撃のデビューを果たした若者は今年は躍進の年となりそう。圧倒的な技術を感じるトラップ、パス、ドリブルは本当にセンスの塊という感じ。今年は2トップ下という最も輝くポジションを用意されたので、そのセンスがむちゃくちゃ輝きそうだ。ただ、去年は競り合いに弱いという点を突かれることも多く、それを回避するようなプレーもけっこう目立ったので、そこをなんとかできれば。噂では筋トレやってるようなので、けっこう期待できますな。後はフィッカちゃんの守備の要求に応えた上で攻撃にエネルギーを残せるかどうかも重要。FC東京でトップ下を務めていた河野はMr.やんちゃドリブラーだったのだが、現在はなぜかドリブルをほどんどしないランナーになってしまっているので、その二の舞いにならないように気をつけよう。あと、フィッカちゃんに干されないように、ポマードで髪を固めてみるとか、要所要所で「ローマは一日にして成らず」とかつぶやいて監督に媚びていこう!!




■9位 横浜FM

・加入
[YS横浜] GK 高橋 拓也
[千葉] DF 金井 貢史
[松本] MF 前田 直輝
[順天堂大学] DF 新井 一耀
[横浜F・マリノスユース] MF 遠藤 渓太
[横浜F・マリノスユース] MF 和田 昌士
[慶煕大学(韓国)] DF パク・ジョンス
[関東学院大学] FW 富樫 敬真

・放出
[東京V] GK 鈴木 椋大
[長野] DF 天野 貴史
[山口] DF 北谷 史孝
[湘南] DF 奈良輪 雄太
[千葉] DF 比嘉 祐介
[金沢] MF 熊谷 アンドリュー
[G大阪] MF 藤本 淳吾
[G大阪] FW アデミウソン
[湘南] FW 端戸 仁
[京都] FW 矢島 卓郎


お客様の中にFWはいませんか!!?1トップとして今年こそはと期待していたらふぃにゃんがほんとに足がとっても痛いにゃんになってしまい、前十字靭帯断裂の大怪我でシーズンエンド。なんてかわいそうな選手なんだ。一気に前線が手薄になってしまった。元和製アンリこと伊藤は献身的に味方を活かすことに長けているが、上位にあがるためにはちょっとパンチ不足。富樫も素晴らしい才能をもっているのだが、いかんせん本格的な稼働は今年からということで全てを任せるのもつらい。また、去年は攻撃の核となっていたアデミウソンが親会社シティの意向でG大阪に転勤。サラリーマンはつらいよ。その補填は特になし。毎年親会社の方針に補強が左右されるとは言え、ここから大型補強があるのかどうか。ビジャというのも一瞬だけ噂にはなったが、どうもこれは飛ばしだったようで。フリーのケーヒルも中国に決まってしまったようだし、基本的には既存戦力で今年はいくしかないのではないか。アデミウソンだけでなく藤本もいなくなってしまったので、地味にこれもつらい。松本から前田を獲得して、彼はエネルギッシュなドリブラーだが、この2人より上ということはないだろう。モンバエルツ監督は若手を使うのに積極的とは言え、一気に寂しい感じになってしまった。これは別に毛髪の話ではないことはここで断っておく。キャンプでは4-3-1-2を試したりしたが結局やめてしまったようで、いろいろと足りない部分が多いのではないだろうか。別にこれは毛髪の話ではない。ただ、三門、中町、喜田のボランチは数も質もよいし、中澤中心の守備はやっぱり固いし、中村初号機も健在ということで、大崩れをすることはないのではないか。ただ、あんまり上がり目が見えず、今年は若手育成しつつ降格しないというのが一つの目標のシーズンとなるだろう。ただ、シティというでかい後ろ盾がいながらこの補強は悲しいものがある。別にこれは毛(以下略)。開幕までには間に合わなくても、グアルディオラ就任で大鉈が振るわれる予定のシティから戦力外のおこぼれを期待したいところである。ヤヤ・トゥーレとか来ないかなー!!年齢的にも!!


・Key Player ウィルフリード・ボニー
もし、である。もしレンタルでもいいから来ることになったら、これ以上の選手はいないのではないだろうか。去年からマンチェスター・シティに加入したFWであるが、アグエロのバックアップの座をイヘアナチョとかいう面白ネームの若手に奪われ、現在はすごく暇してる。ただ、コートジボワール代表ということもあり、その実力は折り紙つき。スピードを生かしてゴールに迫れるし、高さもテクニックも一級品である。ほんとにシーズン頭からJにきたら30点くらいは取るのではないだろうか。アデミウソンがいなくなった穴も悠々と埋まるというものである。髪型的にもアフロなので中澤との親和性も高い。あと、たぶん横浜緑区あたりに住みたいと思ってる。ここまできたらボニーの獲得に躊躇する理由があるだろうか?横浜FM強化部におかれましては、シティ強化担当であるチキ・ベギリスタインがうっかり昔の携帯に残しておいてしまったセックス動画を送り、ボニー日本上陸のプレッシャーをかけていただきたいものである。




■8位 神戸


・加入
[磐田] DF 伊野波 雅彦
[水戸] DF 田中 雄大
[清水] DF 村松 大輔
[鳥栖] MF 藤田 直之
[栃木] FW 松村 亮
[蔚山現代(韓国)] GK キム・スンギュ
[ヴィッセル神戸U-18] MF 中坂 勇哉
[ヴィッセル神戸U-18] DF 藤谷 壮
[ヴィッセル神戸U-18] DF 東 隼也
[阪南大学] MF 松下 佳貴
[関西学院大学] MF 小林 成豪


[大分] GK 吉丸 絢梓
[大宮] DF 奥井 諒
[鹿島] DF ブエノ
[札幌] DF 増川 隆洋
[名古屋] DF 安田 理大
[重慶力帆FC(中国)] MF チョン・ウヨン
[シロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)] MF 森岡 亮太
FW マルキーニョス


10番とキャプテンが出て行ってしまったネルちゃん2年目の神戸。ただ、森岡は明らかにネルちゃんが持て余してた感じだし、チョン・ウヨンのところは藤田の加入で埋まりそう。ウヨンと藤田のダブルボランチだったらもっと上の順位予想だったのは言うまでもない。そして増川、ブエノを出したCBが全然足りなそうな感じでやばかったのだが、磐田を退団していた莫逆伊野波をゲット。サイドは去年の相馬がいるところに正確なクロスがウリの田中雄大を補強。逆サイドの高橋は健在なので、なかなかよさそう。前線は多士済々。レアンドロがトップに君臨し、シャドーを渡邉千真、小川、増山、ペドロ・ジュニオール、石津などがポジションを争う。レアンドロが健康でありさえすればこのユニットはけっこう強力で、点はそこそこ取れるだろう。また、キーパーは山本と徳重で悪くなかったのだが、そこに韓国代表キム・スンギュを撮ってきたのはふつーにグレードアップになりそう。山本と徳重のどっちかは夏に出て行くんじゃないかなあ。全体的に見ると、ボランチのレギュラーが藤田と三原、バックアッパーが村松、田中英雄というのが他のポジションに比べるとちょっと弱くなってるのは気になるところ。梨田さんが楽天ゴールデンイーグルス監督に就任してそんなに口挟めなくなって暇になることが予想される三木谷さんに、「ねぇ~、ミキタニィ~ん、モドリッチかブスケッツが欲しいぃ~どっちも欲しいぃ~ん」とかわいくおねだりしてみたらどうだろうか、ネルちゃん。とは言え、そう簡単にステキボランチが買ってこれるわけでもないので、順位はこのへんになるかな、と。降格の心配は全然ないけれど、上位に食い込んでいくにはちょっと足りなそう。


・Key Player 伊野波雅彦
移籍させたら日本一という元代表CBが神戸に舞い戻った。その能力には疑いがなく、空中戦には弱いもののカバーリング能力と潰しでネルシーニョ監督に重用されるだろう。ただ、移籍先も決まらないままに退団をキメたにもかかわらず、自分を一番高く買ってくれそうなところに売り込む能力はすごいものがある。本当にこの男は自分の価値をよく知っている。海外ではこういう渡り歩き方は普通だけれど、日本では大黒とか一部の傭兵だけがやってる動き方で、ほんとに面白い選手だなーと思う。たぶん神戸じゃなかったら名古屋に移籍してたはず。これからも正確に市場の流れを見極めて自分を売り込んでいただき、所属チーム数をどんどん増やしていっていただきたい。まったく神戸に骨を埋める未来が見えないところがとてもステキ。キャリアの最後には選手権監督として相模原あたりにいそうな感じがバリバリである。




■7位 川崎

・加入
[千葉] GK 高木 駿
[FC東京] DF 奈良 竜樹
[柏] MF 狩野 健太
[京都] MF 原川 力
[北九州] FW 大塚 翔平
[千葉] FW 森本 貴幸
[アヴァイFC(ブラジル)] MF エドゥアルド・ネット
[水原三星(韓国)] GK チョン・ソンリョン

・放出
[清水] GK 西部 洋平
[大宮] GK 松井 謙弥
[福岡] DF 實藤 友紀
[栃木] DF 山越 享太郎
[千葉] MF 山本 真希
[C大阪] FW 杉本 健勇
[千葉] FW 船山 貴之
FW アルトゥール・マイア


おそらく風間大僧正総決算の年となりそうだが、タイトルはちょっと難しそう。例年のように今年も奈良、エドゥアルド・ネットの守備要員を獲得してきたが、ネットは使うっぽいけど奈良はレギュラーも危うそうな感じ。結局フロント主導で守備の選手を取ってくるのだが、「攻撃で人を外せるかどうか」という基準をクリアーしないと使われることはないため、宝の持ち腐れである。今年は車屋、谷口、武岡の炎の3バックに加えて、谷口、武岡がCBの4バックという地獄布陣も試している模様。もちろんその場合の右サイドバックは守備がスカスカのエウシーニョである。エターナルフォースファイヤーフォーメーション!!キーパーは死ぬ!!せっかく獲ってきた韓国代表のチョン・ソンリョンだが、5月くらいには「あれ?競技違う?」ってクエスチョンマークで頭がいっぱいなってる可能性大。ちなみに武岡は数年前まで攻撃的MFでした。しかし、もうこの際守備はよいのである。だって直す気ないんだもん。それよりもこのチームの最大の問題は、そこまで守備投げ捨ててるくせに、得点がそれほどとれてないこと。62点は73点の広島、69点の浦和よりもぐっと少なく、せめてそこくらいはぶっちぎりで1位にならないと、タイトルの可能性はないだろう。80点くらい取れたら優勝できるかも。ただ、攻撃陣には狩野、森本、原川、大塚などの選手を獲得してきたのだが、森本は大久保、小林のバックアッパーだからいいとして、他はどう使うつもりのかよくわからん。ACLもないのにどうするんだろうと思うのだが、やはり風間大僧正は悟りからの解脱、そして覚醒という宗教的な目覚めを期待しているのだろうか。普通に夏に誰かJ2にレンタルされそう。総じて例年通りの風間サッカーであり、そんなに驚きはないのではないだろうか。爆発力はあるのだが安定感があまりないので、リーグタイトルというのはどうしてもきつい。どうしてもタイトル獲得を目指すのであれば、カップ戦に集中してみるというのも一つの手かもしれない。夏頃には風間大僧正監修のアニメ映画「時をかけるエウシーニョ」が公開される予定なので、要チェックだ!!


・Key Player 小林悠
「もし80点とれたら」と書いたが、そのためには小林が1年ずっと健康でいることが絶対条件だろう。その身体能力とここ数年磨かれたポジショニングは確かなものなのだが、とにかく怪我が多すぎる。日本代表に招集されても毎度怪我で辞退して、ハリルホさんに「どゆこと?」って因縁つけられたという話もあったような。去年のリーグの出場が18試合、5得点というのは彼の能力からすれば残念すぎる成績である。森本が入ってきたが、彼もまた怪我のデパートであり、主に千葉のせいで得点感覚を忘れつつあるので(ごめんね!)、小林にかかる期待は大きいのである。怪我を避けるためにもどんどん願掛けをやっていただきたいものであり、川崎市の稲毛神社にお百度参りをする、稲毛神社に大久保の藁人形を吊るして釘を打ち込むなどのオカルトで怪我を回避していただきたい。ただ、もし怪我をしてしまったら、ドイツ伝統の療法である「患部にチーズを塗る」という方法を知っているので、詳しく知りたい場合にはご連絡ください。鳥栖の監督になりそうだったドイツ人を紹介するので。



Part3で最後だぜ!!


■J1■2016ゆるふわプレビュー「Tポイントは勝点に加算できますか」part3

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Part1Part2から続くー。
さいごでーす、イエイ!



■6位 柏

・加入
[福岡] GK 中村 航輔
[柏レイソルU‐18] GK 滝本 晴彦
[仙台] DF 鎌田 次郎
[甲府] FW 伊東 純也
[柏レイソルU‐18] MF 安西 海斗
[チョンブリ(タイ)] MF ジュリアーノ・ミネイロ
[スポルティング・リスボン(ポルトガル)] FW 田中 順也
[オネハンガ スポーツ(ニュージーランド)] MF 手塚 康平
[ポンチプレッタ(ブラジル)] FW ディエゴ・オリヴェイラ
[アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)] 監督 ブルーノ・メンデス

・放出
[京都] GK 菅野 孝憲
[長野] GK 三浦 龍輝
[千葉] DF 近藤 直也
[鳥栖] DF 藤田 優人
[川崎] MF 狩野 健太
[バンクーバー・ホワイトキャップス(アメリカ)] FW 工藤 壮人
[甲府] FW クリスティアーノ
[全北現代(韓国)] DF キム・チャンス
[ジムナスティック・タラゴナ(スペイン)] DF 鈴木 大輔
[新潟] 監督 吉田達磨


なんとなくこの順位に上がってきてしまっているが、けっこう読めないチーム。でも、うまくいけば今年はそこそこいけるんじゃないか。ユースからのシームレスでコードレスでプライスレスなサッカーは1年で封印。それはそれでどうかと思うのだが、吉田監督のもとで上を目指せる絵をフロントが描けなかったのなら仕方がない。エースの工藤が抜け、守備の要の鈴木が抜けたのだが、前者の代わりは田中順也炎の帰還で代替できるだろう。後者も鎌田を仙台から獲得したのでグレードは若干下がるが補完はできてる感じ。中谷もエドゥアルドもいるしね。ユース上がりの選手である小林、山中、中村あたりも着々と経験を積んでおり、甲府から伊東も加入したし、若々しいチームになりそう。攻撃陣はかなり強力っぽい。エデルソンは守備はたらたらやってるけど攻撃はやっぱりけっこうよいし、ディエゴ・オリヴェイラは完全に当たり外人。ジュリアーノ・ミネイロは見たことないからわからんけど、名前がブラジルでいったら「田中達也」くらいありがちな感じなので、全盛期の田中達也くらいは活躍してくれるかもしれない。このブラジルトリオに大津、田中、茨田が絡んでくる攻撃は中々に迫力がありそうだ。メンデス監督は去年までのポゼッション重視戦術から縦に早い攻撃を志向しており、クロスには逆サイドを必ず飛び込ませている模様。謎の機械を駆使するIT派でもあり、ロジカルな印象がある。シーズン終盤には大津や栗澤のこめかみにアルミのプラグが刺さっていて、メンデス監督がレバーで操作しているという状況も十分にあり得ると見ている。ただ、やっぱり守備は少し不安で、ちばぎんカップではセットプレーから間抜けな感じの失点を繰り返していたので、そこらへんをきちんとできるようになればよいのかな、と。去年の福岡のように中村航輔が狂ったようにシュートを止めまくる展開を期待。個人的にはゼンデン現象によってサイドバックやらされてる伊東純也が疲れのあまり黒塗りの高級車にぶつかったりはしないか心配だが、示談の条件に気をつけてがんばっていこう!!


・Key Player ディエゴ・オリヴェイラ
よくよく考えたらこの男もブラジルでいったら「山本太郎」くらいの名前なのかもしれない。仲間たちをがんばって集めよう!ちばぎんカップで初めて見たのだが、千葉のディフェンスがそこそこきてるのにもかかわらず悠然とキープしてボールを捌き、ドリブルで持ち上がっていくその姿に「明らかにものが違う」と感じたので千葉にくださいダメですかそうですか。去年のクリスティアーノも戦術兵器として素晴らしかったのだが、ディエゴ・オリヴェイラはそれよりももっと周りを使えて、汎用性も高い感じ。両足を使えるし、二人に囲まれても全然苦にしてなかった。相手が千葉だからかもしれんけど、千葉だからかもしれんけど。ともかく今年のJ1の外国人選手の中ではかなり上位に位置すると思われ、彼の活躍次第で柏の今年が決まってくるだろう。ちなみに顔はイケメンな感じはあんまりなく、2、3人は消してる感じで迫力があります。シーズン中にうまくパスが合わない大津が消されるかもしれない。




■5位 FC東京

・加入
[湘南] GK 秋元 陽太
[磐田] DF 駒野 友一
[鳥栖] MF 水沼 宏太
[甲府] FW 阿部 拓馬
[北京国安(中国)] MF ハ・デソン
[明治大学] DF 室屋 成
[FC東京U-18] DF 柳 貴博
[光云大学(韓国)] MF ユ・インス
[無職] 監督 城福浩

・放出
[SVホルン(オーストリア)] GK 権田 修一
[フィテッセ] DF 太田 宏介
[川崎] DF 奈良 竜樹
[C大阪] DF 松田 陸
[仙台] MF 三田 啓貴
GK ブラダ・アブラモフ
[鳥栖] 監督 ポマード三太夫


リーグ最終戦での森重の涙から1ヶ月、棚ボタで得たACL出場プレーオフでタイのチョンブリを9-0で虐殺。見事に本選出場を飾ることとなった。ただ、これがリーグ戦にとってはよくないことになりそう。2012年以来久々のACL出場となるが、プレーオフで勝つためにおそらく前倒しで調整しているはずであり、後々それがボディーブローのように効いてきそう。そこを久々の復帰となる城福監督がうまくコントロールできればよいのだけれども、城福さんもACLとか初だからよくわかってないかもしれぬ。ハ・デソン、水沼、阿部、室屋(怪我しちゃったけど)などの加入もあったし、ユース上がりがうじゃうじゃいるので選手層ははそこそこ問題なさそう。ただ、外国人枠のサンダサ&バーンズのドイツあたりのメタルバンド名っぽくてパンチが効いてるのだが、肝心のプレーはイマイチ助っ人感がないのが痛いところ。どちらもいまだに武藤の代わりになることはできていない。ただ、それでも阿部の加入は前田をより自由にしてくれるはずである。ちなみに、新加入のハ・デソンの名前を聞くと、明石家さんまを思い出すことをここに申し添えておきます。流出した戦力としては去年は武藤離脱後は戦術砲兵として狂ったようにクロスを上げていた太田の離脱がやはり痛い。駒野を獲得したが、さすがにもう年だからというのもあるし、左サイドからのクロス精度もいいとは言え太田には劣る。去年のような「かっちり横分けクロスでどっかん」みたいな攻撃戦術をとることはないだろうとは言え、ここは純粋に落ちたところだろう。新監督、ACLの負担ということもあり、まあこのへんの順位かな、と。前の城福さんのときのようにメダパニって降格とかはなさそう。最後に、賛否両論ある城福さんの監督就任だけど、まあ悪くはないんじゃないかな、と。前監督のフィッカちゃんが攻撃で限界を示しつつあったのも確かだし、Jでそこまで固いゾーンの約束事をしてもあんまり意味がないってのもあるし。城福さんは甲府で幅も広がったし、守備の適当さとかほんとはぐんぐん攻撃したいところとかあらゆる意味でJリーグっぽい監督という認識なので、いったん回帰もありではないだろうか。ちなみに城福さんの代名詞である「ムービング」の意味については諸説あるのだが、「なんかいい感じ」くらいにとっておけば正解である。


・Key Player 水沼宏太
おそらく4-2-3-1か4-4-2になるであろう今年のFC東京で、愚直にワイドを走れる選手として珍重されるだろう。また鳥栖の地獄トレーニングを潜り抜けてきたので単純に走力もあるし当たりもそこそこ強いので、ACLでも相手に負けなさそう。ユース時代から父親のプレーした横浜FMにいたがトップではあまり出場機会がなく、鳥栖で数年修行してプロテインを摂取、満を持して横浜FMより上の順位だったクラブに移籍というのは非常に復讐感に溢れており、物語としてエモい。なかなかこのパターンで成功する選手がいないだけになおさら。年齢的にも選手として全盛期に差し掛かっており、代表とかにあんまり呼ばれそうな選手でもないのだが、ここから数年は堅実にサイドを支える職人としてFC東京だけでなく他チームにいったとしても重宝されるだろう。パパも喜んでることだろうなー。




■4位 浦和

・加入
[専修大学] GK 福島 春樹
[湘南] DF 遠藤 航
[京都] MF 駒井 善成
[作陽高校] MF 伊藤 涼太郎
[アスタナ(カザフスタン)] DF ブランコ・イリッチ

・放出
[湘南] DF 岡本 拓也
[愛媛] DF 茂木 力也
[水戸] MF 斎藤 翔太
[引退] MF 鈴木 啓太


ここから上はどこが優勝してもおかしくないかなー。そんな浦和は4位くらいで。今年は地味な補強に終始。と言っても、遠藤を獲ってきたのは森脇のところがさすがに脆弱だったので良い補強。イリッチはでかくて強くて対ACL用感満々なのだが、とにかくDFに小回りと持ち上がりを期待するペトロビッチ監督が使いこなせるかどうかは知らん。たぶんそんな使われずに、橋本と一緒にベンチにいる時間が長くなりそう。駒井は普通にいろんなところでドリブルさせられそうだ。ここもやはりACLが重くのしかかってきそう。元々ターンオーバーが得意ではない監督であり、選手のコンビネーション命なので部分的にも代えづらいチーム構成なので、例年のように主力に疲労が溜まりまくりそう。また、「世界基準だ!」と言ってオールコートプレスとか試してるようなのだけれど、そんなん1試合ずっとやるチームなんかない。一体それはどこの世界の話なのか。オールコートプレスは当然のように体力を使うので、リーグ戦に向いてないと思われる。さすがにマンネリ化してきたので、選手の目先を変えるにはなかなか面白いと思うが、本気でやろうとしてるんならマジで止めてあげたい。きみは岡田“カミカゼ”ジャパンを見たことがないのか。広島やガンバに比べて下にしてるのはやっぱり監督の違いということで。割り切って守れるかどうか、割り切って試合を殺せるかどうか。その耐える行為を選手にうまくやらせることができずないペトロビッチ監督は、やっぱりロマンチストだし、勝てる監督というよりも選手を育てるユース監督とかのほうが向いてるような気がする。彼で勝つためには、もう一段上の戦力を用意してあげたい。ほら、ジャクソン・マルティネスとかアレックス・テシェイラとか。まあ無理なんだけど。また、先にちょっと書いたけども徐々に忍び寄るマンネリ化も心配。あのグァルディオラやモウリーニョでさえ3年以上になるとやり方に難しさを感じてるようだし、浦和も主力が気づけばけっこう長い期間定着している。高齢化もあるし、そろそろ監督かチームかどっちかの変化をする時期にきているのかな、と。普通に考えたら監督だけど。ただ、他のチームも極度に安定してるわけではないし、ACLで他が勝ち進んだらどうなるかわからないので、優勝を狙える可能性はもちろんある。監督の指示は期待できないので、選手が自主的にゲームを殺す方向にコントロールできれば。その中心となるのは柏木、阿部だろう。彼ら次第。


・Key Player 興梠慎三
前線はけっこう数がいるのだけれど、攻撃の機能的にもっとも必要なのは彼のポストプレイ。阿部、柏木の次に怪我しないで欲しい選手だろう。楔にはいるタイミングがうまく、足元も確かなので彼にボールが入るのを起点にする、あるいは彼がスルーしてその裏に走り込むというのが浦和の攻撃の十八番。そろそろ読まれてきてもいるのだが、読まれていても止められないことも多々ある。ただ、惜しむらくは去年は怪我が多かった。相手を背負うことが多いので仕方がないのだが、それでも常時出場してほしい選手であり、こういうところでもペトロビッチ監督は試合の重要性を考えてターンオーバーして欲しい気がするんだけどなあ。なぜか口髭を生やしていたのだがあんまり似合ってないし、アゴ髭と一緒に伸びると抜群のレスホーム感が出てくるので、今年はつるっといってほしい、つるっと。そういえば、いつの間にかもう今年は30歳になるのだなあ。




■3位 G大阪

・加入
[熊本] DF 野田 裕喜
[愛媛] MF 岡崎 建哉
[藤枝] MF 小川 直毅
[山形] MF 小椋 祥平
[横浜FM] MF 藤本 淳吾
[横浜FM] FW アデミウソン
[熊本] FW 一美 和成
[関西学院大学] FW 呉屋 大翔
[ガンバ大阪ユース] FW 高木 彰人
[ガンバ大阪ユース] MF 市丸 瑞希
[ガンバ大阪ユース] MF 堂安 律
[ガンバ大阪ユース] DF 初瀬 亮
[大津高校] DF 野田 裕喜

・放出
[名古屋] MF 明神 智和
[岡山] FW 赤嶺 真吾
FW リンス


去年は天皇杯だけだったが、今年も目指すは優勝!ということになるのだろう。最大の補強は宇佐美の残留。「絶対出る」「むしろ去年から出てた」「最初からいなかったものと思え」「事故にあったと思って」と宇佐美が抜けることをほとんどの人が覚悟していたのだが、そういう状態からの残留はプレゼント以外のなにものでもない。また、アデミウソン、藤本の加入は朗報。ほぼバックアップがいなくて死にかかっていた大森、阿部、倉田のところに、タイプは違うと言えども質の高い選手が来たのは普通にうれしいことだろう。藤本は左足のセットプレーも蹴れる貴重な人材。アデミウソンは去年横浜FMでその才能に疑いの余地がないことを示しているし、宇佐美不在あるいは夏に出ていった時の攻撃のパンチ不足を補う存在になるだろう。宇佐美と合うのかという一抹の不安はあるのだが、中村初号機ともなんとか合わせていたし、その不安はそっと淀川に流しておこう。放出の赤嶺はほぼ出番がなかったし、リンスは仕上げ専用の上に「あれ?それほど仕上げられない?メリットの安いやつ?」って感じだったし、明神も年齢的にさすがにきつくなってきたので、問題はなさそう。ACLもあるので選手層は厚ければ厚いほどよい、できれば一個師団くらい欲しいところなので、これでよいだろう。ユースから大量引き上げはセカンドチーム作るから?なのかな。ただ、岩下“WORST”敬輔と西野の負傷によって火の車で、今野をセンターバックに使ったりしてるDF陣がとても不安なこと。右サイドバックも米倉のバックアップである初瀬が普通に使われたりしてるので、けっこう危うい。これが緊急避難だったらよいのだが、恒常的にこういう状態になるとさすがにしんどいし、丹羽ががんがん両手を上げてスライディングしてPKを与えてしまうことになるだろう。それでもまあACLはそこそこいいところいくだろうし、リーグも優勝争いだろう。逆にACLでこけたりすると、一気にリーグの優勝候補の主役になる可能性も大。まあ捨てることはないだろうけどね。


・Key Player パトリック

彼の成長がそのまま得点力のアップにつながるという上位チームには珍しい状況にあって、今年も奮闘する筋肉。年々うまくなってるのは確かで、去年は難易度Sの大技「ワンツー」と難易度SSの幻の技「ワンツーのリターン」を会得した(成功率3.2%くらい)。まあそれは冗談として、天皇杯でも西川のタイミングをうまく外すシュートを決めたりして、「シュートは力いっぱい撃たなくても殺されない」ということを学びつつある。ともあれ、小技をいろいろ学んだのもいいのだが、やはり彼の魅力と言えば筋肉と勢いである。どれだけ足元がおぼつかなくてもフィジカルに明るい選手がどれだけJで優位に立てるかというのは、彼自身が証明しているので、今年も森重とかオーマンあたりの重量級とプロレスをして主に俺を楽しませていただきたいものである。帰化の話も出ていて実際そうなったらハリルホジッチ大興奮して思わず丹羽をビンタしちゃうと思うが、手続きのタイムリミットがちょっと絶望的であり、なんらかの特例でもない限りは次のW杯は無理だろう。ただし、パトリックが「アルトコロニハアルヨナ・・・」とか「リョウリジョウズハトコジョウズ」とか「ズットタイセツニシテネエイキュウホショウノワタシダカラ」とか言ってたらすごく面白いので、みんな黙って間違った日本語をたくさん教えていこう!!




■2位 鹿島

・加入
[清水] GK 櫛引 政敏
[神戸] DF ブエノ
[湘南] MF 永木 亮太
[東京V] MF 三竿 健斗
[山形] FW 高崎 寛之
[鹿島アントラーズユース] FW 垣田 裕暉
[鹿島アントラーズユース] MF 田中 稔也
[鹿島アントラーズユース] MF 平戸 太貴
[鹿島アントラーズユース] DF 町田 浩樹


・放出
[熊本] GK 佐藤 昭大
[愛媛] DF 鈴木 隆雅
[C大阪] DF 山村 和也
[山形] MF 梅鉢 貴秀
[北九州] MF 本山 雅志
[岡山] FW 豊川 雄太
FW ダヴィ


昨年はヒゲをクビにした後に怒涛の追い上げを見せたが届かず。ヒゲーニョの負債がでかすぎたので、返済を求める内容証明でもブラジルに送ってあげるとよい。今年も去年の勢いが衰える要素があまり見当たらず、序盤から優勝争いに絡んできそうだ。まず、大きいのはいったんポルトガルに帰った金崎が戻ってきたこと。昨年の攻撃を支えてMVPクラスの活躍だった彼が戻ってきたのは純粋な戦力の上積みでしかなく、二列目でもトップでも使える彼の帰還によって再び高崎がレンタル先を探し始めたとかの噂も(未確認)。戻ってくる際に金崎が「パパーーーーーーーー!!鹿島復帰おめでとぅーーーーーーーー!!!」と叫んだかどうかは定かではない。また去年は前十字靭帯をぶっちーんとしてしまったジネイが順調に復帰してるのも朗報。その懐の深いキープは多士済々の鹿島攻撃陣の中でも異質であり、金崎あたりとはすごく合いそうである。ジネイ順調の様子を見た高崎が(以下略)。つうか、これに赤崎もいるので、、真面目に高崎の出番はパワープレーだけということにもなりかねない。二列目もカイオ、遠藤、鈴木優磨、中村、土居といるので、豊川移籍もそれほどダメージはなさそう。豊富なコマを柴崎、小笠原が操る攻撃はまったくもって厄介の一言。また、ボランチの補強も秀逸。永木は小笠原の代わりもできるし、急に「ロックの本場に行きたい」とか言って海外行く可能性もある柴崎の代替にもなる。三竿もベテランのような落ち着いたプレーができる選手で、将来性含めてグッドな補強。またDF陣も身体能力お化けのブエノを獲ってきたのも面白い。植田と一緒に並べると、「空中戦でも地上戦でも1対1は一度も負けなかったのに5失点」とかとんでもないことになりそうだが、張飛と顔良並べたみたいで面白そうなので年に1回くらいはやって欲しいと思う。それとキーパーも五輪代表で活躍した櫛引を獲得し、曽ヶ端の後継者としては期待できる存在だろう。レンタルだけどそんなもんは札束でほっぺたひっぱたいてやればええねん!(ナニワ金融道)総じて補強が成功している印象。さらにはACLがないという強みもある。石井監督もインタビューなんか聞いてると非常に論理的であり、いい監督の臭いがプンプンする。久々のリーグタイトルも視野に入ってきた。広島は非常に高い壁だが、勢いでいったら鹿島の方が上。うやむやのうちになんとか王者を倒そう!!


・Key Player 植田直通
五輪代表では無類の空中戦の強さを誇り、出場権獲得に大きく貢献した。守備組織がグダグダになればなるほどこういう無茶苦茶な身体能力がものを言うのがサッカーである。それにしても空中戦が強いとは思っていたけど、そこまで強いとは思わなかった。マジで無敵に近い状態。それほど空中戦頼みの選手も多くないJリーグなら、ほんとうに最強かもしれない。ただ、そのためにはもっとDFとして成長しないと使ってもらえない。五輪代表でも空振りしたりしていまいち安定感とは程遠かったため、そこらへんをなんとかできないだろうか。同じ身体能力系のブエノにいろいろ教えるうちに何かに気付き、必殺技「サイレントキリング」を思いつくという少年漫画的な展開も期待していきたい。「サイレントキリング」は相手FWに後ろから忍び寄って首の骨を折る技です。五輪予選を見た方はお気づきだと思うが、おもいっきり任侠顔であり、この顔に一番似合う職業はと聞かれたら「組長のボディガード」としか答えようがなく、同じく任侠顔の鈴木優麿と並ぶと仁義なき鹿島感がすごいことになるが、受け答えも非常にしっかりしていてナイスガイなのでみんなで応援していこう!真面目な話、日本代表の守備の将来を決める存在にもなりうるのだから。





■1位 広島

・加入
[熊本] DF 大谷 尚輝
[山形] MF キム・ボムヨン
[清水] FW ピーター・ウタカ
[京都] FW 宮吉 拓実
[サンフレッチェ広島ユース] MF 長沼 洋一
[四日市中央工業高校] MF 森島 司

・放出
[清水] DF ビョン・ジュンボン
[大分] MF 山岸 智
[アル・アインFC(UAE)] FW ドウグラス


ベタで申し訳ないのだが、ここは押さざるを得ない。昨年王者の二連覇の可能性はやっぱりけっこう高そうだ。MVP級の活躍を見せていたドウグラスの後釜をどうするのかと思っていたが、そこには清水でくすぶりかけていたウタカを悪魔召喚。清水のチーム状態が悪かったので昨年はあまり活躍できなかったが、ウタカ自身はスピードと独特のドリブル、パスで違いを創りだしてきた。広島のシャドーに合うかどうかが焦点だったが、ゼロックススーパーカップでとんでもないボレーを決めただけでなく、間で受けて再三にわたって脅威を与えて価値を示している。運動量はそんなに多くないが、明らかにフィットしていて、シーズンが深まるにつれて手がつけられなくなる可能性は高い。また、サイドは山岸が抜けたがその代わりにもっと走れるミスター筋肉キム・BOMBヨンを獲得。攻撃ではいまいちだしクロスも適当だが、二人分のスペースを90分埋められる驚異の運動量は山岸とはまた違った意味で重要になり、柏、ミキッチ、清水のサイド陣に新たな選択肢をもたらすだろう。ネクスト佐藤寿人として伸び悩んでいた宮吉もとったし、補強は100点。DF陣は盤石だし、佐々木もフィットしてきた。ボランチは言うまでもなく安定。この既存の戦力に浅野、野津田、茶島、皆川、丸谷、宮原などが虎視眈々とレギュラーを狙い続けている。つえーよ、普通に。ACLがあるのでぶっちぎりとはいかないだろうが、それでも省エネ戦術を普通にとれるチームだし、選手層も相当に厚いので他チームよりも有利にリーグを進められそうである。あと、他チームが広島対策を打ってくるのを地味にさらに対策して新しいことをやってくる森保監督は本当に優秀である。怖いのは怪我だけ。GK林、青山、森崎が怪我をすると代えが効かないことはないが、戦力はがたっと落ちるので、怪我をしないように毎日ハムストリングに「きみはできる!できる!できるぞおおおお!!!」と松岡修三のように檄を飛ばして予防しよう!それと「3回優勝してもスタジアムは建たない」ということが明白になってきたので、「5回ならどう?」「7回でもだめ?」「10回したのにダメなんてさすがにひどくない?やり逃げする気?」と言い続けるためにもがんばっていこう!!


・Key Player 浅野拓磨
今年から10番を背負う韋駄天くん。そのスピードが常軌を逸してることは昨シーズンと五輪代表で証明済み。ヨーイドンでスタートしたらまず勝てるDFはいない。そのスピードを生かして1トップなら生き生きと活躍するのだが、シャドーで出場すると威力半減。そのため、佐藤寿人からポジションを奪い取る必要がある。寿人の狡猾なポジショニングとポストプレーはすぐに追いつくことができないが、スピードだけは今でもぶっちぎりで浅野の勝ち。青山からのロングパス一発で抜けるという場面が寿人は少なくなってきたので、浅野はそこで勝負したい。今でも裏には抜けているのだが、ロングフィードの浮き球処理があまりうまくないこともあってせっかくのチャンスをふいにすることも多々ある。そこをうやむやでもいいから収められるようになれば、本当に恐怖の選手となるだろう。あと、得点決めたあとのジャガーポーズがかわいいので、広島の選手は全員それをやってもらいたいのだが、ウタカとかがやると畏怖の対象でしかないので、ウタカはなんか変なナイジェリアの踊りにしてください。




■番外編 千葉

・加入
[東京V] GK 佐藤 優也
[鳥栖] GK 藤嶋 栄介
[城西国際大学] GK 大野 哲煥
[甲府] DF 阿部 翔平
[栃木] DF イ・ジュヨン
[松本] DF 大久保 裕樹
[柏] DF 近藤 直也
[仙台] DF 多々良 敦斗
[横浜FM] DF 比嘉 祐介
[大分] DF 若狭 大志
[横浜FC] MF 小池 純輝
[YS横浜] MF 仲村 京雅
[川崎] MF 山本 真希
[東京V] FW 菅嶋 弘希
[川崎] FW 船山 貴之
[水戸] FW 吉田 眞紀人
[クルブ・オリンピア(パラグアイ)] MF エドゥアルド・アランダ
[ECヴィトーリア(ブラジル)] FW エウトン
[浦和] MF長澤 和輝


・放出
[甲府] GK 岡 大生
[川崎] GK 高木 駿
[水戸] DF 伊藤 槙人
[沼津] DF 河津 良一
[PSTC] DF 浦田 樹
[仙台] DF 大岩 一貴
[横浜FM] DF 金井 貢史
[福岡] DF キム・ヒョヌン
[山形] DF 栗山 直樹
[山形] DF 田代 真一
[磐田] DF 中村 太亮
[京都] MF 佐藤 健太郎
[水戸] MF 佐藤 祥
[甲府] MF 田中 佑昌
[湘南] MF パウリーニョ
[仙台] MF 水野 晃樹
[町田] MF 谷澤 達也
[金沢] FW 安 柄俊
[大宮] FW ネイツ・ペチュニク
[名古屋] FW 松田 力
[川崎] FW 森本 貴幸
FW 能登 正人
[引退] FW 鈴木隆行


すでに移籍の記事でも煽ったが、改めて見ると引くくらいの加入・放出リストである。「全部合わせるとAKBよりもちょっとだけ少ない」という事実に気が付いたことで、なおさら震えが止まらない。チームを総取っ替えしてなんか妙な期待感だけ先行させてファンの期待を煽る、それで去年大失敗した監督はそのまま留任、というQPRメソッドの採用に踏み切った高橋GMの勇気には拍手する他ないのである。できたらレンジでチンしたい。ともかく、QPRだろうがなんだろうがシーズンは始まってしまうのである。基本的には今年は4-4-2でいく模様。ほとんど新加入なのでここまでのプレシーズンで整理すると、GK佐藤、DFが右から多々良、近藤、イ・ジュヨン、阿部。あと北爪とか若狭とか大久保もいる。ボランチがアランダ確定で、相棒が佐藤勇人、山本、冨澤のどれか。2列目が井出、小池、長澤、町田あたりで2枠。2トップがエウトンが軸で船山が基本。そこに吉田とかオナイウが絡んでくるという形。基本こんな感じだけど、いまだに選手の特徴を把握しておりません!!多々良が右サイドバックでいいのかとかわかりません!!ていうか、イ・ジュヨンの顔がわからない!!とにかく、そんなあやふやな布陣ながらも、ニューイヤーカップとちばぎんカップの2冠を達成。もう今年はこれでいいのではないかという気もしてくる。ちなみにちばぎんカップのスタメンで去年もいたのは井出だけでした。一応勝ってるのだが、内容はがんがんに押し込まれてたりもするのでシーズン始まってみないとよくわからない。この2つの大会でわかったことは「エウトンがケンペスっぽい」ということくらいである。プレシーズンの調子がよいので、あれ、千葉やれんじゃね?と各所からちらほら声が上がってるのだが、あくまでもプレシーズンである。去年もプレシーズンどころか5月までは調子がよかった。俺の千葉に対する信頼度は「長谷川和彦監督新作映画を撮影予定」とか「神田うのが毎日使ってるオススメ化粧水」とか「STAP細胞はあります!!」と同程度と考えていただけたら幸いです。宮崎議員の言い訳のほうがまだ信用できるというものだ。そんな状態なので、予想の立てようもございませぬ。まあ、監督は同じなので、基本的には気持ちディフェンス+カウンターというところに落ち着くのだろうと思われるけど。これですんなり昇格できたら今までがなんだったのかという話にもなってしまうので、今年はもうプレーオフ行けたら御の字くらいで。広い心で見守ろう!!俺たち!ジェフっぽい何か!!


・Key Player エドゥアルド・アランダ
選手の顔を把握するのも大変だったプレシーズンだが、アランダだけは別格ということはすぐにわかった。長短のパスを出せるし、なにしろ守備が堅固。押し込まれてもアランダのところだけ壁。さすがは現役パラグアイ代表というところであり、なんで千葉にいるのかさっぱりわからない。性格も実直そのもの、年齢も31歳と円熟の極みであり、この選手がもっと早く千葉にいればさっさとJ1に戻れていた気がしないでもないが、たぶん気のせいだろう。パウリーニョ出さなくて二人のダブルボランチだったらふつーにぶっちぎれる気もするのだが、それも気のせいだろう。ただ、J2でナンバーワンボランチの可能性もある彼だが、1つだけ問題がある。彼が現役代表であるということだ。インターナショナルマッチデーを二部リーグは考慮しないので、最大で10試合くらいいなくなる可能性もあるとのこと。10試合て。4分の1いないがな。それでは困るんです!現在パラグアイ代表の監督を務めるのはあの横浜FMでプレーしたラモン・ディアス。できれば代表に呼ばないでもっとパラグアイにいい選手いるでしょということをかつてのライバルチームでプレーしていたラモスあたりから伝えてもらい、うるせーばかと喧嘩になって殴り合いをしてもらいたい。以上!!解散!!




それでは、今年もJリーグ楽しもう!!!

2016EURO感想「明日また来てください、本当の塩試合を見せてあげますよ」

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ブログの存在とか忘れかけてたぜ!
ユーロ面白かったから、こんな馬鹿な俺だけどてきとーに全チームにコメントするぜ!
じゃあまたな!!



・グループA


■フランス

母国開催のユーロで、破れたとはいえ決勝進出は上々の結果ではないか。近年ぱっとしない上に前任のブランがてきとーな辞め方をした代表をデシャンはよくまとめている。カンテ、マテュイディ、ポグバのジェットストリームアタックはいまいち機能しなかったが、パイェのストップ高の活躍(後に尻すぼみ)でなんとか序盤は勝ちをもぎ取った。カンテの出場停止を機に人間列車@いつでも全力☆ムサ・シソコを死ぬほど走らせる4-2-3-1に転換したのが吉。ジルー師匠と抜群のコンビを見せるグリーズマンの爆発でドイツを粉砕し、決勝進出を決めた。グリーズマンはノリにノッて得点王まで獲得。謎のダンスは奇怪であったが、 この大会でさらに価値を高めて、レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドがいいね!をしました。趣味はカードゲームの暗い主将ロリスを中心にした守備も固かった。ベンゼマ、ナスリという問題児を切り、鉄の集団を作り上げたデシャンの手腕はお見事。謎10番ジニャック問題はあったが、決勝に出てしかるべきチームであった。若手が多いので、今後も期待。コマンの関口メンディー化は気になるところではあるが、まあしばらくすればあの髪型飽きると思う。





■ルーマニア

1試合も見てないので何もコメントできることがない!キリケシュがルーマニア人ということを初めて知ったし、ユニフォームが黄色だった!




■スイス

ペトコビッチがソリッドなチームを作り上げてきたが、W杯と同様にベスト16で散っていった。ヒッツフェルトの遺産をうまく継承して、アーセナル移籍が決まったグラニット・ジャカとタフガイベーラミが支える中盤は強く、おそらく近いうちにユヴェントスあたりに移籍が決まりそうなリカルド・ロドリゲスと現ユヴェントスのリヒトシュタイナーのサイドバックコンビは世界屈指。ただ、攻撃に迫力がなく短足世界第一位のシャキリの自由演奏に委ねられていた。エースがセフェロビッチってのはさすがにキツイ。ハイライトはベスト16でのシャキリの短足オーバーヘッド。スローで見てもやっぱり短かった。






■アルバニア

初出場。ビッグネーム不在だったが、守備を固めて健闘し、ルーマニアから初勝利をもぎ取った。ジャカ兄がけっこう頑張ってた印象だが、さすがに全体的に力不足だった。あと、バーゼルで柿谷の同僚だったガシの生え際がとんでもないことになってる。




・グループB


■イングランド

今大会非常に不安視されていたのだが、やっぱりホジソンはやってしまった!4-3-3で慎重に臨むも、ケインの不調とスターリングのスターリングで中々機能せずに四苦八苦。アリ、ララーナ(途中からスターリング)で下がったケインの裏を狙うも、得点につながらなかった。ルーニーは中盤で淡々とスコールズ仕事をこなしたが、それルーニーじゃなくてもよくないかって感が満載。結局リーグで絶好調だったヴァーディを使いこなせず、最終戦最後の交代が18歳ラッシュフォードという「なんだよそれ」っていう感じ。そもそもホジソンの選出がおかしく、優勝チームの中心ドリンクウォーターを外して怪我上がりのウィルシャー、最後のパワープレイに使えるキャロルが落選と首をかしげるもの。「ウィルシャーを出さんかい!」「ほんまに出してどうすんねん!」というイングランド民の絶望が感じられる次第で、敗戦は必然であった。ホジソン優勝監督とかそりゃねえだろ、って感じだしね。後任には「ギャリー・ネヴィルよりは若干マシ」というサウスゲートや「ミスター放り込み」のサム・アラーダイスが候補に上ってたりするので、今後もイングランドから目が離せない。




■ロシア

2年後自国開催のW杯があるのに、やる気あんのか。カペッロが「やってらんねー」って逃げたので、CSKAモスクワのスルツキが基本給0というシベリア労働基準で兼任。従来のスルツキサッカーと同じように単調なチームとなりました。個々のタレントではスモロフやココリン、ジューバなど面白い選手がいるのだが、機能不全。イングランドで終了間際に追いついたのは見事だったが、それ以外はしょぼかった。見所は劣勢の後半に見せるスルツキの「最終レースに有り金全部突っ込んだおっさん」の顔芸であり、まあどうしようもないよね。イングランドと同じように後任監督が気になる。それと今大会ロシアサポーターが「俺より強い奴に会いに行く」とたびたびカチコミをかけていたのが笑った。お前ら何しに来たんだよ。




■スロヴァキア

殴り続けるスロヴァキアは決勝トーナメント進出で御の字。ハムシク、ペチョフスキー、フボチャン、ペカリークというおもしろネームの宝庫でもあった。守備は適当なのだが、カウンターでのマク、ハムシクが強烈。守備がアレなので、ドイツを相手に華々しく散っていったが、中々いいチームだった。あとシュクルテルの顔は本当に怖い。笑うと余計に怖いし、確実に3人は素手で殺ってる。




■ウェールズ

今大会の健闘チームその1。ベイルとラムジーだけだろ?という予想を覆した全力サッカーで大会を席巻した。アシュリー・ウィリアムズを中心とした3バックは不器用だが固く、惜しみなく走るガンターとテイラーの両サイド、レドリーとアレンの中盤は繋ぎもうまく、うろうろするベイルとラムジーが必殺を常に伺い、ヌワンコじゃない無職ロブソン・カヌがとにかく頑張るという好チーム。天国のギャリー・スピード元監督も今頃笑顔でいることだろう。ハイライトはベスト8でタレント集団ベルギーを粉砕したところだろうか。押し寄せるベルギー力技アタックを耐えて、見事に勝利をもぎ取った。それにしてもこの面子の中に入るとラムジーとベイルはお給料の違いがわかる格の違いを魅せつけてくれるので、さすがですね、という。ベイルの髪型はアレだし、ラムジーも夏休みに突然金髪にしてくる高校生みたいだったが、やっぱりタレントは偉大なのである。




・グループC


■ドイツ

「歩くマンダム」ヨアヒム・レーヴに率いられたW杯チャンピオンはベスト4でまさかの敗退を強いられた。今大会最も完成度の高かったチームの1つ。グループリーグは余裕しゃくしゃくで勝ち上がり、ベスト16のスロヴァキア戦もあっさりと勝利。事実上の決勝戦と言われたイタリア戦ではコンテ式イタリアをほぼ完璧に封じ込めて、ボアテングのナイスハンドによって追いつかれるも、ノイアーの眼力でPK戦を勝ち抜く。しかし、ベスト4ではほぼプランどおりの試合を展開するもシュヴァインシュタイなんちゃらのハンドで先制点を決められてからなんとなく負けてしまった。きみらハンドしないとメルケルにどやされるの?ただ、試合はほとんどドイツのものだったので不思議な感じの負けであった。やはりゴメスの欠場とイェロメ・ナイスハンド・ボアテングの怪我による途中退場がとても痛かった。ゴメスがいなくなるとゲッツェの不調もあって、ミュラーを前線に持ってくるしかなく、手札が限られてしまった。ただ、代表チームとしては別次元の質の高さを見せてくるチームで、若手も豊富なのでしばらくはユーロ、W杯の優勝候補として君臨し続けるだろう。そして、納得のいかないポドルスキの歴代3位のキャップ数はまだ更新され続けるのだろうか。




■ウクライナ

勝点0、3連敗でユーロを去ったウクライナだがそこまで悪くはなかった気もするのだけれど、あんまり見てないからよくわからぬ。俺が注目したのはゾズーリャのビフォア・アフターだけである。




■ポーランド

ベスト8は中々のものだったが、もう1つ上までいけたのに惜しかった。絶対的エースレヴァンドフスキを中心に、ブワシュチコフスキ、クリホビアク、モンチンスキ、イェンジェイチク、グロシツキ、カプストゥカとアナウンサーが匙を投げる難読ネームを誇った。サッカー的にも固い守備から中盤に君臨するクリホビアクが舵を取り、レヴァンドフスキ経由でゴールに迫る攻撃は迫力あり。レヴァンドフスキを囮にしてシュートチャンスがばんばんきたミリクがそのほとんど外すという展開は、一服の清涼剤となった。それと、ファビアンアスキ、シュチェスニー、ボルツの「誰だしても結果も内容も一緒」という伝統のポーランドGK陣を揃えたのは圧巻だった。PKはまあしゃあないね。次のW杯も出てくるのではないだろうか。




■北アイルランド

ほとんど見てないのだが、いつの間にか決勝トーナメントに進出してウェールズに殺されてた。応援歌が話題のグリッグは一秒も出場がなかったのは残念。それとびっくりしたのはあの懐かしのロイ・キャロルがまだ代表にいたこと。さすがに出場はなかったが、相変わらずアゴがすごい!




・グループD


■スペイン

俺達の無敵艦隊が帰ってきた!おそらくバルサ式代表の最後の形になりそうな今大会はシステマチックイタリアの前に粉砕されてしまった。結局ボールを保持し続けることで成り立っていた守備が、縦への速い攻撃を取り入れてボールを渡すことが増えて成り立たなく成ってしまったのである。ピケは繋ぎまくるサッカーでは最高のCBだが、守り倒すには最高のCBではなかった。イタリア戦ではラモスとともにペッレにいいようにやられたのが象徴的だった。ただし、このCBコンビの煽り力だけは世界屈指である。イニエスタは相変わらず神のようにすごかったし、シルヴァも素晴らしかったが、セスクとノリートは存在感が薄く、モラタは荷が重かった。冗談でなくトーレス師匠いたほうがよかったと思う。おそらくデル・ボスケはこれで終わり。おつかれさまでした。ただ、選ばれなかったイスコ、サウールなどを筆頭に若手は多いので、後任を間違えなければ変なことにはならないだろう。それと、デ・ヘアはブッフォン、ノイアー、チェフなどと並んで神に近づいているのだな、ということがわかる素晴らしい出来だった。ドーナツ盗んだことは忘れてやれ。




■クロアチア

決勝トーナメントでゆるい山に入ったので決勝まで駆け上がるかと思ったが、ポルトガルに塩をぶつけられて目潰しされてしまった。モドリッチ、ラキティッチ、 ブロゾビッチで構成する中盤は非常に高品質。彼らが繋いだボールをペリシッチとマンジュキッチが叩き込むという攻撃は普通に暴力であった。チャチッチ監督は非常に怪しい感じだったが、まあ個性を活かすという点ではよかったのであろう。ポルトガル戦でも試合を優位に進めたのだが決定打に欠け、延長終了間際にクアレスマに押し込まれてしまった。サポーターから発煙筒が投げ込まれたり、国内情勢がしっちゃかめっちゃかなチームなので今後はどうなるかよくわかりませぬ。しかし、今大会たびたび頭部を怪我したチョルルカがクロアチア国旗をあしらったサポーターを頭部につけていたのだが、どう見ても「クロアチア面白おじさん」でしかなく、大変よかったです。




■チェコ

「残念、そこはペトル・チェフ」というシュートの雨あられを浴びながらもチェフがひたすら止めるというドMチームだった。ネドヴェドがいた頃のタレント力はなく、有名な選手はダリダとロシツキーくらいで、そのロシツキーにしても35歳。全体的に迫力不足なチームだったが、地下闘技場で鎖つけて闘ってそうなCBフブニーク、ダリダが中盤を駈けずり回り、チェフが弾き飛ばすという根性は見せた。守備で拾ったボールをロシツキーがなんとか繋ぐのだが、その終着点がネツィドというのはかなり厳しい。グループリーグ敗退は妥当だったろう。しかし、ロシツキーが高速ドリブルしながらパスコース探す姿はかっこいいね、やっぱり。Jリーグ来ないかなー。 まだ全然やれる。




■トルコ

グループリーグ敗退したことよりも何よりも、またテリムが監督やってたことのほうが驚いた。あんまり見てないが、うまく機能してなかった。18歳のウインガー、エムレ・モルがそのドリブルで度々サイドを破っていたので、レアル・マドリーとバルセロナとPSGがいいね!をしました。




・グループE


■ベルギー

今大会最強の脳筋チーム。「押してダメなら殴れ、殴ってだめならもっと殴れ」をモットーに、個々のタレント力を生かした勢いで殴りにいったが、普通にコンテ式イタリアにハメ殺された。トランジッションでワーワーやるときはいいのだが、自分たちの得意な形以外を出されると悶絶することが多く、最終的には大アフロフェライニに放り込む流れはW杯と変わらず。それでも競り勝っちゃうフェライニはすごいのだが、実質それ以外の仕事がほとんどできないというすごく使いづらい選手。また攻め手が多い分、自分たちで絞りきれてない印象もある。ウィルモッツはオーソドックスに並べる以外にはあまり策がなくてそれほど優秀な監督という印象ではないのだが、フラマン系とワロン系をまとめる唯一のカリスマという存在である以上、彼以外に選択肢があまりないという話もあるので難 しいところ。いい監督がいればW杯でも優勝を狙えるタレントの質と量であるとは思う。ちなみに、最終戦、ヴェルトンゲンの出場停止でルカク弟が出て守備がハチャメチャだったのは内緒だぞ!




■イタリア

「史上最低のタレント」という烙印を押されながらも、増毛コンテのシゴキによるオートマチックイタリアとして素晴らしい組織力を誇った。ブッフォンを中心としたユヴェントスDF陣は鉄壁。 デ・ロッシが司り、ジャッケリーニとパローロが死ぬまで走るという中盤のスライドは美しく、テカテカポマードポストマン・ペッレを中心とした自動攻撃はたびたびゴールを脅かしていた。組み立てから約束事が徹底されていて、サイドに振った後に見ないで中にダイレクトで戻したりしてたのは、危なっかしかったけど面白かった。ウイイレのCPUみたいだ。ただ、最後はタレントの不足が効いてきたか。エデルは惜しみなく走り回って非常に重要な役割だったが、歴代イタ リアFWの殺し屋たちと比べるとどうしても決定力が粗く、攻撃のアクセントとなったジャッケリーニにしてもさすがに限界が見えていた。ハイライトはザザのクソみたいなPK助走とブッフォンの大声国歌。まあザザはファーストタッチがPK戦というムチャなオーダーだったので、かわいそうではあるので次の大会がんばってください。いいチームでした!




■スウェーデン

いつの間にか死んでた2号。イブラヒモビッチがごちゃごちゃやってたのをちらっと見た以外はなにも言うことがございません。なんかだんだんタレントが小粒になってきてる気がするが、人口的にやむを得ないのか。




■アイルランド

いつもの魂のアイルランドであり、いつものとおり全力で散っていった。特筆すべきタレントはブレイディとコールマンくらいなのだが、全力で走って闘うチームカラーは健在だった。2010年W杯予選プレーオフでアンリのハンドで沈められたため、復讐のフランス戦だったが、幸先良くPKを獲得したのはいいものの、その後はひたすら殴られ続けて、KO負け。まあ順当だった。ロビー・キーンはこれでビッグマッチが最後になるんだろうか。あんまり今大会は出なかったが、 偉大な選手であった。



・グループF


■オーストリア

いつの間にか死んでた3号。ごめん、ほとんど見てないんだわ。大会前はダークホース候補な扱いだったが、初戦のハンガリー戦で負けたのが運の尽き。そこから乗ることができずに、最後はアイスランドのヴァイキングアタックに沈められた。先祖が冗談で名前つけたとしか思えないバウムガルトリンガー、バイエルンのアラバ、アルナウトビッチなど好選手が多かったはずなのだが、どうしてこうなった。知らん。




■ハンガリー

今大会の健闘チームその2。弱小チームと目されながらもひたすらボールを繋ぐサッカーを展開したのは好印象だった。ビルドアップの中心はナジ。全然知らんかったが、まだ20歳だし、これはブンデスとかが黙っちゃいないだろう。彼と懐かしのゲラが繋いだボールをクレインヘイスレルという人を舐めた名前のトップ下が受けて、ジュジャークとロブレンチチュが走るサッカーは見ていて面白かった。ジュジャークの左足は破壊的だったし、困ったときの大巨人サライも普通に競り勝ってたし、面白いチームだった。ベルギーに粉砕されたのはさすがに限界が見えた感じがしたが、ここまでこれたことが僥倖だろう。そして、やはりトレパンおじさんことキラーイに触れないわけにはいかない。40歳でまだやってることがびっくりだったが、普通にレギュラーでユーロ最年長出場記録を更新。 トレパン姿もさることながらそのゴールセービングとなぜか異常にうまい足元でチームを鼓舞し続けた。さすがに次はない・・・のか?もうなんかW杯の記録も更新して欲しいと思ったけど、記録保持者のモンドラゴンが43歳だから次のW杯はきついのか。じゃあ、次の次で!!(キラーイ46歳)




■アイスランド

今大会の健闘チームその3にして、最大のサプライズチーム。人口わずか33万人という日本でいったら郡山市と同規模の国がユーロに出場したこともすごいのだが、ベスト8までいったのはもうほとんど奇跡。ハードな守備と必殺のロングスローというわかりやすいもの。一番有名なのだがベンチのグジョンセンで、 他はシグルズソンくらいしか名の通った選手がいないのだが、チーム戦術の明確さと最後まで体を張る守備を仕上げればここまでいけるという好例。ベスト16でスター軍団イングランドを殺したのは、相手がマヌケだったこともあるが、ジャイアントキリングの面白さを存分に見せてくれて爽快であった。そして、今大会話題をさらったのが勝利後の儀式であるヴァイキング・チャント。「覚えることがほとんどない」「リズム感まったく必要ない」「政治性ゼロ」という流行る要素抜群のこのパフォーマンスは瞬く間にパクられたので、今後もいろんなところで披露されそうである。W杯でも見たいなー。




■ポルトガル

青息吐息の3引き分けでぜいぜい言いながらグループリーグを3位抜け、よれよれでベスト16、ベスト8を勝ち抜けながら、あれよあれよと最後は優勝までいってしまった。おめでとう!!本格的CF不在のチーム状況は変わらなかったが、そこはロナウドとナニをアレでナニすることで対処。ボールを持つことにこだわらず、ひたすら耐え忍ぶ展開でもイケメンGKルイ・パトリシオ、最近落ち着いてきたペペ、セントルイスジャズ界の大物サックス顔のウィリアム・カルバーリョを中心とした守備は固く、その周囲を謎10番ジョアン・マリオ、アドリエン・シルヴァなどの戦える面子が走り回った。また、「どう見ても18歳に見えない」「給水の代わりに生肉食ってそう」というレナト・サンチェスは50億円でバイエルンに移籍した才能の片鱗を見せ、チームの中心として活躍していた。 決勝戦ではエースロナウドが怪我をして序盤で交代、とにかくフランスの良さを殺し続けながら、最後に出てきたエデルがお前そんなん持ってたんかというミドルを叩き込んでの優勝とでき過ぎの展開。とにかく相手の良さを殺すことに長けた塩試合メーカーフェルナンド・サントス監督は、度々延長にもつれ込みながらも勝ちと我々日本人の睡眠時間をもぎ取ってきた。90分では1勝6分けというとんでもない塩漬けチームだったが、塩だろうがなんだろうが勝ちゃあいいのであり、その点でポルトガルは優勝に値したのである。フェルナンド・サントス監督は非常に優秀。交代したのになぜか優勝決定後に脱いでた露出狂ロナウ ドの乳首には疑問符がついたが、まあたぶんこいつアホでナルなんだけどしょっちゅう泣いてたりして憎めないやつなのよな。代表でのビッグタイトルはほとんど無理だろうと思ってたので、とてもよかった。ポルトガル初のユーロ制覇で歴史に名を残したね。改めておめでとう!!




1ヶ月間ユーロ楽しかったぜ!!
楽しいから来年もユーロ・センテナリオとしてまたやってください!!

■ロシアW杯アジア最終予選■日本VSイラク「忘れ去られる長谷部誠代表100試合記念」

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いつの間にか関ヶ原となってしまったイラク戦。
ハリルの首はつながるの!?どっちなの!?切られた後に新しい首が生えてくる

 

 

■日本2-1イラク
■感想

・日本のスタメンはGK西川、DFが右からゴリラ、吉田、森重、酒井高徳。守備的MFに長谷部、柏木レボリューション、二列目が右から本田@受け入れがたい、清武、原口@工業高校生。1トップが岡崎という布陣。ほっとくと本田とワンツーを始めてしまう香川はベンチ。長友もベンチ。
・控えジャパンとか言われましたが、本田、清武、岡崎などは先週も出番なし。まあ、かえってそういうほうが元気なこともあるので、悪いことばかりでもない。
・イラクはイラクのベイルこと左サイドの6番アドナンが怖いらしい。日本にも愛媛のメッシがベンチにいるぞ!イラクは4-2-3-1だろうか。
・イラクに特に面白ネームはいませんでした。ちくしょう!
・解説は山本人間力。のっけからなに言ってるかわからない。


・前半開始。
・1分、いきなり柏木のパスがカットされる。
・2分、イラク初CK。21番のヘッドがポストに当たる。あぶねえ!
・イラクのGKはキックがへた?
・5分、イラク11番がロングシュートも西川正面。
・7分、西川の美しいパントキックも原口トラップミス。相変わらず西川のパントキックは素晴らしいな。あそこまで蹴れるのは欧州でもなかなかいない。
・10分、本田が奪われたボールをすぐ切り替えで奪い返し、柏木の縦パスから岡崎ポストプレイ、そして清武ミドルシュートもキーパー弾く。初シュートか。
・12分、清武が見事な反転から岡崎に浮き球スルーパスも惜しくも届かず。
・14分、高い位置で奪ったボールを清武がサイドに流し、それを酒井ゴリラが「誰がそれに合わせられるんじゃい」という殺人速度のクロスをあげ、清武当てるだけでホームラン。
・15分、久々のイラクの攻撃。イラクのベイルことアドナンがクロスもホームラン。
・16分、右の大外に振ったボールを酒井ゴリラが中に戻すが、本田には届かず。イラクのGKが倒れる。めっちゃ濃い顔してるな、GKファルハン。
・19分、清武がもらったFKを柏木が入れるもかんたんにクリア。柏木、清武がいると本田がターゲットになるからよい。
・山本人間力「こういう拮抗した試合では先制点であるとか小さなプレーが勝敗を分ける」先制点は大きいプレーだろw
・今のところイラクのベイルこと6番アドナンのベイルっぽさは左利きってことくらいだな。
・26分、奪ったボールを清武がドリブルで運び、右サイドの本田にスルーパス、本田が外でためて、その外を回った清武がダイレクトでグラウンダークロス、それをGKの鼻先でヒールで合わせた工業高校生原口が得点!!先制!素晴らしいカウンター!清武オフサイドっぽかったけど、浅野のアレの分でチャラな!
・原口「これは岡本の左肩の分!」イラクGK「(それはてめえが…!)」
・26分、さらに高い位置で奪ったボールを清武がヘッドで落とし、本田がボレーも残念右足でGKの正面。相手選手のキックが清武のみぞおちに入る。清武悶絶も復活。
・33分、ハリルホジッチから酒井ゴリラもっと上がって幅取れ、と。妙に高い位置を取ってるのは指示なのね。
・35分、イラク2本目のCK。あっさり跳ね返す。
・岡崎がポストプレーで下がった裏を原口あるいは本田が狙ってるので、イラクのCBはけっこう困ってる。岡崎についてくわけにもいかず、清武と岡崎が中央を謳歌してる。
・42分、清武が得てFKを本田がヘッドで合わせるも力なくGK正面に。もう本田はFK蹴らんでよい。
・47分、攻め急いでカウンター、右サイドを崩されてクロスをあげられイラク10番がボレーも力なく西川の正面。酒井ゴリラはよくついてた。
・前半終了。
・前半は完全に日本のペース。攻撃しながらも高い位置からのハードなプレッシングによって逆カウンターを何度か炸裂させた。得点もカウンターからの美しい形。攻撃も長谷部と柏木がDFラインに落ちて数滴優位を作り、サイドバックが高い位置で幅を取れてる。特に岡崎がポストプレーで下がったところをサイドハーフの二人が虎視眈々と狙っているので、相手CBがどうすることもできず、空いた清武が生き生きとしている。
・山本さんの今日のキラーワードは「感情が高まる」。


・後半開始。両チーム交代はなし。
・イラク10番の髪型がアヴァンギャルド。
・48分、カウンターで清武のスルーパスから岡崎が抜け出すもパスもシュートもできずにクリア。CKも普通に跳ね返される。
・イラクGKのキックはここ最近見た中で一番やばいな。悪い意味で。
・52分、イラク11番アトワーンがアウトで19番シルターがイン。
・53分、清武の芸術的身のこなしから岡崎ポストプレー、サイドに振って原口が1オン1もボールが足につかず。
・54分、清武がサイドに流れて本田が中央に入ってくるもトラップミスでシュートいけず。
・56分、イラクのFKからこぼれ球を21番がシュートも宇宙開発。
・58分、割と遠い位置からのFKを21番に合わされ、同点。21番、けっこう高いな。酒井高徳がつかなきゃいけないのはしんどい。しゃーない。
・63分、大外に振った後、本田が清武とワンツーでPA侵入もカット。CKから吉田がドフリーでヘッドも枠外。
・65分、カウンターから清武のスルーパスで本田がサイドを切り裂くも右足のクロスは力なくクリアされる。
・65分、カウンターをファウルで止めたゴリラにイエロー。次節出場停止。
・66分、柏木アウトで山口イン。
・67分、原口が左サイドから仕掛けPA角付近でFKゲット。清武のキックは狙ったのかミスキックなのかゴールぎりぎりを外れる。
・69分、酒井高徳の雑さと馬力と無茶が適度にミックスされた中央へのドリブルからボールがつながり岡崎が前を向くもシュートに行けず。
・73分、長谷部からのクロスを本田が低空ヘッドも枠外。
・74分、岡崎アウトでジャガー浅野イン。
・74分、原口が左サイドから仕掛け、抜ききる前にクロスで本田がフリーでヘッドも決まらず。
・75分、吉田が殺人バックパスでゴールを狙うも、西川がカバー。
・76分、スルーパスに抜け出しかけたイラク10番を馬力と根性で酒井高徳がカバー。
・79分、原口がドリブルを意識させといて中に切り替えしてクロスに本田がドフリーヘッドもポストに嫌われる。
・80分、本田アウトで小林イン。
・81分、酒井高徳のサイドチェンジを小林が受けて、酒井ゴリラのクロスから遅れて入ってきた山口がヘッドも枠外。
・82分、9番ゲニーがアウトで22番ボンヤーンがイン。
・85分、西川スローインからの原口狂気のドリブル開始もクロスはキーパーにとられる。
・86分、イラクのGKが雷に打たれたかのように倒れてイラクる。
・89分、パワープレーで上がった吉田の落としから浅野がフリーになるもシュートで潰される。
・コートジボワール相手に競り勝ってた吉田のパワープレーに対する評価は俺の中でかなり高い。今日もほぼ完勝してる。
・90分、パワープレーで上がった(以下同文)
・94分、パワープレーで上がった吉田がゲットしたFKが跳ね返されたところを山口がミドルを突き刺して逆転!!!!!!!!!!気持ち!!サッカーは気持ち!!
・試合終了!!!

 

 

・日本は先制点をとってプラン通りにすすめながらも一発のセットプレーで同点にされ残り30分は苦しんだ。ゴリ押しで逆転できたのは僥倖。予選は結果が大事。ハリルホさんはクビがつながってほっと一息。
・ただし、前線の活動量が落ちてプレスがダメになるとスッカスカになるのは仕様であり、試合運びというところで不安感は大。主力となる欧州組のコンディションが整っていないのもハリルホジッチの頭の痛いところだろう。
・それでも、劣勢に陥りながらも反発力を見せた原口、そして妙技を見せ続けた清武、そしてコンディションが悪いながらも清武を助けて戦術的な仕事を完遂した本田は素晴らしかった。あと、吉田がほぼ全部パワープレーで競り勝ってたのはさすがだった。
・次のオージー戦も酒井宏樹が出れない以外はこのセットが基本になるだろう。より強い相手との対戦でどういう結果が出るかはわからぬが、厳しい闘いになりそうだ。
・追いかける展開で出番のなかった香川は何を思うか。

■ロシアW杯アジア最終予選■オーストラリアVS日本「盗んだバイクで走り出したら人身事故した原口」

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さて、W杯予選序盤の天王山となったアウェーのオーストラリア戦。
サウジアラビア、UAEが予想外に好調なので、両チームとも負けるとこの未来が混沌としてきてしまう。
いまだにギロチンにかけられてると思われるハリルホジッチの運命やいかに!


■オーストラリア1-1日本
■感想

・日本のフォーメーションはキーパーが西川くん、DFが右から酒井@百万馬力、吉田、森重、お調子者。ボランチが山口&長谷部。2列めが右から小林、香川、原口。そして1トップは事前に情報があったとおり、本田。前の試合でMOM級の活躍だった清武を外し、本田のキープから原口、小林のカウンターというイメージだろうか。
・カウンター狙いでも清武でいいのじゃないかという気もする。
・本田を残してるのはセットプレー守備の高さ対策というのも大きそう。
・カウンターじゃなくてちまちまワンツー始めたらさすがに笑う。
・解説は福西さんなので、今日は人間力ポエムなし。
・オーストラリアはGKライアン、DFが右からマッゴーワン、セインズバリー、スピラノさん、スミス。MFがワンボランチにジェディナク、その前に右からムーイ、ロジッチ、ルオンゴという感じか。2トップはジャノー、とユリッチ。スピラノさんはあのスピラノさんか。


・試合開始。
・やはり本田が1トップ。時間帯によっては香川との2トップのようにも見える。
・一切繋ぐことを拒否してるように見える槙野。
・4分、本田のポストプレーから上がった原口がドリブルも止められる。
・4分、スローインを受けた香川が左からクロスを上げて小林に合わせるも届かず。
・5分、オーストラリアCBのクソみたいなミスパスを拾った長谷部が本田に預け、本田が上がってきた原口にスルーパス。GKとの1対1を落ち着いて流し込んで、原口が先制点!!工業高校生!!
・香川は常にジェディナクを見てるわけではなく、状況によって山口が前に出てつかむようになってる。
。9分、長谷部の冷静な繋ぎから小林がためて酒井@馬力が切り株引っこ抜いたような切り返しからグラウンダークロスも合わず。
・11分、ジェディナクに倒された香川がなぜか口から出血。結核?
・13分、オーストラリア左SBスミスからのクロスにユリッチが突っ込むも、合わず。
・14分、セットプレーからの日本のクリアにGKライアンが信じがたいほど前に出ている。ノイアーかよ。
・サイドからのオーストラリアの組み立てをサイドハーフ+サイドバック+ボランチでうまく潰せてる。
・17分、セットプレーからユリッチがヘッドも枠を外れる。
・18分、軽いカウンターからルオンゴがロングシュートも宇宙開発。
・21分、豪快に裏を取られかけた酒井が馬力でなんとかしようとするもスミスがクロス。西川くんが抑える。
・25分、相手と競り合った本田が着地で足首ひねる。これはダメかと思ったが、特に外に出るわけでもなく復活。
・27分、西川のロングフィードから酒井@馬力が受けて、そのあと長谷部がが左に美しいサイドチェンジ。原口が1対1からミドルシュートを撃つも枠外。
・28分、本田が裏抜けした後にタメを作り、追い越した原口にスルーパス。PAに侵入した原口は落ち着いてマイナスクロス、本田が左足を振り抜くもGKライアンの正面。
・29分、PA手前で山口がジャノーを倒してFK。ジェディナクが狙うも西川があっさりパンチングで弾く。そのカウンターで酒井@馬力がクロスをあげるもだれもいない。
・今のところ、香川は守備で効いてる。
・33分、酒井がルオンゴに抜かれかかるも馬力で全てをカバーする。
・36分、香川が左サイドバックの位置まで戻って守備をする。調子がよくないときはとりあえずがんばるってのは悪くない。
・オーストラリア、このレベルのビルドアップならひたすら放り込まれたほうが100倍くらい怖い。
・37分、右サイドからのクロスを酒井馬がクリアしたところをムーイが叩くもディフレクト。
・39分、カウンターから本田がためて左サイドを原口が駆け上がるも惜しくも合わず。
・39分、なぜか槙野が左サイドPAそばで1対1を仕掛けなくてはならないシチュエーションでしょうがなく仕掛けたときの「あ、こいつ今ロナウドとか思い出してんだろうな」って助走で笑ってしまった。
・40分、森重が奪ったボールを受けた香川がファウルを受け、マッゴーワンにイエローカード。
・41分、長谷部?のサイドチェンジから裏に抜けた馬がボールに追いつくもファウルを取られる。
・46分、日本PA近くまで攻められるも、ルオンゴのハイキックが工業高校生原口のヘッドに直撃でイエロー。クローズZEROかよ。
・前半終了。
・日本はプラン通りカウンターがハマってる。守備では高いラインを保ち、サイドから組み立てるオーストラリアの攻めをほぼ封殺していた。特に守備で出色だったのは両ボランチと香川。受ける展開だと長谷部と山口は考える暇がないのでとてもよいし。香川は前線のボランチの監視からサイドへのプレスまで幅広くこなし、オーストラリアを苦しめている。守備なら清武より香川、という判断もこの出来ならよくわかる。
・攻めではトップに起用された本田がオーストラリアのゆるいマークも手伝って好ポストを連発。彼のタメから原口が飛び出すという形が前半の日本で最も有効だった。というか、ほとんどそれしかない。
・後半切羽詰まってくれば怖いケーヒルと放り込みが始まるはず。特に対空要因はいないので、なんとかしろ。


・後半開始。両チーム交代はなし。
・46分、香川が細かいタッチでキープして原口がクロスも逆サイドの小林に合わず。クロスが上がった瞬間にバサバサって白い鳥が飛んでいって、ジョン・ウーの映画だったら銃撃戦になってたところだ。
・47分、山口蛍がめずらしくサイドチェンジして受けた馬が小林にあずけてクロスも跳ね返され、バサバサって白い鳥が飛んでいって、ジョン・ウー(以下略)。
・48分、珍しく上がった長谷部がCKをゲットするも、CKは当然跳ね返される。
・49分、長谷部が小林にスルーパスを出すも惜しくもカット。
・50分、左サイドを上がったスミスからグラウンダーのクロスマイナスで受けたユリッチを原口がPA内で裏から倒してしまってPK。それをジェディナクが決めて同点。
・PKとられた原口の「マジかよ赤点かよー」という顔。あんなコントロール乱れたところでバックチャージする必要あったんかいなと思うが、もう勢いでいってしまった。
・53分、原口がお礼参りの1対1からカットインしてシュートを放つも、枠外。
・54分、ボール奪取を香川が繋いで、お調子者の左サイドバックが上がってミドルを放つも勢いなく正面。
・55分、山口が左サイドバックスミスをノーファウルで削る。いいぞ!
・55分、巨漢ユリッチ対馬力酒井の相撲。軍配は酒井(ユリッチのファウル)
・56分、ひたすら影の薄かったジャノーがアウトでクルーズがイン。
・日本がいきなり前プレし始めたけど、特に壊されたわけではないから、今まで通りやりましょうよ。
・61分、左サイドを崩されかけるが吉田がナイスカバー。CKもなんとかしのぐ。
・ユリッチ、巨漢のくせに超手癖悪い。笑
・クルーズが自由に中盤に降りてきて枚数が増えて、ビルドアップを阻害できなくなって押し込まれる。おかげで香川のポジションが深くなりすぎて、本田が一人で中央にぽつん。体力がきれてきた。
・66分、長谷部のサイドチェンジから小林がフリー、外を追い越した馬がクロスもクリアでCK。香川が放り込むも当然跳ね返される。
・68分、吉田の脳死クラスのパスミスからCKにされる。ここでユリッチに代わってケーヒル投入。CKはジェディナクが競ってヘッドは枠外。
・69分、高い位置でボールを奪った長谷部が本田にスルーパスもファウル気味に倒されるも笛は吹かれず。
・73分、吉田の縦パスから抜けた酒井がクロスに小林がドンピシャで合わせるもGKライアンが右手一本で素晴らしいセーブ。惜しい!!!!
・75分、原口が右にきてる?左サイドを崩され放題だったので、守備対策だろうか。
・悲しいくらいにポジショニングがおかしい酒井高徳。なんでそんなところで守備してんねん。
・日本、小林が足を痛めて数的不利に。
・79分、カウンターから原口が切り替えしてクロスも惜しくも上がっていた山口に届かず。
・80分、左サイドからクロスをあげられてケーヒルがどフリーもヘッドはうまくヒットせず。
・80分、小林アウトで清武イン。清武はそのまま右サイドに。オーストラリアはムーイが外れてレッキーだよ!!
・83分、本田アウトで浅野イン。セットプレー守備を捨てて刺しにきた。
・84分、清武のスルーパスに抜群の抜け出しをした浅野がオフサイドと判定され、副審にハリルホ説教タイム。笑
・84分、ボール奪取から原口狂気の仕掛けでクロスも朝のがぎりぎり合わず。惜しい!
・87分、槙野のしょーもないハンドからFK。スピラノさんのヘッドはかろうじて枠外。
・90分、原口アウトで丸山イン。「丸山イン」のラブホテル感は異常。
・92分、清武が右サイドで華麗な切り返しから大外にクロス。そこに丸山が折り返して浅野がオーバーヘッドもスピラノさんに直撃でファウル。
・93分、最後のCKもしのぎきって試合終了。
・終わったあとベンチで悔しがる原口。「あーーーーーー!!!!補習かよーーーー!!!」


・オーストラリアのアウェーでドローはまあ及第点ではないだろうか。
・前半はプラン通り守備がハマった。オーストラリアのビルドアップを阻害し、カウンターから先制点と理想の形。ただ、それが1試合継続できないのが今の日本の弱み。原口がやらんでもいいPKを与え、二試合連続で苦しい試合になってしまった。
・ハリルホさんの相手を潰すプランはなかなか楽しい。特に同格以上の相手だとけっこうハマる。
・守備では香川がハマっていた。スタメン落ちに奮起してタスクを遂行し続けた。攻撃に絡む機会自体があんまりなかったのは反省材料だが。また、長谷部もここ何試合家では出色のパフォーマンス。お前は柏木かというサイドチェンジを連発してチャンスを作り続けた。山口とともに守備も締めたのもよかった。
・原口は1勝1敗という感じ。間違いなく中心人物になっているので、反省してどんどん成長して欲しい。
・本田はコンディションが戻ってもこれ以上にまたなるなんだろうか?
・いやー、数大会ぶりにほんとに楽しい予選だねー!!!

 

■感想■国際練習試合 日本VSオマーン「それじゃ、オマーン国王って言ってもらっていいかな?」

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さあ、練習試合だ!!


・日本のスタメンはGK西川くん、DFが右から酒井ゴリラ、吉田、丸山、比較的ゴリラじゃない酒井。ボランチが山口と永木。右に本田、左に齋藤学、トップ下清武でトップが大迫というところか。永木、丸山、齊藤が代表初先発。なんか大迫は待ってましたという感じだが、よくよく考えたら前のW杯出てる。
・ゲスト解説の鈴木隆行さんが抜群の不安定さ。
・解説は山口素弘さん。
・国歌斉唱でひときわ色白が目立つ齋藤学。齋藤学に似ている白身の魚、絶対いる。

・前半開始。
・永木が落ちてDFラインの組み立てに加わる。
・1分、丸山からロングフィードで齊藤が裏に抜けるも、ラインを割る。
・2分、丸山のクソクリアからバイタルでもたれてサイドに流されるもクロスはクリア。
・3分、清武が大迫にスルーパスを出すも、そんなに裏抜けは得意じゃない大迫。
・オマーンは5バックっぽい。これじゃ仮想サウジにならないんじゃないか。
・6分、永木のパスがなんとなく大迫に繋がってさすがのキープを見せるも、本田とは呼吸が合わず。
・8分、齋藤学が左から仕掛けるも、コーナーキックは取れず。
・本田と齊藤が中に絞って、その大外をゴリラたちが使う感じか。
・15分、齊藤学のドリブルから清武が本田とワンツーしようとするも失敗。本田は絞れという指示を徹底しすぎてなぜか左サイドにいた。
・16分、大迫がゲットしたCKから酒井ゴリラがヘッドも枠外。
・17分、清武の必殺クロスから本田がトラップミス、そこからこぼれたボールを齊藤がPA内でドリブルを仕掛けるもCK。そのショートコーナーから逆サイドの本田までつなぎ、ダイレクトの右足クロスを送って大迫がヘッドで叩き込むもオフサイド。
・20分、カウンターからこぼれたボールをオマーン23番が中東ミドルをぶっ放すも当然枠外。
・抜群に不安定なコメントラインを披露する鈴木隆行解説員。
・22分、清武がルーレットに見せかけて相手を踏みつける高等テクニックでオマーン23番をえぐる。
・24分、左サイドの齊藤の仕掛けから本田がボレーーーーーーー!!!もDFに当たり、跳ね返りをもう一度ボレーーーーーーー!!ももう一度DFに当たってCK。CKは跳ね返されてもう一度逆から。そのCKのカウンターから齊藤がクリアするもビューティフルオウンゴールになりそうになったが、枠を外れる。
・今の齊藤のクリア、弾道によっては日本代表史上最も美しいオウンゴールになる可能性があったのだが。
・27分、中盤下がり目から本田が出した浮き球スルーパスを齊藤が受けようとするも間に合わず、そのこぼれ球を大迫がくすねとてシュートもGK正面。
・29分、清武のスルーパスから左サイドを抜けた齊藤のクロスに山口@大熊魂がダイビングヘッドをかますもDFがディフレクト。おまえダイビングヘッド好きだな。
・30分、左サイドでためた齊藤がPA内にグラウンダーのクロスを大迫がトラップでぴたりと止めてシュートもDFに跳ね返される。
・31分、左サイドで悠々と清武が上げたクロスを大迫がヘッドで叩き込んで先制。あれだけ余裕があれば、清武はピンポイントで合わせてくる。
・オマーンのDF、あの位置から清武に完全ノープレッシャーでクロス上げさせるとか、全体的にひどい。下がってるだけ。
・37分、オマーンDFの豪快なヘッドによるGKへのパスがラインを割って、CK。丸山がヘッドで合わせるもDFに当たる。
・丸山のディフェンスが修学旅行前夜くらい浮足立ってる。
・39分、清武のスルーパスから酒井ゴリラが抜け出してクロスもまたCK。こぼれ球から齊藤がシュートもディフェンスに当たる。
・41分、右サイドから本田が中に入って清武に渡し、清武の縦パスを受けた大迫がうまくターンして冷静に流し込んで2点目。清武は2アシスト。
・オマーンにも穴はあるんだよな……どころか穴だらけでござった。
・オマーンのDFの特徴として引いてるのに裏を取られやすく、その失地を取り戻すためにオーバーヘッドしがち。
・前半終了。
・齊藤がほぼ1オン1完勝、永木も攻守でかなりいいし、大迫も2点とった。丸山だけふわっとしてる。でも相手がなあ。
・オマーン弱い。オマーンの監督誰なんだよ、と思ったら何かの偶然がいくつも重なってうっかりレアル・マドリーの監督をしてしまったことのあるロペス・カロだった。ここまで流れてきたか。ロペス・カロ、生きとったんか、ワレェ!

・後半開始。
・46分、清武が左に流れて大迫にスルーパスを出すもタッチが流れる。
・48分、もはやピッチ上の王様と化した清武がターンからすぐに齊藤にスルーパスを出し、ゴールに流し込むもオフサイド。
・50分、ハイプレスからあわあわしたオマーンから清武がボールを奪ってFK獲得。グラウンダーのトリックプレーを本田がダイレクトで合わせるもシュートはDFに当たる。そのCKを吉田がヒールで合わせようとしたことを俺は見逃さない。
・53分、スルーパスで抜け出され、中に折り返されたボールは防ぐものの、21番にシュートされてしまう。枠外。
・この相手だと、清武が全盛期のスナイデルみたいになってる。アンタッチャブル。
・57分、中に絞った本田がシュートを撃つも、キーパー正面。
・58分、左サイドを抜け出した齊藤がマイナスのクロスを折り返し、清武がトラップからボレーーーーーーー!!もDFに当たる。
・60分、大迫、本田アウトで岡崎、浅野がイン。岡崎が1トップで浅野が右に。
・大迫は点も取れたし、動きもよかった。相手が相手とは言え、評価高そう。
・62分、代わった浅野がファーストタッチでPA内で倒され、PKゲット。清武が右隅に落ち着いて決めて、3点目。
・65分、右サイドでボールを受けた浅野が縦に仕掛けてDFの足に当たってぽわ~んと上がったクロスに齊藤がヘッドで突っ込むもヒットせず。
・67分、永木に代わって意識の高い方のこばやしゆうきイン。小林はボランチ。なぜだ。
・永木はボールの配給役、受け役として、プレッシャーが弱い中でもかなり出色の出来。これはハリルさん、つよい相手にも使ってみたいだろう。
・69分、清武のスルーパスから浅野が抜けてクロスも岡崎には合わず。
・70分、清武アウトで久保がイン。清武は出場機会少ないながらも文句なし。このチームの王様はきみだ。久保は代表初キャップ。
・71分、こばやしゆうきのスルーパスから浅野が抜け、なぜか折り返したそのこぼれ球を久保が反転からシュートもキーパーがディフレクト。
・こばやしゆうきの守備がボランチの位置にいるけど、全然ボランチじゃない。こばやしゆうきがDFに無茶苦茶指示出してたんだけど、それを吉田が完全無視しててワロタw
・74分、齊藤アウトで原口イン。齊藤は左サイドで彼に追いつける人はいなかった。ジョーカーとして目処が立った感。
・いつの間にかピッチ上に原口、久保、こばやしゆうきとヤンキー色強い選手が揃ってきた。井手口も入れて!
・77分、吉田アウトで森重イン。吉田はいつもの通りでした。
・84分、浅野がワントップ、久保が右に。
・最後までふわふわしている丸山の守備と鈴木隆行解説員のコメント。
・87分、原口がワンツーカットインから抜け出してシュートを放つもキーパー正面。ヤンキー。

・89分、俺たちの三白眼久保が抜け出しかかるもカチコミにしか見えずに届かなかった。

・90分、丸山からのロングフィードを受けた原口がシュートまで持ってくも、クリーンヒットせず。丸山はフィードはとてもいいです。

・93分、原口のクロスからこばやしゆうきが右足で叩き込んで4点目!
・試合終了。


・仮想サウジとは程遠く、ほぼ新戦力の発掘と出場機会のない選手のリハビリになってしまった感があるが、まあ練習試合だしこんなもんでしょう。
・個人的にはボランチでふわふわした守備を見せながらもやたらと意識の高いスルーパスを連発するこばやしゆうきが見れたので満足です。
・とにかくサウジ戦がんばれ!!

■ロシアW杯アジア最終予選■日本VSサウジアラビア「清武と原口のチーム」

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うおおおおおおお!!!
最終予選じゃーーーー!!!


■日本2-1サウジアラビア
■感想

・日本のスタメンはGK西川くん。DFが右から酒井ゴリラ、吉田、森重、長友。長友は久々の先発。ボランチに山口と公務員。中盤が右から俺たちの三白眼久保、清武、原口@工業高校生@留年まであと1日しか休めない。なんと久保がここで初先発。1トップは大迫。
・ハリルホジッチ「大博打の始まりじゃぁ~!!!」
・もしかしたら久保と大迫の2トップかもしれぬ。その場合は清武。
・ベンチ外は植田と井手口らしい。なんか校則違反でもしたんだろか。
・サウジは4-2-3-1。18番と8番がすっごいドリブルをするらしい(未確認)。監督は元オランダ代表のファン・マルワイク。
・解説はダジャレ早野さんとマエストロ木村和司さん。噛み合うのかこの二人。木村さんはハリルホジッチに対する隠す気のない嫌悪感でお茶の間を恐怖に陥れるぞ!
・久保の唇の右端が怪我してるのはひげそり失敗なのかしら?お姉さんが剃ってあげよっか?


・前半開始。
・うん、やっぱ久保は右だね。
・1分、森重の縦パスを大迫が収めて、清武がドリブルからシュートもキーパー正面。
・2分、吉田のところでミスが置きかけたのを山口が気合で奪い返して、清武のパスから大迫が反転したところを倒されてゴールほぼ正面でFK。それを吉田がヘッドで合わせるもクロスバーの上。
・早野さん「吉田、今の鼻潰れてもいいから叩きつけてほしかった」前半2分やぞw
・4分、長友のインターセプトから久保がシュートまで持っていこうとするも潰される。
・サウジの18番、めっちゃ足を刈りたくなるドリブルしてくる。
・マエストロ木村「あんまり監督の言うことなんか聞かんでもいい」あんた監督やってたじゃんかw
・9分、アフター気味に長友にアタックにいったサウジ12番ファラタにイエロー。長友全然まともに当たってないのにこの世の終わりのように倒れて、さすがセリエでキャプテンマーク巻いた男は違うぜ。
・揉め事にいち早く首を突っ込む鉄砲玉森重。
・12分、原口が中央に進出して外に流すも清武の切り替えしてのグラウンダークロスは原口に合わず。
・ボールをとられた瞬間に超反応でサウジの起点を潰す山口蛍。なんでJ2にいんだよ、こいつ。笑
・17分、カウンターから左サイドを抜け出した10番サラウィがシュートを撃つも、西川いらっしゃーいで正面。
・19分、清武が奪い返したボールを原口が長駆疾走で最後は大迫が相手を背負って反転からシュートもキーパー正面。
・20分、左サイドを清武、久保、ゴリラの3人で崩し、最後は久保のクロスに大迫と原口が突っ込むも、触れず。
・21分、清武とのコンビで右サイドを抜けたゴリラがクロスで久保がシュートを撃つもDFがディフレクト。
・25分、守備では超絶効いてる山口がナチュラルに殺人バックパスするのどうにかして。
・25分、右サイドを上ってきたサウジのサイドバックがグラウンダークロスを上げるもぎりぎりで合わず。危ない。
・俺たちの三白眼久保裕也の帝国陸軍時代の写真まだですか。
・27分、大迫の抜群のポストプレーから原口が疾走して清武にパスするもわずかに合わず。キープする清武がファウルをもらってFKゲット。
・「大迫の相手を背負っても微動だにしない足腰はオフに相撲部屋で鍛えた成果なんだ!!」って展開になるのがキャプテン翼。
・32分、嘘くさい感じで倒れたサウジがFKゲット。直接狙ったシュートは壁に当たってCK。無難に跳ね返す日本。
・今の大迫だったら、部数が落ち続ける出版業界でも背負えそうな気がする。
・38分、斜めに入ってきた久保に長谷部のロビングパス、それを大迫が拾ってシュートも宇宙開発火星経由シリウス行き。
・40分、PA外から全力で戻ってボールを奪い返した原口に「規則なんで」という感じで浮き球スルーパスを出す公務員長谷部。当然追いつけない。
・41分、大迫のポストプレイから奪われかけたボールを原口がシュートもクロスバーのわずか上。
・42分、酒井ゴリラのクロスがブロックされ、こぼれ球を清武が落ち着いて切り替えしてシュートしたのを相手の11番がハンド判定されてPKゲット!清武が落ち着いて決めて先制点!!
・あと1枚イエローで退場になる11番に対して「規則だから」とイエローを出すことを審判に強要する公務員長谷部。
・前半終了。
・チャンスが多かったのは日本だが、サウジは時折鋭いカウンターを繰り出していた。ハンドでPKとれたのは僥倖。正直微妙だった。
・スタミナ度外視で駆け回った原口が後半どうなるのか、微妙に守備に戻らなかった久保がどうなるのか、長谷部の公務員ミドルは炸裂するのか、と後半も目が離せない!
・前半終了後にめちゃめちゃサウジの挑発にキレまくってた原口のヤンキー感。後1日休むと進級できませんよ。

・後半、日本は久保に代えて本田投入。久保は固かったけど、よくやった。
・後半開始。本田はそのまま右サイドに入る。
・46分、大迫が下がったスペースに本田が飛び出したところに縦パスが入るもオフサイド。惜しい。
・47分、相手のボールを奪った清武をサウジ3番フサウィが倒してイエローカード。FKに本田が合わせるも吉田がナイスブロック。
・52分、カウンターから長友がクロスで本田が合わせるもブロック、こぼれ球を原口が叩くもそれもブロック。
・54分、大迫がPA内で仕掛けてクロスもコーナーに逃げられる。コーナーは普通にクリアされる。
・二次予選最多12得点の片鱗すら見せないサウジ10番サラウィ。
・56分、サウジの誰かに代わって9番ムアラドがイン。
・57分、サウジが長い組み立てからようやく右サイドからクロスもなんとか弾き返す。
・60分、中盤で奪ったボールから大迫が勝負を仕掛けるもシュートは最後ブロックされてCK。跳ね返りから山口がクロスを上げるも惜しくも合わず。
・62分、原口が奪ったボールから単騎特攻を仕掛けるもシュートはキーパー正面。
・64分、清武がアウトで香川イン。まるっきり逆の立場になった香川は何を思うか。
・64分、長友のロングパスからの展開で本田がためてゴリラが飛び込むもCKに逃げられる。
・69分、サウジ11番ハイブリに代わって20番ルワイリがイン。
・原口の体力が尽きかけてるんだけど染み付いた規律が止まることを許さない感じで、なんか悲しいサイボーグ感が出てきた。
・71分、ひたすら我慢からボールを奪った原口が中央にクロスを入れるも本田に惜しくも合わずにCK。CKから大迫が大外で折り返して吉田がシュートも外れて、早野さん「おぉーい、入れろぉ!!」。
・76分、サイドチェンジから本田が右から仕掛けてグラウンダーのクロスを香川に送るもトラップが若干ずれる。
・77分、サイドチェンジからクロスと見せかけたゴリラのいいパスから本田が完全フリーでシュートもキーパーに止められる。
・80分、カウンターから本田が左サイドに流れ長友がワンツーで抜け出しグラウンダーのクロスに香川がかかとでフリック、それを狂犬原口が叩き込んで2点目!!!
・85分、原口がどついて奪ったボールを本田に流すもシュートは枠外。
・87分、ゴリラにイエロー。
・90分、波状攻撃PA内から右サイドを崩され、西川がシュートを一度は止めるも、こぼれ球を押し込まれて長友のクリアも及ばず、失点。
・91分、サウジ3番ハウサウィが余計なことして2枚めのイエローで退場。アホ。15番のシャムラニにもイエロー。
・93分、大迫アウトで岡崎イン。
・94分、やけっぱちで上がってきた右サイドバックのクロスにヘッドをあわせられるも西川くんの正面。
・試合終了。


・最後ヒヤヒヤしたが、なんとか守りきって日本は決戦に勝利。予選は結果がだいじなので、ともかくもよかった。本田、香川、岡崎というビッグネームを外すギャンブルにハリルホジッチは勝った。これで解任論はいったんは収まるだろう。
・聖域だった本田もいったん外して、これでチーム内は健全になると思われる。
・MOMは清武。後半あからさまにサウジが潰しにきたように、今日の彼を止められる選手はサウジにいなかった。
・それと同じように原口もMOM級。機械のように走り続け、もはやこのチームの大黒柱で魂になりつつある。疲れてきたときのアホロボットのような顔も許せる。
・本田はこれが一時的なコンディションの落ちなのか、衰えなのか気になる。30前後でいったんパフォーマンスが落ちて、新たなスタイルを見つけることで選手寿命が伸びるというのがあるので、ともかくもプレーして欲しいものである。
・香川はよくわかんなかった。
・ともかくよかったー!!!

■2016■ジェフ千葉選手短評「7年目の残留なら許してあげるかボケェェェェェェェ!!!」

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さて、シーズンが終わったということもあり、なんか総括的なものを。

今年もダメでした!

サッカーの内容を思い出すとひどい頭痛がして「マスター・・・この店で一番強いお酒をちょうだい・・・」と飲んだくれてしまうことは必定なので、各選手をさらっと見ていきます。

J1総括は今年あんまり見れてないからなしよーん。

 


・GK

 

■1 岡本昌弘
おねえキーパーも今年はバックアップかと思いきや、正GKのゴリラがイマイチ安定しないので終盤にはレギュラーに復帰。守備範囲の狭さと適当なキック、でもセービングはけっこういいよというクラシカルなスタイルではあったが、J2のチームがGKに現代的スキルを求めても意味がないということが高木、佐藤でわかったので、よかったのではないか。来年は元日本代表(つってもキャップはなし)の山本海人が入ってくるので、本格的なバックアッパーに転向か。ただ精神的な支柱として重要である。


■21 藤嶋栄介
見てない。がんばれ。


■23 佐藤優也
正GKとして期待されるも終始安定感を欠いたゴリラ。ノイアーに影響されたのかやたらと前に出たがったが、目測を誤ることも多々あり、そのスリリングな飛び出しで千葉ファンたちの血圧が急上昇したという噂も。足でクリアしようとして空振りし、ボールをかっさらわれて失点した時には、怒るよりも思わず笑ってしまった。今シーズンのハイライトの1つである。ただ、変な状況を筋肉でどうにかできることも確かであり、DFからの足でのバックパスを胸でトラップしてオーバーヘッドでクリアした時にはガッツポーズをしてしまったが、後々よくよく考えてみたら完全に必要のないファインプレイだったことに気付いた。CKの密集時などには筋肉がものを言うため、けっこうGKの筋肉って重要だと思う。来年は山本海人が来るけど、残るんだろか。


■31 大野哲煥
見てない。がんばれ。

 

 

・DF


■3 近藤直也
柏から守備の要として期待されたが、その期待に応えられたとは言い難い。確かに出場した時はスピードと当たりの強さを生かして抜群の潰しを見せていたのだが、DFリーダータイプというわけでもなく、アホみたいな失点をしてしまうことも多々あり。また、怪我が出場できない試合も多かった。それと1試合に1度は死人が出るほどのプレゼントパスや大ポカをやってしまう傾向もあり、金を貸せるかというとけっこう担保が欲しい感じである。土地の権利書とか。ただ、来年は岡野もしくは西野と若いCBと組むことが予想されるので、責任は重大である。


■4 北爪健吾
サイドバックとしてはほとんど使われず、終盤負けてる時のテコ入れ要員として主に右サイドのミッドフィルダーとして途中出場したジャガイモ。確かにスピードは素晴らしいのだが、球を蹴ると非常に残念な結果なので、千切ってはクソクロス、千切ってはクソクロスという一人無間地獄に陥っていた。サイドバックの丹羽、多々良がどちらも決定打に欠けるためレギュラー奪取のチャンスだったのだが、どうも守備の人とはみなされてなさそう。今のところは攻撃の人でもないので、このままだとゼンデン現象の狭間で無限の闇を彷徨うことになるので、とりあえずどっちかに倒してほしい。


■5 多々良敦斗
序盤はレギュラーとして活躍するも、徐々に攻撃のオプションがないことと守備戦術皆無だった関塚体制で埋没していき、中盤以降はベンチ外が続いた。守備はそこそこよかったが、サイドMFの適任不在により、サイドバックが幅を取らないとどうしようもない戦術だったため、攻撃力がないことはかなりの致命傷だった。上がるタイミングとかはサイドバックの中で一番よかったんだけど、出したところでそんなにいいクロスを上げれるわけでもないしなあ。


■13 比嘉祐介
マスコット枠での獲得かと思われたが、一瞬だけレギュラーを獲得し、その後若手の乾に譲った。上がるタイミングや運動量はいいのだが、意外と体力がなくて(試合に出てないから?)ガス欠になるのと、サイズがないことで空中戦で狙われやすかった。守備もてきとー。今年は金髪に染めていたこともあり、顔の濃さもあいまってもはやどの階層の何の職業の人かさっぱりわからない風体であった。ただ、置いておけばチームが盛り上がるので、来年もがんがんツイッターで炎上していただきたい。


■17 大久保裕樹
何試合か見てるんだが、印象がない。貴重なバックアッパー。


■20 若狭大志
近藤の相棒または近藤不在時としての起用で、ボランチみたいなのもちょっとやってた。可もなく不可もなくといった印象だが、基本的に競り合いに弱く、「そのタイミングでファールしたら法秩序が崩壊しない限りPK」というわけわからんファールもやってしまっていて、あんまり印象はよくない。チンピラ顔なので比嘉と並ぶと木更津のヤンキー感が強い。来年もあくまでバックアッパーという存在でいないと、チーム自体がつらい。


■24 イ・ジュヨン
関塚体制で重宝された対空ミサイル。なのだが、去年のキム・ヒョヌンほどの強さも高さも見せられず、守備時のポジショニングはしっちゃかめっちゃかで裏を取られ、ボールを持たせればキックは当然できないというかなり辛い状態だった。さらには最終的にはPA内でもファウル覚悟でぶっ倒すという嫌な感じの思い切りの良さだけは持っていたので、終盤にはほとんど出場することはなかった。とにかくいろいろ足りてない選手であり、エスナイデル体制で守備のセオリーを叩きこまれて急成長することを願うのみである。顔は素朴でかわいい。


■26 岡野洵
ユース上がりは我々に来季への数少ない希望を見せてくれた。中盤まではまるっきり出番がなかったが、終盤になってレギュラーを奪取。恵まれたサイズと足元のうまさで大器を予感させてくれた。ただ、まだ圧倒的に横幅が足りず、札幌戦ではまったく都倉の相手にならずに競り負け続け、最終的にはハイボールの競り合いなのに都倉に低空ドロップキックをかましてイエローをゲットしていた。まあそれもこれも試合に出てなんぼなので、来季もがんがん試合に出していってほしい。髪形はどうオーダーしてるのか気になる。


■27 阿部翔平
序盤はさすがJ1戦士というクオリティを見せ、疾走するサイドの生え際で我々を沸かしてくれたのだが、徐々にトーンダウン。フィットネスの低下が著しく、サイドバックとしてはかなり苦しい状態になっている。思えば序盤からもキックの際にだいぶ体の軸がぶれていたので、もしかしたら限界が近いのかもしれない。そのせいか期待されたクロスからもそんなに成果を上げることもできず、終盤はほとんど先発出場はなくなっていた。正直、現状ではフィジカルの改善がないと使いどころがない。生え際とともになんとか踏みとどまってもらいたい。


■28 乾貴哉
187㎝、左利きのサイドバックというロマンだけの存在に近かった乾は岡野とともに終盤にレギュラーをゲット。数少ない希望2号である。アジリティははっきり言ってないし、守備も粗い上に、でかいと言っても横幅がないので競り合いにも弱い。ただ、攻撃時には足先の器用さで直前で判断を変えられるのでビルドアップの落ち着きどころになり、オーバーラップした時にはストライドを生かしながらぬるぬるドリブル突破できる。長身、左利きで武器はドリブルというこの相互にまったく関連しないスキルをどうするかが問題ではあるが、和製グロッソを目指してよいのではないか。ともかく守備をどうにかせんといけんので、そこらへんをエスナイデル監督に鍛えていただきたい。


■33 丹羽竜平
止まらないロマンティックな失点を止めるために鳥栖から呼ばれた守備職人。彼が右サイドに入ることで確かに守備には安定感が生まれた。しかし、攻撃時にはボールロストが非常に多く、井出、町田、長澤のテンポにまったくついていけず。オーバーラップのタイミングも悪く、しばしば攻撃はノッキングを起こしていた。逆サイドの乾が意外とスムーズにやれていたので、余計に悪目立ち。レンタル期間がわからないが、帰ってしまうのだろうか。そうなると右サイドバックは補強が急務なのだが、丹羽が買取りするほどの出来でもなかったのは確かだ。


■34 溝渕雄志
見てない。がんばれ。

 

 

・MF

 

■6 山本真希
川崎から加入したMFだったが中盤の軸にはなり得ず。眉毛が濃い。そもそもアンカー系ボランチが富澤だけのチーム事情で、富澤は怪我がち。相棒のアランダと共に動いてなんぼの選手なのでなかなかバランスを取ることができなかった。攻撃時のサイドへの絡み方はかなりうまさを感じるものだったが、崩壊したチームを蘇生させることはできなかった。たぶん胸毛も濃い。怪我も多かったしね。気は利くのだが、最後までオフェンシブな位置で生きるのかディフェンシブで生きるのかよくわからなかった。規律があるほうがよいのかもしれぬので、来季に期待。きっとケツ毛もすごい。


■7 佐藤勇人
怪我マン。オシム千葉の生き残りは、怪我でシーズンではほとんど稼動できず。出てきたときには往年の鋭いPA内への飛び込みを見せたが、さすがに年を取ってきた。来年もいることは確定したが、プレーヤーとしてはさほどの重荷を背負わせられない。ただ、チーム内の長老として、若手が暴れたら犬吠埼に吊るして改心するまで念仏を唱えるという役割が期待されるので、是非暴力と説法でチームをまとめていってもらいたい。


■8 井出遥也
不可欠なレギュラーとまではいかなかったが、主力の一人として活躍。スピードに乗ったドリブルをJ2で止められる選手はあまりおらず、しばしばカットインからゴールを叩きこんだ。半面、関塚自由学院の元で育ってしまったため、戦術的にはしっちゃかめっちゃかで「お前のポジションはいったいどこだ」と問い詰めたくなるようなこともしばしばの諸刃の剣であった。端的に言ってコスパが悪い。長谷部監督のもとでようやくなんとなーくポジションが整理されて守備も若干できるようになってきた気がしたのだが、おそらくG大阪へ移籍する。長谷川監督に仕込んでもらい、代表を目指してほしい。さらばだ。


■10 長澤和輝
レンタル10番はシーズンを通して主力としてがんばった。当初はトップ下などで使われていたが、中盤以降は主にボランチ。守備はイマイチだったがそれも改善しつつあり、攻撃では貴重な運び役として機能していた。10番だったがファンタジスタというわけではなく、動きの量を積み重ねてその中で違いを見せていた。柔らかさとかはあんまりなくてパサーでもなく、あくまで剛でありフィニッシャー。規律の中で1つずらすにはよいのだが、完全な自由演奏は苦手っぽい。関塚監督のもとではあまりに自由にやらされすぎて、割となんでもできる分困ってた。来年は浦和に戻るのか、残るのかイマイチ判然としませぬ。他のJ2チームにレンタルの可能性もあるのか。浦和じゃあんまり出れないと思うので、千葉で訓練しようズ。


■14 町田也真人
今シーズン唐突に覚醒したチームトップスコアラー。昨年までは撃てども撃てどもシュートが入らず、トップ下の選手でこの得点力だといくらパスを回せても厳しいな、と思っていたのだが、突如化けた。エウトンの周りを動きながら、ボールを捌くところでは簡単に捌き、急所に飛び込んで得点を量産した。昨シーズンまでの「撃とうかな撃とうかな撃とうかなパスしよっかなパスしよっかなパスしよっかなあー撃とうかなーやっぱ撃とうかなあああああああああああ撃っちゃえ」と逡巡しながらシュートしてめっちゃDFに当たるという姿はなく、「とりまセックスしようぜ!」くらいの勢いでばんばん撃つようになったのが奏功。課題のフィジカルも当たり方がうまくなってるので変な取られ方はなくなった。守備貢献度も大きく、来年も攻撃の核。50点取ろう!


■15 富澤清太郎
怪我マン2。なに怪我してたのか忘れたけど、だいたい半分くらいしか出られなかった。中盤で唯一どっしり構えられる選手で、いると安心感があった。やっぱりCBじゃなくて中盤のがいいよね。攻撃でも必殺のスルーパスなんかは全然ないのだが、おかしなパスミスはあんまりなく、髪型もかっちりしていた。ただ、いかんせん年も年になってきたので、いつまで持つのか。スピードの衰えはあるものの、コンディションさえよければ働ける選手。ワンダーコアとかで体を鍛えて欲しい。あと栗原勇蔵と長谷川悠と似すぎなのでなんとかして欲しい。


■16 小池純輝
走る男。圧倒的ランニング能力で序盤は重宝されたが、そのうちに「あれ?走れるけど抜けない?」ということに気付かれ、トーンダウン。ベンチ外が続いた。カウンターでがんがん上下動するサッカーなら合うのかもしれないが、パス回数上位の千葉においてその特徴が生きることはなく。また、サイドを駆け上がったとしてもスペースがない状態でできることが少ないので、フィットすることは難しかっただろう。来年どうするんだろう。


■22 アランダ
現役パラグアイ代表はやはり鬼だった。パス出し能力は割と平凡だったが、特筆すべきはその守備力。レオ・シルバを思い出させるような粘着マークから、ファウルすれすれのパラグアイ体術でボールを奪いまくった。時折はこっちがドン引きするほどのきついファウルでJ2戦士たちを葬って、当然イエロー。外見はただの肉屋のオヤジなのだが、その奥にはパラグアイファイターの血が流れていることを我々に再確認させてくれた(俺のパラグアイファイターのイメージはミスターオーバーリアクションことパレデス選手です)。惜しむらくは怪我と出場停止で出れない試合が多かったこと。パウリーニョも戻ってくるし、二人で恐怖の刈り取りワイパーやってもええんやで。

 

 

・FW

 

■9 エウトン
二桁得点を喜んでいいものなのかどうか。たぶんターゲットマンじゃないんだけど、デカいのでチーム事情により電柱やりました。でもあんまり向いてないっぽい。真骨頂はエリア内。横からのクロスにはめっぽう強く、足元のシュートもそこそこ使えた。ただそれ以上に印象に残ったのはプレーの荒さ。ボールロストするごとに果敢に取り返しに行くのだが、そのほとんどがファウル。なんかしきりに審判にアピールしてたが、後ろからふくらはぎ蹴ったらそれはブラジルでも笛吹かれるだろ、それ。なんでお前フォワードなのにイエロー9枚ももらってんだよ、おかしいだろHIGH&LOWかよ。ただ、終盤に見せた町田とのコンビネーションはわかってても止められないレベルだったので、残るんなら成田山で修行をして心を静めて欲しい。


■11 船山貴之
川崎で1年日干しにされて、千葉で一転大活躍だ!と思ったものの、完全なシュートイップスに陥っており、結局5得点に留まった。序盤から中盤にかけては撃てども撃てども入らず、鋭い裏抜けからキーパーと1VS1、こぼれ球をミドルシュート、クロスをファーで受けて胸トラップからボレーとありとあらゆるシュートパターンを試して、全部外した。三代目ぬか喜びストライカーの中島裕希が今年二桁得点をしてしまったため、代わりにぬか喜びストライカーの称号戴冠かという声も上がっている(対抗は鹿島の赤崎)。ただ、戦術的には縦に引っ張れる非常に重要な選手であり、彼のおかげて町田やエウトンがラインの間で息をできたのも確か。このオフは自分を干した風間大僧正の写真をゴールに貼りつけてシュート練習をして、松本時代の決定力を取り戻していただきたい。ただ、この人もカウンターの選手だよね、ほんとは。


■18 吉田眞紀人
常に顔がびっくりしてるマン。先発で前半開始だろうが、後半ロスタイムに投入されようが、0-3で負けてるのを必死で追いかけてる感じがする系統の顔。左利きのがんばるマン。とにかく勢いがすごい。守備はFWの中で一番できるのではないか。水戸ではなぜか電柱をやっていたが、本来のポジションはもうちょい下。前線に張らせてもそんなに生きる選手ではないなー。とにかく頑張ってるので、後はもうちょいクオリティを少しずつ上げてもらえると。惜しい、まではけっこういってる。そこから先が壁という話ではあるのだが。


■19 オナイウ阿道
ウオオオオオオオオオナアアアアアアイケオナイケイケオナイケー!!!オナイケおじさん激推しのオナイウは五輪バックアップメンバーまで残るも、チームでは最後まで飛び道具の一種として使われた。限られた時間の中で6得点は立派。対空時間の長いヘッドはかなりの高さであり、さらには振り向きざまの謎ボレーなんかも披露した。ただ、点取ったから先発させてみっか!と思って出すと、好き勝手放題に動き回って起点になれず、わけわかんないとこでこね回してボールロストを繰り返した。お前ヘッド得意なのにサイドで受けてどうすんだよ。来年エスナイデルが本場のFWの動きを教えてくれたら覚醒するかなーと思ってたところ、浦和に移籍が決定してしまった。イッター!!オナイッター!!オナニー!!!とにかくポテンシャルがすごいのだがとても浦和にフィットするタイプとは思えないので、どこかにレンタルが濃厚なのだろうか。千葉でもいいよ。「お世話になりました、浦和に行きます」→「はじめまして、新人の阿道です」っていうコンボ待ってます!


■32 菅嶋弘希
関塚監督時代は見向きもされなかったが、長谷部監督時代に重宝されたマルチロール。登録のFWではなく、オフェンシブハーフ、さらにはボランチでの出場が目立った。特に足が速いとかヘディングが強いとかそういうことはないのだが、とにかくバランスを見れる選手。スペースがあけばそこを埋め、きちんと連動ができるので、リンクマンとして非常に優秀だった。だからボランチとかもやらされたんだと思う。派手さはほとんどないのだが一人いると確実に役に立つので是非とも残ってほしいのだが、レンタルなのでどうなるかわかんねーなー。

 

 

・監督

 

■関塚隆
0点。


■長谷部茂利
関塚さんでしっちゃかめっちゃかになったチームをなんとか建て直そうとがんばっていた。守備の約束事を一つ一つ作り、一歩ずつチームを回復させようとしていた。即効性のある何かを求めて焦り過ぎなかったのはよかった。若干プレーオフは諦め気味だったのかもしれないが。一時期負けなかったが4連敗してシーズンが終わって若手に転換した。まあ元々ぶっ壊れてたチームだったので、これはしょうがない。岡野、乾の抜擢が後々に効いてくる可能性もけっこう高いので、その時はみんなで崇め奉りましょう。泥仕事、おつかれさんっした。この後に幸せなキャリアを積んで欲しい。

 


以上!!!


サッカー用語だらけの桃太郎

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昔々、おじいさんとおばあさんがサッカークラブを経営していました。

 

おじいさんは山へ和製メッシを探しに、おばあさんは川へ和製ロナウドを探しにいくと、川上からランパード、ランパードとユース史上最高傑作の桃が流れてきました。

 

「川を流れるスピード、ターンの鋭さ、インテンシティの高さ、この若さでこんなに完成度が高い桃は見たことがない。持ち帰ってうちの至宝にしよう。あと、一緒に流れてる傷ついた鮭たるカペッロはこのまま流そう」

 

とっさにおばあさんは持っていた手ぬぐいを渡し、はしりがきの契約書を交わしました。家にダイアゴナルランして桃のバイタルエリアをエントレリネアスしてみると、中からはプレーは素晴らしいが素行の悪い逸材が生まれました。

 

「根も葉もない噂ばかりで笑ってしまうよ。彼だけじゃないんだ、うちに来たい選手は他にもいるはずさ。まあ様子を見てみようじゃないか」

 

逸材は和製桃太郎と名付けられてすくすくと成長し、指導方針で村長と衝突、ナイトクラブでケンカ沙汰、恋人とのセックス映像をネタに村人を脅迫、村人が育てたトマトを全部食べるなど一通りの騒動を起こした後、ある日こんなことを言い出しました。

 

「自分たちのサッカーで鬼退治をしたい」

 

おじいさんとおばあさんは慌てて反対しました。フィジカル、スピード、インテンシティの高い鬼に対してあまりにも準備が少ない、守備を固めてカウンターを狙うしかないだろうと説得します。

 

「それはごもっともだが、俺の考えは違った」

 

和製桃太郎の決意に折れ、おじいさんとおばあさんは食べればたちどころにフィジカルが高まり疲れ知らずになるが尿からは何も検出されないきびだんごを和製桃太郎に渡しました。

 

和製桃太郎は鬼ヶ島を目指してフリーランニングしていましたが、協会がボーナスの支払いを断ったのでボイコットをちらつかせていたところ、メディアの犬に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、インタビューしてないのにあたかもしたかのような記事をたくさん書くよ」

 

和製桃太郎がまだ見ぬアモーレをエアインタビューしていると、気持ち猿に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、強い気持ちを見せてあげるよ」
「サンキュー、猿!サンキューな!」

 

メディアの犬、気持ち猿とアタッキングサードをレジスタしていると、今度は協会の風見鶏に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、引退後に協会での役職を約束しよう。役職を約束、なんつってな!」

 

和製桃太郎は激怒して協会の風見鶏を殴って代表を追放されかけましたが、「すいませんでした、自分が一番悪いですが俺だけのせいになるのは腹が立ちます」と謝罪会見を開いて事なきを得ました。

 

やがて和製桃太郎は鬼ヶ島に辿り着き、鬼たちとの対戦となりました。記念撮影、握手を終え、試合開始前に和製桃太郎は鬼にこう宣言しました。

 

「ゴール前にバスとか置いたらアンチフットボールだから!」

 

鬼たちはさすがに欧州トップモードでした。4-2-3-1から4-3-3そして2-3-5、さらには5-5-1へとフォーメーションを変える可変型システムで波状攻撃を繰り出し、ディアゴナーレなスカラトゥーラを炸裂させます。

 

和製桃太郎はたじたじとなりました。きびだんごでドーピングしたのに、自分たちのサッカーがまるで通用しないのです。

 

犬はあることないことを書き立てますが、訴訟をちらつかされて沈黙しました。

 

猿の強い気持ちは早々に折れて沈黙しました。

 

協会の風見鶏は英語ができないので沈黙しました。

 

万事休す、そう思われた時、鬼ヶ島を切り裂くように高い笛の音が聞こえます。笛の方を見ると、そこには高々とレッドカードを掲げる主審がいました。鬼たちは抗議をしますが、判定は覆りません。その後もすべての接触が鬼たちのファウル、和製桃太郎がつまづいてこけたらPK、主審と目が合ったから退場などの不可解な判定が繰り広げられ、チーム鬼ヶ島は崩壊してしまいました。

 

試合後に和製桃太郎がスタンドを見ると、おじいさんとおばあさんが主審にサムアップをしている姿が見えました。なお、三日後に主審は原因不明の死を遂げましたが、ロシア当局は自殺と断定しています。

 

「確かに鬼たちから見ると不可解な判定かもしれないが、サッカーにはそういったことはつきものだ。全体で見ると公平なジャッジだったと思うよ。八百長?バカバカしい、きみはその発言の責任を取れるのかね?」

 

試合後の会見で、おじいさんとおばあさんは机を叩いて早々に席を立ちました。ヘスス・スアレスはすぐこの件について親友のペップにメールを送りましたが、返事はまだ来ていません。戦いは終わったのです。

 

鬼たちからジュール・リメ杯を取り戻した和製桃太郎は協会内の支配者として君臨し、「ジーコには聞いたのか?」と時折現場に口を出しては幸せに暮らしましたとさ。


デレ・アリ、デレ・アリ。

 

 

 

サイバーエージェント用語だらけの桃太郎パクりオマージュして作りました!インスパイア!

■J1■2017シーズンスローガン紹介 「ペンパイナッポーアッポースローガン」

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シーズンが始まる前に!
スローガンを楽しみたい!
そんな俺の!欲望を聞いてくれ!


札幌


「北海道とともに、世界へ」

このスローガンは、選手、スタッフはもちろん、クラブに関わる全ての人が“北海道”を背負って、クラブとしてはJ1定着、さらにはACL、選手たちも日本代表、海外クラブへのステップアップなどを目標に、全員が成長しながら世界を目指していく心意気で日々の練習や業務に邁進する覚悟を表しています。

もちろん、「世界」を語るには時期尚早かもしれませんが、このスローガンは1年限りのものではありません。着実にステップアップして世界を意識できるよう、クラブは前進を続けます。




・昨年と同じです点 6.5点

継続でいいスローガンなので特に言うことはございません!あえて今年のサブスローガンを考えるとしたら、一昨年グルテンフリーでヘロヘロになった都倉が昨年は小麦食ってムキムキに復活したので「NO MORE グルテンフリー!」でよろしく!



仙台


「Be STRONG 興せ、未来を」

『GOODなチームからSTRONGなチームへ。成長を遂げている選手やこれまでに積み上げてきチーム力を磨き上げ、さらに勝負強くタフに闘う。つながりある地域の復興に寄与し、ともに未来を創造していきたい。』



・いつお前をGOODだと言った?点 7.0点

昨年までのカラフルスローガンをかなぐり捨て、男らしく黒一色できた。直訳すれば「強くなる」。なんか不良にボコボコにされてボクシングを始めようとする男子高校生のようである。あまりに力を渇望すると「―――力が欲しいか?」と右手から語りかけられるので要注意。そして説明書きで「GOODなチームからSTRONG」といつの間にか自分たちをGOODチームだと決めつけているのも見逃せない。いや、いいチームなんだけどさ、でもさ「ほら、わたしってかわいいから後は仕事できれば完璧女子じゃない?」ってスタバのなんちゃらマキアート飲みながら言われるような気がするのであり、僕は黙って下を向いて「そうだね」と言った。僕たちはそれから三回セックスをした。明け方に駅前で別れた後に、彼女は美容院で長い髪を切った。



新潟


「愛してる新潟」

■スローガンに込めた意味
アルビレックス新潟の選手・スタッフ、サポーター、すべての関係者の方々にとって特別な言葉である「アイシテルニイガタ」。2003シーズンのJ1昇格時に掲げられたこの言葉は、全員が結束して勝利に向けて戦う新潟を表現するキーワードとして、これまでも全員が共有してきました。
2017シーズン、新たな挑戦に向かうアルビレックス新潟は、改めて「愛してる新潟」の想いを強く共有して、闘いに臨みます。デンカビッグスワンに多くのサポーターの皆様に足をはこんでいただき、新潟のために全力を尽くして戦う選手たちを支えていただきたく、お願い申し上げます。新潟から日本に、世界に、元気と熱気を発信していきましょう。
トップチームだけではなく、すべてのカテゴリー、クラブに関わるすべての人が、「愛してる新潟」の想いとともに、全力を尽くします。




・急になに?浮気でもしてるの?点 7.0点

どうしちゃったんだ、新潟。毎年スローガンを出すのが遅かったり、なかったりしたのだが、唐突の求愛宣言にはさすがの俺もキュンとせざるを得ない。俺は新潟ではないけど、新潟になったつもりである。シチュエーションとしてはマンネリした夫婦が口数少なく夕飯を食っている最中に、夫が何の脈絡もなく「愛してる」と囁くシーンを想像していただきたい。妻は箸で持っていたがんもどきをぽろっと落として「あ、やだやだやだ、急になにいってんのよこぼしちゃったじゃない、なに、どうしたの、あ、浮気でもしてんじゃないの?」と照れ隠しに言うのである(この後滅茶苦茶セックスした)。普段寡黙な男は何を言っても点数高くなるので、得である。ただし、あんまり結果が出ないと「愛してるのはわかったから稼いできなさいよ、この穀つぶし!」と罵られて、お茶のはいった湯呑ををぶん投げられることになるので、くれぐれも注意していただきたい(この後滅茶苦茶掃除した)



鹿島


「Football Dream つなぐ」

次の25年へ、Football Dreamをつなぐ

圧倒的なパフォーマンスで、世界とクラブをつなぐ

デジタルという新たなプラットフォームで、サポーターと心をつなぐ

昨年は、創設当初からのコンセプトである Football Dream をスローガンに掲げ、クラブに関わるすべての人たちと “ともに” 国内2冠を獲得し、FIFAクラブワールドカップで世界に“Kashima”をアピールした。25周年を迎えたことを機に、アントラーズは Football Dream を恒久的なスローガンに据え、一貫した哲学のもとでクラブを発展させていく姿勢を示す。そのなかで、各シーズンにおけるテーマは、サブスローガンで表現。今季は、上記3つの「つなぐ」を胸にシーズンを戦う。




・唐突IT点 7.0点

積年のライバル磐田とのまさかの「つなぐ」かぶり。そんなところで被らんでも。「そっちはメインスローガンだけど、うちらはメインじゃないですー、男子が上履き履いてませんでしたー」「俺らのが先言ってましたー、J2の時から言ってましたー、男子は掃除ちゃんとやってくださいー」と血みどろの争いが繰り広げられる模様。昨年彗星のごとく「創設当初からのコンセプトであるFootball Dream」と言われて「え、そうなの?」とびっくりしたのであるが、今年もFootball Dreamは継続する模様。それはそれでよいのではないのだろうか。ただ、サブスローガンの三段落ちが秀逸。「次の25年へ」というのはわかる。「世界とクラブを」というのもわかる。しかし、三番目に「デジタルという新たなプラットフォームで」と唐突にIT関連が出てくるのである。iモードを開発した人か。どうせなら「サポーターとSuikaでつなぐ」まで言い切ってもよかったのではないか。






「柏から世界へ」

画像なし

・いつもどおりでよいでしょう点 6.0点

昨年と同じ「柏から世界へ」で、決まり。ACL出場という目標にも合致している。ただ、スローガン紹介を始めてから「Vitoria」と「柏から世界へ」という非常にマトモなスローガンしか見てないので、もっと頭のイカれたスローガンも是非見てみたいものである。「メンデスを吊るせ」「広島に転向した工藤を総括せよ」「お前はだれだったんだパトリック」「お前も誰だったんだ、ジュリアーノ・ミネイロ」「今年のドゥドゥはどこから?」など刺激的なスローガン、待ってるぜ!



大宮


「挑む より強く、未来へ」

越えてゆこう。
これまでの歴史を、
これまでの自分を。
日々の積み重ねが、
私たちを、もっと強くする。
大切なのは、未来を信じること。
すべての仲間と結束し、挑み続けること。
より強く、未来へ。




・戦慄の句読点 6.5点

3年連続同スローガンである。大宮、挑みすぎ。まあ同じスローガンなのは悪いことではないのだが、Jスローガン最頻出用語である「挑」を使っているので、少し辟易気味である。注目すべきはサブポエムである。改行と句読点を同時に使うというかなりムズムズする仕上がりとなっている。何度も読み返すとその違和感もやがて快感に変わっていき、そして戦慄が旋律へと変わっていくことを実感してもらいたい。
こういう、
文章が、
俺たちを、強くする。
サッカーの、
未来を、
勝ち取るのだ。
マイベストフレンド、
ジャッカル。



■浦和

なし

硬派な浦和さんは毎年作ってくれないので、今年も僕が作ります!

「阿部勇樹を酷使しない」

でどうでしょうか!現場からは以上です!



FC東京


「TOKYO GRIT~すべての力を~」

FC東京らしく、最後まで諦めずにひたむきに、目標を成し遂げるために戦い抜く強い決意を表現しました。さらに、選手やスタッフだけでなくファン・サポーターのみなさまを含むFC東京ファミリー“すべての力”を目標達成のために結集し、FC東京に関わるすべての人で“やり抜く”想いを込めています。



・やりまくり点 6.5点

「GRIT」の意味を調べると「勇気、気概、やり抜く力」ということらしい。俺が英語がそんなに得意ではないからか、あんまり馴染みがない。相変わらずFC東京は難しい言葉を使ってくる。馴染みのない言葉を使うメリットは「インパクトがある、目を引く」ということであり、デメリットは「一々説明しないといけない」ということである。目を引くのだったらロゴデザインももうちょいカラフルにしてもいいんじゃないかなあ。ただ、「とにかくやる」、「やりたい」、「先っぽだけでもいいから優勝したい」という思いが伝わってくるので、是非FC東京は今シーズンはやりまくっていただきたい。チーム編成を見た限りでは「単騎突撃!」がいいと個人的には思います。



川崎


「Paint it Blue」

川崎フロンターレの2017年クラブキャッチフレーズは、「Paint it Blue」と決定しましたので、お知らせいたします。

毎年キャンペーンを行っているので、お馴染みかもしれませんが、節目となる20周年を経て、クラブがまた新たな一歩を踏み出すにあたり、もう一度初心に戻り、一体感のある雰囲気を作り上げるための象徴となるようにとの思いを込めています。

2002年からスタジアムに来場されるサポーターの皆さんに、家を出るときから青色の服やグッズを身に着けてスタジアムまで足を運んでいただいたり、スタジアムで観戦する際にも青色のフラッグやタオル等を使って応援していただくことで、川崎の街やスタジアムのスタンドをフロンターレカラーで染め、川崎フロンターレのホームタウン・ホームスタジアムに相応しい一体感のある雰囲気を作り上げることを目的としてクラブとサポーター、その他関係各所との協力の上、様々な活動や呼び掛けを実施してきております。


2017年は川崎の街を、スタジアムを青く染めて、Jリーグに、アジアに、そして世界にフロンターレブルーを広めていきましょう。



・俺色に染まれ点 7.5点

チームの目標ではなく、サポーター含めた具体的な提案となっている珍しいスローガン。とにかく水色を着ろ、この町を水色に染めてやる、水色にあらずんば人に非ず、という強い決意が現れていて非常によいのではないだろうか。こういうのだと応援するファン・企業も具体的な行動に出やすいしね。二重丸!どうせならこのスローガンをさらに推し進めて「水色以外はこの町を出ていけ」「特に赤着てるやつは殺す」「赤と言ってもちょっと深い赤」「要するに鹿島殺す」「ていうか、金崎殺す」「ついでに舎弟の鈴木優磨とかいうチンピラも沈める」というところまでいっていただき、両者の中間地点である千葉のどっかの道端で殴り合いをしていただきたいものである。



横浜FM


「Integral Goal-All for win-」



・なぜこれにこだわるのか点 6.0点

なんか一昨年くらいからずっとこのスローガンを使っているのだが、特に印象的でもないし浸透もしてない上に、そもそも英語として怪しいらしいのだが、どうなのだろうか。たぶん、スローガンにあんまり興味なさそう。ということで、僕が今年も考えます。

「ヤヤ・トゥーレとは言わないから、デルフでいいからください!」

でいきましょう!中村俊輔でもいい!



甲府


「進化 プロヴィンチアの挑戦」

2017シーズンは5年連続、8回目のJ1での戦いとなります。地方都市を拠点とする市民クラブが国内トップリーグであるJ1で戦い続けるのは決して楽ではありませんが、県民の期待にこたえるべく今シーズンも全力で戦う覚悟です。
しかし、覚悟だけではその思いも通用しません。クラブがレベルアップし、より上位で戦える集団にならなければなりません。そのためには選手自身はもとより、スタッフもフロントも、クラブにかかわるすべてが「進化」しなければなりません。今シーズンのスローガンは、その思いをストレートに表現しました。
サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は今シーズンも継続して掲げました。地方の市民クラブがJ1で戦う意気込みを込めて使い続けています。

≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫




・本当に大丈夫か点 6.0点

継続スローガンのプロヴィンチアの挑戦に加えて、今年は進化を掲げた。デザインはずっと統一されてるのでそれはよいのではないでしょうか。説明が最初から「地方都市を拠点とする市民クラブが国内トップリーグであるJ1で戦い続けるのは決して楽ではありません」と泣き言から入っていて大丈夫かと思うが、本当に大丈夫か。「監督解任→佐久間GM降臨→使い物にならないブラジル人解雇→マルキーニョス・パラナ召喚→残留してマルキーニョス・パラナはクビ」までが一連の甲府デフレスパイラルだと考えているので、その円環の輪から進化して逃れたいことだろう。ただ、それだと監督が柏、新潟をクビになった吉田達磨さんというのも不安になってくるし、本当に彼の元で進化を遂げられるのかというとそれもかなり不安になってくるのである。いっそのこと佐久間GMが元ユヴェントスGMモッジとかいう凶悪ポケモンに進化しないものだろうか。



磐田


「繋ぐ Challenge For Next」

「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がることはすなわちチーム一丸になることに他なりません。

クラブ理念である「夢と感動を!」分かち合う事を達成する為に、2017年シーズン<次なるステージ>に挑戦してまいります。




・繋ぐ点 7.5点

まさかの「繋ぐ」スローガン継続である。一説によると「繋ぐTシャツ」の売れ残りがハケるまではこのスローガンを継続するということなのだろうか。「Road to J1」の文字が眩しすぎる。そしてまさかの鹿島とのスローガンかぶり。鹿島と磐田の共通点と言えば「J1タイトルとったことがある」くらいしかないと思うし、なんか小学校の同級生にたまたま婚活パーティーで会ったくらいの気まずさである。「お、おう・・・」「げ、元気?」「あーうん・・・結婚は?」「してないからここ来てるんだけど・・・」「そうだよね・・・」。ともかく今年も繋ぐんだ!中村俊輔と名波さん、二人の天才の間を繋ぐんや!その架け橋は川又のでかそうなアレや!という意気込みが伝わってきてよいのではないでしょうか! #Chinkodekasou

ちなみに磐田には公式シーズンソングもあるらしいよ!

ホッケーユニっぽいのを真ん中が着てるけど大丈夫か!



清水


「FROM NOW ON!!WE ARE THE ONE」

■スローガン

FROM NOW ON!!

強く固まった絆。すべては、ここから、動き始める。
荒々しき闘い争う心。すべては、ここから、頂きをめざす。
限界を知らない伸びしろ。すべては、ここから、駆け上がる。

仲間と共に、サポーターと共に、
エスパルスのもと、ひとつになった力が、
2017年シーズン、すべては、ここから、昇華する。

WE ARE THE ONE.

J2での激闘も、熱く激しい魂で制した誇りを胸に、
この先の光へ向かおう。

J1の舞台で、一枚岩となって、
いざ、怒涛の闘いへ。

■デザイン

闘う魂。強い絆。熱い志。その荒ぶる激情をロゴタイプへ。
なにも恐れるものなどないスピリットを、荒々しいデザインで表現しました。
右肩上がりに伸びる筆ラインは、J1への意気込みであり、
その熱い想いをクラブカラーであるオレンジで表明しています。




・俺らレペゼン清水、磐田はいやだ点 7.5点

湧き上がってくる何かが抑えきれない、そんなスローガンである。直訳すると「今後!!俺たちは一つになる!」なのだが、今まで一つではなかったのか、不満分子がチームを出たから一つになれるからなのかは定かではない。特筆すべきはその後の歌詞っぽいやつ。嵐の櫻井君がラップでやってくれそうなパートであり、「WE ARE THE ONE.」のあたりで観客と一緒に右手を突き上げてジャンプしそうな感じである。デザインの説明もすごい。ほんとは説明文入れるのはデザインの敗北でしかないと思うのだが、「その荒ぶる激情をロゴタイプへ」「なにも恐れるものなどないスピリットを、荒々しいデザインで」まで言われると、「ボーイ、落ち着くんだ。大丈夫だ、ここにきみに危害を加えるものはいないんだ、ボーイ」とモーガン・フリーマンになって説得してしまいそうになる。とにかくデザイン、ジャニーズラップともに勢いがすごい。女子高生だったら下手すりゃ妊娠しかねないこの怒涛の流れを大事にしていってもらいたいものである。



G大阪


「勝 WE PLAY TO WIN WE ARE GAMBA OSAKA 2017」

真のビッグクラブになるためには、厳しい戦いに勝つことで得るものが大きいことを私たちは過去の経験から知っています。だからこそ、無冠に終わった2016シーズンを通して、監督、選手、スタッフ、クラブに関わる全員が改めてタイトルを獲る必要性を感じています。

何より、スタジアムに足を運んで応援してくれるファン、サポーターの方が見たいのはガンバが勝つ姿。そして、タイトルを手にする歓喜の瞬間だと思います。
皆さんの熱い応援に応えられるように、試合内容はもちろん、一戦一戦、勝利にこだわる姿勢をより追求することで、強いガンバ大阪を取り戻したい。その想いを込めて「勝」にしました。

今シーズン、Jリーグを取り巻く環境は大きく変わります。
J1リーグは3年ぶりに1ステージ制が復活するほか、放送環境の変化など、変革の年を迎えています。そのため、今シーズンの結果次第では今後のクラブの方向性に大きく影響します。

ほかのクラブから頭一つ抜け出すため、世界に通用する強豪クラブになるためにも、より重要になる2017シーズン。
昨シーズンの悔しさを晴らし、2年目となる市立吹田サッカースタジアムで、シャーレ、カップを掲げる姿をイメージしながら、クラブとして結果を残し、地域の皆様と共に国内外で愛されるクラブ作りを行っていきたいと思います。




・当たり前点 6.0点

勝。なぜこの単刀直入なスローガンを今まで誰も採用しなかったのだろうか。当たり前だからである。基本的にサッカーというスポーツは勝つためにやっているのであり、勝点差を考慮して10分間DFラインでボールを回し続ける談合試合などは特殊なのであり、「今年は勝ちたい!」と言われても、「そうだね、プロテインだね」と答えるしかないのである。英語部分も「俺たちは勝つためにプレイする。俺たちガンバ大阪」と言葉が足りない感じはあり、若干、森の怪物的な感も出てきている。ジェイリーグコワイ、オレ、ジェイワントル、オマエ、マケル。ただ、本当にもうここのスローガンは説明が長い。第3パラグラフの「Jリーグを取り巻く環境は多く変わります」とかもうほんとにどうでもいいし、乾杯でビールのグラスを準備したまま泡が消えていくのを見守る気持ちになってくる。男は黙ってスローガンであり、ぺらぺら喋りすぎるとモテないぞ!


そして、社長が記者会見で逆に出してしまったぞ!不吉すぎるぞ!



■C大阪

なし?

以前は「史上最攻」という攻めのキーワードと壮大な爆死という最高のコラボレーションを見せてくれたC大阪だが、今年はまさかのスローガンなし。いやだいやだ、俺にあの最高な感じのスローガン見せてくれなきゃいやだ!というわけで、俺が考えることにします。

「夜におぼれる香り」


清武の移籍金を稼ぐためには柿谷の香水を売っていくしかない!「ナイトシーンにおいて男性の魅力と印象を格上げする新たなフルーティノート」「全ての女性が溺れる魔性の香り」などのキラースローガンで頭がクラクラするのはきっと香水のせい!セレ女たちよ、香水買いまくって、香川も買い戻そう!!



神戸


「一致団結~One Team, One Family, One Dream」

ヴィッセル神戸では、2006シーズンより継承してきた「トモニイコウ。」のクラブ理念を礎に、クラブ20周年を迎えた2015シーズンより、クラブの団結力をより一層高め、更にまい進していきたいという思いを込めて掲げています「一致団結~One Team, One Family, One Dream」を引き続き2017シーズンもクラブスローガンに掲げてまいります。

また、この「一致団結」は弊社取締役であった故三木谷良一氏がクラブの根幹を成すコンセプトとして、強い思いをもってクラブに贈った言葉でもあります。ヴィッセル神戸に関わるすべての人が1つの家族「ヴィッセルファミリー」となって強い絆で結ばれ、これからも同じ夢を目指して神戸の街と共に歩んでまいります。




・継続点 6.5点

こちらも継続。ということで新鮮味はないけれど、よろしいのではないでしょうか。ネルシーニョ軍曹の鉄拳制裁によって徐々に一致団結してるようなしてないような気もするし。今年は大型補強があってタイトル狙える位置まで来てると思うので、もう一歩の努力として「早く来い来いポドルスキー」というサブスローガンを俺の心の中に秘めておこうと思います。がんばって巨大散財ロボミキタニー!



広島


「WE FIGHT TOGETHER 2017 一心」

サンフレッチェのマザータウンである、安芸高田市に伝わる毛利元就の逸話『百万一心』(皆で力を合わせれば、何事も成し得る)を元に、チーム、フロントはもちろん、サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、サンフレッチェ広島に関わるすべての方と、勝利のため、目標達成のため、“心を一つ”にして“共に闘う”という強い決意を、スローガン「WE FIGHT TOGETHER 2017 一心」と表現しました。

2016年の試合会場イベントにてつながりができた、広島出身のカリグラファー(書家)翠蘭(すいらん)氏の、地元のプロスポーツチームを応援したいという熱い想いと、力強く勢いのある文字に感銘を受け、今回のスローガンの揮毫を依頼しました。

<カリグラファー(書家) 翠蘭 プロフィール>
5歳で書道と出会い、中学から古典書道を学ぶ。高校では書道部に所属し、地域・全国の書道展で文部大臣賞をはじめとする数々の賞を受賞、広島県からも特別表彰を受ける。高校卒業後は、より深い知識や豊かな表現力を身につけたいと書道専攻の大学へ進学、中学・高校の教諭免許(国語 書道)を取得。
レゲエグループ「湘南乃風」のグループ名ロゴをはじめ関連するほとんどの筆文字を手掛け、また広島東洋カープへの書き下ろし作品や、黒田博樹投手・前田健太投手ら、広島ゆかりのスポーツ選手とのタイアップ作品も多数。
「一期一会」の気持ちで心をこめて制作活動中。


<ホームページ> http://www.suilan.net/

<カリグラファー(書家) 翠蘭 コメント>
サンフレッチェ広島の選手、スタッフ、ファンの皆さまの『心を一つに共に闘う』という想いと『人々の心を動かす躍動感あるプレースタイル』をイメージして一筆一筆、魂を込めて表現しました。

『一心』からまっすぐな熱き心を感じて頂ければ幸せです。




・隣のクラブを見習おう点 6.0点

ベースとなる「WE FIGHT TOGETHER」部分は変えずに2文字漢字を毎年変えるパターンです!一心ってなんか由来があるのかと説明を読んでみると「サンフレッチェのマザータウンである、安芸高田市」と書いてあったのだが、マザータウン??母なる街?となってしまったが、なるほど前身の東洋工業(マツダ)の本拠地があったところなのね。なるほど、勉強になる。そして、このロゴを書いたのがカリグラファーの翠蘭さんという方。カリグラファーとはなんぞやと思ったが、書家のことをカリグラファーと言うらしい。なるほど、勉強になる。って、クイズ番組か!あまりにもいろいろな情報が入ってくるので、読み終わる頃には肝心のスローガンを忘れてしまっている!もうくどくど説明するのはやめよう!隣のクラブを見習うんだ



言葉は無限だ!



鳥栖


「PASSION+ONE 情熱×常熱×場熱」

PASSION+ONE
PASSION(情熱)をもってONE(1番、1つに)になれ!

サガン鳥栖ファミリーの熱い思い
「情熱×常熱×場熱」
その情熱を持って一試合一試合に
PASSION(情熱)を解き放つ

一段一段、朝日山の頂を目指すように一試合一試合(ONE)に懸ける情熱
どんな時でも折れない心、立ち向かっていく常熱
ベアスタを最高の雰囲気にしてくれるサガン鳥栖ファミリーの場熱

2017シーズン、サガン鳥栖が日本を熱くする!

皆さんの+ONE(あと一つ)の力と共に!

PASSION+ONE
「PASSIONE(パッシオーネ)!!」と叫んでくれ!




・鳥栖点 8.0点

昨年は「砂岩」のスローガンですべてを持って行ったサガン鳥栖だが、今年もひれ伏さざるを得ない。昨年までのモノクロームなスローガンから一転して目がチカチカする感じにしてきたのもすごい。肝心のスローガンなのだが、もはや何かを言うことはできない。清水と同スタイルのJ-POP歌詞風の説明だが、1行ごとにぐいぐい競り上がっていくボルテージが止まらない。PASSION(情熱)と2回にわたって説明を加える丁寧さも高齢化社会に向けていい。ONE(1番、1つに)、一試合一試合(ONE)と攻守が入れ替わってるのもアツいし、それなら一段一段(ONE)にしてもいいと思うのに、そこはかけない。あえて、かけない。地元ネタの朝日山を挟みつつ、最後に「PASSIONE(パッシオーネ)!!」と叫んでくれ!となったところではなぜかナオトインティライミが全然目が笑わずにガッツポーズしている姿が浮かんでくるというもの。一体、誰に呼びかけているのだ。もうこうなったらノるしかないのである。どう考えても監督のポマード・フィッカデンティがこんなテンションでいるわけがないのだが、そこはまあいいや!優勝!優勝である!




■優秀スローガン賞 川崎 「Paint it Blue」

■暴走する言霊賞 清水 「FROM NOW ON!!WE ARE THE ONE」

■鳥栖賞 鳥栖 「PASSION+ONE 情熱×常熱×場熱」


J2は余力があったらやるね!!

■J2■2017シーズンスローガン紹介 「プレミアムスローガンフライデー」 part1

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J2だよ!間に合う必要ないけど開幕に間に合った!

間に合ったけど容量多すぎて分割だよ!

 

■山形
 

「絆」

 

スローガンロゴについて

モンテディオ山形に関わる全ての人が、拳を胸に当て、『絆』を確かめる瞬間をイメージしています。

スローガン決定に至る我々の想い

2016シーズン最終戦後の場内一周で、松岡亮輔選手がサポーターの皆様に伝えた言葉があります
「サポーターの方と、選手、クラブスタッフが愛し合わなければ、チームは強く、『絆』は深まっていかない。」

一人の力だけでチームは強くなりません
モンテディオ山形に関わる全ての人が繋がらなくては、J1昇格という目標を成し遂げることは出来ません
モンテディオ山形を愛する全ての人が共に『絆』を深め、成長していくことで、モンテディオ山形、そして山形という地域の新たな未来を切り拓くことができると我々は信じています

 

 

・愛、それは甘い暴力点 5.5点


一昨年にJ1から降格した際に、乏しい戦力と資金ながらもがんばっていた高橋社長を見せしめにクビにしたことで、相当な不信感を持たれたフロント陣。昨年は「一新同体」というスローガンを掲げたものの一新も同体にもなれなかった模様。「サポーターの方と、選手、クラブスタッフが愛し合わなければ、チームは強く、『絆』は深まっていかない。」と愛まで掲げていて、強い気持ちを感じる。ただ、ロゴデザインを見るとどう考えても拳であり、「愛が通じないなら暴力だ」「鉄の絆は力で繋ぐ」「DVは愛の1つの形」という決意を感じる。なんだか幻冬舎アウトロー文庫のような感じになってきた。故団鬼六先生も激賞である。「愛は暴力の一形態」とハンナ・アーレントは一度も書いてないが、今年はサポーターを鉄拳で言うことを利かせてJ2を乗り切ろう!

 

 

■金沢
 

「ONE ACTION つかみたい明日のために、ひとつになれ。」

 

【スローガンに込めた思い】

1.チームが一つとなり、柳下監督の目指すアクションサッカーを実現していく。

2.J1昇格という夢の実現のため、中長期視点で地域・ファン・サポーターと心を一つに動いていく。

3.飛躍のための+1のアクションを常に考えて行動していく

 

 

・わたしたちは個別の1人にして1つの集合体点 6.5点


すごい躍動感である。ちなみに「ONE」と「ACTION」はJスローガン頻出用語であり、「ONE ACTION」もいつかどこかのチームが言っていたかもしれない。日本語に訳すと「一つの活動」と急に共産党感が増してくるが気にしないことにする。去年は「勇轟」という意味多重債務できたのだが、今年も意味を3つも重ねてきている。そんなに思いを寄せなくてもいいんじゃないか、親の過度な期待は子どもにとって重荷になる、父さん俺はほんとはサッカーじゃなくてスポーツチャンバラがやりたかったんだ、と夜中に目を覚ますと成長した息子が金属バットを持って立っているホラーである。ただ、ヤンツー新体制ということで、ヤンツーはプランに合わない選手はばんばん粛清していくタイプなので、1つになるにはちょうどいいのではないだろうか。ちなみに「1つになろうよ」と女の子に言うと通報案件なので要注意である。

 

 

■群馬
 

「前に向かって全力」

 

【意味】
前に向かって、チーム・フロント・ザスパクサツ群馬に関わる全ての人が一致団結して、全力で進んでいこうという意味を込めてつけました。

 

 

・前を向くしかない点 7.0点


毎年破壊的な威力のスローガンを出す群馬であるが、今年は切迫感がすごい。一応意味の説明をしているのだが、ほぼ毎年のように「うん、それはわかってる。モルダー、あなた疲れてるのよ」という蛇足状態になっているのだが、今年もそうであった。しかも、去年の水戸のスローガン「全力」を微妙にパクっている。北関東スローガンロンダリング問題である。前監督の服部監督とは大揉めに揉めた末に解雇、去年活躍した大卒新人瀬川と中村が今年も流出、さらには前金沢監督じゃない方の森下監督を招聘するということになり、もはや前を向くしかない状況である。俺たちは前を向いて大卒新人ガチャを回し続けるんだ!という強い決意がうかがえる。磐田、鳥栖で無限運動量サッカーを展開した森下監督のもと、とにかく前に向かって突き進み続けよう!その先には栃木か長野か新潟があるぞ!

 

 

■水戸
 

「前進」

 

■読み方
ぜんしん

■説明
「前に進むこと。次の段階に進む、ステップアップの意。チーム一丸となって、着実に一歩、そしてまた一歩と力強く前へ進んでいくこと。」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「前進」という二文字に込めて2017シーズンを闘ってまいります。

■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『全力』に引き続き、6年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。
<川又 南岳氏プロフィール>
1937年 茨城県常陸大宮市生まれ。1975年に第7回日展初入選。以後、ドイツ・ハンブルグ国立工芸美術博品館作品買い上げ、中国・北京市歴史博物館で書画展を開催するなど、国際的評価も高い。茨城大学教授退官後も、画家や陶芸家とのコラボレーション活動を展開。2006年秋篠宮殿下ご臨席のもとに行われた「まなびピアいばらき」開会式での大筆を用いた揮毫など、多方面で精力的な活動を続ける。

 

 

・読めるわ、その漢字点 6.5点

 

とにかく力強い。パワーしか感じない。謎の二文字縛り継続で我々もほっと一安心である。昨年は全力、今年は前進と小学校低学年レベルの漢字にもわざわざ読み方を振ってくれているが「お前ら北関東ヤンキーどもは漢字全然読めねーだろ」という半分煽りの配慮がとてもありがたい。現役で暴走している諸兄におかれましては、鉄パイプ、木刀、あるいは鈍い器をご持参の上、三々五々国道6号線よりご参集ください。スローガンとしては、とにかく前に進むんだ、ということで単純明快な感じで押していますので、国道6号線をがんがん前進していわきFCを強襲していただきたい。

 

 

■千葉
 

「Pasion 力戦奮闘」

 

Pasionはスペイン語で、情熱・熱血・夢中、そして力戦奮闘は力の限り闘うこと、全力を尽くして努力することを意味します。
2017シーズン、ジェフユナイテッドは「闘う集団」を目指します。
フアン エスナイデル監督を中心とした、ラテンの熱い血による情熱を持った指導で勝者のメンタリティーを植え付けて、士気に満ち、すべての力を出し切ることのできるチームを作ります。
また向上心や熱い気持ちを持ち、1人1人がプロフェッショナルとしての自覚を持ったクラブになることを目指します。
その思い、力強さをこの言葉に込めました。
ロゴは、炎で情熱を表現しつつも、柔らかいフォントを使用。
炎をあしらって曲線を強調し、その曲線で情熱の国スペインらしさをも表現しました。

 


・短絡点 7.0点

 

去年は20人以上選手入れ替えの上に「REVOLUTION」という冗談みたいなスローガンをかかげたおかげでREVOLUTIONしてしまいました。あ、ソ連ってこうやって崩壊したんだな、ってことを教えてくれて本当にありがとうございます。今年はスペイン人監督がきたということで唐突にスペイン語を採用。Jリーグスローガンでは監督が異国の人の場合にその国の言葉を使うという風潮がある。FC東京がフィッカちゃん時代にイタリア語を使ったり、愛媛がバルバリッチ監督の時にクロアチア語を使ったりとかがその例である。結果としては、意味がわかりづらい、という絶大な効果があります。まあともかくスペインでいきたい、というのがよく出ているスローガンかと思われる。ただ、説明文の随所に「ラテンの熱い血」「情熱の国」「炎で情熱を表現」などとスペインに対する表層的な理解が散見されるところが気になるのであり、俺の友達で日本語ペラペラのスペイン人がいたのだが「人生で見た人間の中で一番サッカーが下手」という予想を裏切る結果もあるので、スペイン人だから情熱に満ちているという短絡的な認識はよくないのではないか。低体温なスペイン人だっているだろうし、陽気なロシア人もいるだろうし、平和主義のサイヤ人もいるし、本を読まない文化人もいるのである。みんな違ってみんないい、世界に一つだけの花を咲かせて、今年もプレーオフを目指してPASION!

 


■東京V


「ONE FLAG KIZUKU」

 

■スローガンについて
2014シーズンから掲げてきたスローガンである『ONE FLAG』に込めた想いは、
東京ヴェルディが継続して抱くべきものです。
そのため、今シーズンも引き続き『ONE FLAG』をメインスローガンとして使用します。
また今シーズンからサブスローガンとして『KIZUKU』という言葉を掲げます。
我々が今まで積み上げてきた土台の上にさらに『築く』こと、
さらには我々が新しいものに『気付く』ことを表わしています。
東京ヴェルディは今シーズン、クラブとしての取り組みを継続しながら、
スペインから新たに指揮官を招聘するという新しいチャレンジの局面にあって、
新しいものを積極的に取り込んでいきながら、クラブとしてチームとして大きく成長することを目指します。

■『ONE FLAG』に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する『一流』を目指し、クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められています。

 


・KEMARI点 6.5点

 

もはや松本の「One Soul」と意地の張り合いのような形になっている「ONE FLAG」であるが、松本ファンの尽力によっていろんな意味で「One Soul」の方が有名になってきてしまった。今年はスポンサーにあの深見東州氏のグループを迎えているので、「その旗1つで大丈夫か」という気持ちで俄然わくわくしているのだが、本当にどうなってしまうのだろうか。そしてサブスローガンとして、今年は「KIZUKU」となっている。「築く」と「気付く」をかけているがのだが、それってもはや読み以外何もかかってなくてて、わざわざかけなくてもいいんじゃないかなあという気もしてくる。いっそのこと「KISARAZU」でキャッツアイな感じにしたり「RYUSEI」で指を天に掲げてみたり「CHINKODEKASOU」でとにかく期待感だけ煽ってみてもよいのではないだろうか。

 


■町田
 

「+one 超えろJ2!」


日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

2017シーズンのキャッチフレーズが「+one 超えろJ2!」に決まりましたので、お知らせ致します。

ロゴはグラフィックアドバイザーの水谷慎吾さんに作成いただきました。

このキャッチフレーズに至った理由は、下記で説明致します。
また、ロゴデザインの内容について、水谷慎吾さんに寄稿いただいております。

皆様、改めまして、今シーズンも「+one」の精神で、一致団結して1つでも上を目指して戦いましょう!


「+one 超えろJ2!」について

J2復帰初年度となった昨シーズン、嬉しいことに7位という順位で残留することができました。同時に営業部門でも、1試合平均5千人超、総入場者数10万人超とクラブ史上最多の数字を残すことができました。

しかしながら、私たちは『これに満足してはいけない。もっと高みを目指さなくてはいけない』。そういう視点から2017シーズンのキャッチフレーズを「+one 超えろJ2!」と致しました。

「+one」は3年連続の継続となります。選手も運営側も、そしてサポーターの皆様も、現状に満足することなく、上を目指すために常に『もう一つ何かできないか』を問いながら、日々を過ごしていきたいという想いから継続しました。

「超えろJ2!」は『あらゆる面でJ2の平均値を超えていこう』という想いからです。FC町田ゼルビアは町田市と連携し、『2020年にはJ1を狙えるクラブになろう』という目標があります。そこには、天然芝の専用練習場の確保、1万5千人以上を収容するスタジアムの確保という大きな課題があります。

その解決に向けては、やはり、チームの力も経営の力も、J2の平均値を超えるようなクラブにならなくてはいけません。具体的には、昨年は1度限りだった満員となる1万人超の入場者数を3-5試合に増やし、平均観客数も昨年のJ2平均だった6千900人を超える7千人超を目指すことです。

順位もまずは残留となりますが、例えプレーオフに出られなくても、昨年以上を目指す。選手個々においても、J1を狙えるようなスキルアップを目指す。あらゆる面において、J2平均を超える高みを目指したいと思います。これは育成や普及といったアカデミー部門の選手・スタッフも同じです。

大きな目標を掲げたことは理解しておりますが、皆様にはぜひ、「+one 超えろJ2!」のキャッチフレーズに賛同いただき、一緒になって、ステップアップのムーブメントを作っていただきたいと思います。毎年のお願いにはなりますが、ぜひ、友人・知人・家族を新たに一人、町田市立陸上競技場に連れて来てください。一緒に満員のスタジアムを作り出し、新しいステージへの土台を築き上げましょう。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

FC町田ゼルビア一同
ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー

まず、2016年から継続になった+oneの部分は昨年設定したゼルビーの目をoに見立てて、ゼルビアに関わる全ての人たちが目標を見据えるというコンセプトを継続致しました。
次に、neの部分は昨年は次のスタンダートへの扉という設定にしていましたが、その扉は昨年開けたと考えて、サブタイトルの文章の内容にも関わってくるのですが、超えるというニュアンスに躍動感を感じていまして、よりその躍動するイメージに近い筆記体へと変更しています。

そして、+one部分にかかっている柄についてですが、こちらは開幕戦の告知バナーやこれから発行されるワンタッチパス等でも使用しているオリジナルの柄で、ゼルビアのカラーが渦巻いて上昇していくイメージの柄になります。

サブタイトルのタイポグラフィに関しても、今回の為に作成したオリジナルのタイポグラフィになります。こちらの形状に関しても文字によってランダムに端が飛び出していたりと、動きを付けた物になっています。

全体としましても、メインロゴとサブタイトルのバランスの調和に多く気を使いましたので一見静かな感じですが、どっしりと正面に構えていた昨年の物と比べて、傾斜する部分を増やして動きを意識しています。

また今年一年、チームと共にこのスローガンとロゴと共に戦って頂けますと幸いです。

 

 

・相変わらず説明クソなげえよ点 5.5点


もうなんというかスローガンということを放棄したかのような説明の長さである。定年退職の挨拶で「自分は東京都町田市で生まれ」と生い立ちから説明が始まったとき「……これは長丁場になるぞ」と事前にトイレに行かなかった自分の迂闊さを呪うしかない気分を思い出した。ともかくもうここまでの長さになると、説明を読み終わる頃には、あれ?スローガンってなんだったっけ、そもそもスローガンとはなんなのか、私は誰なのか、思い出した、私は第十六並行世界から宇宙のバランスを取るために派遣された鍵(鍵)、そう(そう)、わたしたちは(わたしたちは)、1つにして多数(1つにして多数)、いままでに消えていった500人のコピー(マイラブ)、そしてこの時は一瞬にして永遠に続くの(ゲットライフ)。

 

 

■横浜FC
 

「BE BRAVE 一心に」

 

■クラブ創設19年目のシーズンを1分、1秒目の前のひとりをたいせつに覚悟、情熱、信念を持ってそしてプライドを胸に挑む。
横浜FCの持続的な発展の流れを作るべくクラブに関わる全ての人々とポジティブな心をひとつにし、J2 No1を目指し、
J1自動昇格を実現するため、勇敢に前に進もうという思いが込められています。

 


・勇気があればなんでもできる点 6.0点

 

はーい、「BRAVE」もJスローガン頻出用語だから、ここテスト出るから覚えとけー!えー、まあ黒に白地というのはあんまりないと言えばないのでデザイン的にはよいのではないでしょうか。ただ、画像の下に書いてある言葉を繰り返して「~~~~という思いを込めました」と言い訳のように説明文を挿入する手法は必要だったのか。もう画像に書いてあるからそれは蛇足なのではないか。2回言わないとわからないからとは言うけれど、そういうことを毎回やってると、1回目をちゃんと聞かないという癖がついてしまうので、まずは1回目でちゃんと話を聞くようにする、1回目で覚えない場合には小指を落とすなどのショック療法をしておかないとあとでパソ美ちゃんが大人になったときに非常に困っちゃうんだから、しつけはちゃんとしてくださいね、美子さん。パソ美ちゃんだって賢い子なんだから大丈夫よ、もうほんと最近の若い人は子育てにも根気がなくて、私らの頃には姑に洗濯板でぶっ叩かれてたからお返しに吹き矢で目を潰してたわよ、ねえパソ美ちゃん?ねえ?

 

 

■湘南
 

「共走」

 

(1)共に走る(2)競争(3)今日走る、という3つの意味が込められた。

 

画像なし

 

・走るために生まれてきた点 6.5点

 

チョウ・キジェ監督留任ということで、「やっぱ今年も走るでいきますか!目を閉じれば億千のパスタだし!」と「共走」というスローガンを掲げてきた。俺たちは走るために生まれてきた、走ることに理由なんか必要か、足を止めたら死んでしまうぜ!という強い思いが伝わってくる。そして意味の重ねがけ。共に走る、はまあそのとおり。競争も読みがそのままなので、なんとかわかる。ただ、「今日走る」はなんかもう高校野球部のスローガンみたいである。今日やらなければいけないことは明日に回し、昨日やるべきだったことは今日もみ消す、という共産国家的な人生を送ってきた自分としては、「今日走る」とか言われると「なんか寒いし、体けっこう痛いし、10時からドラマ見なくちゃいけないし、あー、風邪かも、このダルさ絶対風邪だわー、マジ走れないわー、走れないけど漫画は読めるから漫画読むわー」ってキジェ監督から鉄拳を食らうこと必定である。ただ、意味重ねがけはともかく、走るというのがチームカラーなので、このスローガンはよろしいのではないだろうか。今気になってるのは、湘南にガンソとかフランサみたいな「テコでも動かない」という選手がきたらどうするんだろうか、ということである。

 

 

■松本
 

「雷鳥奮迅!One Soul」

 

多くの皆様の熱いご声援を頂いた2016シーズンでしたが、残念ながらあと一歩のところで悲願の「J1昇格」を果たすことが出来ませんでした。
2017シーズンはあの悔しさを忘れずに、ゆるぎない目標に向かって突き進んでいきます。
「獅子奮迅」という言葉があります。獅子が奮い立って激しく猛進する様を言います。
今年は酉年。オフィシャルマスコットのガンズくんは「雷鳥」がモチーフ。
今シーズンの松本山雅は「雷鳥奮迅!」の勢いで、勇猛果敢に挑戦していきます。
そして「One Soul」!
ファン・サポーター、地域の皆さまとの絆を一層深めていき、一心一体となって共に闘い抜きましょう!

1年間ご声援を宜しくお願いいたします。

 

 

・ジャングル松本へようこそ点 6.5点

 

もはや定番となって、他チームにネタ扱いもボチボチされ始めた「One soul」に今年は「雷鳥」を組み合わせてみました。松本と言えば「One soul」、この定着具合はなかなかよいのではないでしょうか。ただ、「ふふふ、貴様も「One soul」にしてやる・・・!」「世界を「One soul」に塗り替えよう!」などと使い方を間違えるとただのイカれ野郎になるので、ご利用はスタジアムの範囲内でよろしくお願いいたします。そして雷鳥奮迅。ガンズくんが雷鳥だということを初めて知ったのだが、ガンズくんかわいすぎてとても奮迅してる姿を想像することができないのが難点。松本城陥落の危機の際には外側の殻を破って、200%の姿が見れたりするのだろうか。目からビームとか出したり。奮迅するのは、最近見た中で屈指のかわいくないマスコットであるBリーグ所属アルバルク東京のルークくんとかに任せておいた方がよいのではないだろうか。https://basketballking.jp/news/japan/20161107/2420.html?cx_cat=page1 ルークくん、ドイツ3部リーグのマスコットの香りがしてとてもよいです。ともあれ、ガンズと言われると「ジャンゴーウェルカムトゥザジャンゴー」「ナナナナナナナナニィー!ニィー!」というアクセル・ローズ耳障りな声が聞こえてくる世代なので、本家のようにガンズくんが成長(主に横)しないことを願うのみである。

 


■岐阜
 

「挑戦 Challenge」

 

これまでクラブとしては、“子どもたちに夢を!!”という理念を展開しておりましたが、さらに幅を広げて“感動を共に!!”というクラブ理念をもう一つ付け加えて活動してまいります。そして、2017シーズンのスローガンには、昨シーズンの『思いはひとつ願いも一つ ~ENERGY BY COMMUNICATION~』に加えて、ワンステップ、ツーステップ上に上がるために“挑戦!Challenge!”という新しいスローガンを掲げております。

 

 

・初耳です点 6.0点

 

画像ちっさ!「これまでクラブとしては、“子どもたちに夢を!!”という理念を展開しておりましたが」と冒頭の説明にあるが、初めて聞いた。Jスローガンによくありがちの展開で、そもそもみんな知らなそうなことをいきなり前提として持ってくる場合があるが、急にそんなこと言われても「え?パスタぁ?」とこちらもびっくりするしかない。まあそれはいい。今回は「挑戦」というシンプルな言葉を使ったのだが、Jスローガン最頻出用語である挑戦なので、こちらの印象にも非常に残りにくい。おまけに英語のサブスローガンも「Challenge」で単に英語に訳しただけなので、おそらく2月中には忘却の彼方へダイブ、暗闇でダンス、イオンでダ・パンプとなってしまうことは必定。シンプルもいいですが、もうひとひねり欲しいですな!

 

 

なぜか保存できないから part2に続く!!

■J2■2017シーズンスローガン紹介 「プレミアムスローガンフライデー」part2

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part1から続くよ!

画像が多すぎて容量をオーバーしてるよ!

 

 

■名古屋
 

「前へ Go Forward」

 

新しいグランパスの始まりとして、
今こそクラブ一丸となり、J1昇格へ向けて『前へ』進まなければならない。

「ボールを大事にし、ゴールを奪いに行く」、常に『前へ、前へ』。

新たに歩み始めたチーム、選手とともに、ファン、サポーター、パートナー、フロント、ホームタウン、
クラブに関わる全ての方と共にグランパスの未来へ向かって、「前へ」進もう。

 

 

・明大ラグビー部点 7.0点

 

昨年は「信頼」というスローガンを掲げたが、春過ぎには信頼もなくなり疑心暗鬼となってしまい、J2降格という大爆死を遂げてしまった名古屋である。去年も切実な願いが込められていたが、今年も「前へ」という待ったなしのスローガンを掲げてきた。とにかく俺たちは前に進むんだ、後ろを振り返るとほんとに胃が痛くなるから、いや、マジで思い出させるのやめて5バックで前プレとか思い出すのきついからという強い思いが感じられる。デザインも強烈である。血塗られた赤と白のデザインは革命の遂行のためには犠牲者も厭わないという強い決意の表れと推測する。新監督の風間大僧正による粛清のシーズンの始まりである。ただ、そもそも「前へ」は有名な明治大学ラグビー部の名監督北島忠治さんのスローガンであり、これだけ有名な言葉をパ・・・オマージュしてしまうのは前の印象に引きずられてしまうので、あんまりよくないのかなあと思った。どうせ有名な言葉をパ・・・インスパイアするならプロイセン帝国宰相ビスマルクの「鉄と血」だとトヨタ自動車的にもなんかよい感じなのではないか。

 


■京都
 

「上昇-常勝 JOSHO魂 サンガノタメニ WE ARE KYOTO」

 

“サンガ”ってなんだ。
それは、フィールドで戦う11人だけを指す言葉じゃない。

選手たちを最前線で指揮する者。
出場のチャンスを待ち、日々己を鍛え続ける者。
選手たちがより強く輝けるように、チームを裏から支える者。
そして、チームに声援を送り、期待のまなざしで見つめる者。
勝利に喜び、敗北に怒り、
感情をともにするすべての人々が“サンガ”の一部だ。

俺たちサンガが同じ思いで「勝ちたい」と願えば、勝てない相手はいない。
汗をかき、声を出し合うことで、誰だってチームを勝利へ導ける。

ともに勝とう。勝ち続けよう。
そうして手にした常勝の先に、J1への上昇が待っている。

 

 

・オラワクワクしてきたぞ点 8.0点


スローガンを数多く見てくると、飽きる。だが、時折「すごい奴と同じ時代に生まれちまった・・・」というとんでもないものが出てくるので、この作業をやめられないのである。今年に限って言えば、京都がそれである。一目見た瞬間から全身の毛がざわざわと逆立つ、やばい、こいつは間違いなく戦闘民族だと俺のDNAが語りかけてくる・・・!感想を聞かれても「すごく強い」としか言えない。まずデザインがすごい。「上昇-常勝 JOSHO魂」「サンガノタメニ」「WE ARE KYOTO」というメッセージ性の多さ。しかもフォントがそれぞれバラバラなのは多民族都市京都を表現してるのだ、そうに違いない。そして、マスコットの鳥だけなんか急にかっこいい。「WE ARE KYOTO」とかファミコン時代の8bitっぽいポップな字体なのに、鳥だけ唐突にスタイリッシュで面くらう。そして説明もJ-POP路線でぐんぐん俺たちを煽ってくるのであり、「すべての人々が“サンガ”の一部だ。」という部分の後には、長めのギターソロが入ります(1分25秒)。善も悪もなくなにもかもが曖昧な時代、君への愛だって信じられない時代、その時代にサンガが明確な答えを出した新アルバムはタワレコ先行発売で2/26に now on sale!


■岡山


今年もスローガンはありませんので、恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。

 


■山口
 

「志 心ひとつに」

 

クラブスローガンに込めた想い

昨シーズンから引き続き、古くから携わっていただいた方々、今、応援いただいている方々の想いをしっかり胸に抱き、強い志を持って戦っていきます。

さらに今シーズンは、志を持って最後まで皆様と一緒に戦いたいという想いを込めて、「志 心ひとつに」というスローガンにいたしました。

 

 

・習字はだいたいOBの偉い人が書いてる点 6.0点

 

なんと去年の「志」を継続してきた山口。相変わらず、一部上場企業の社長室の額に飾ってありそうである。一部上場とありますが、全部上場はいつでしょうか?もうここまできたら志フェイズから逃れることはできないので、もう押し切るしかないのである。「心ひとつに」という割とベタな感じで、こちらも別個に専務の部屋の額に飾ってありそう。どうせなら「質素堅実」という男子校の校長の部屋にありそうなのとか、「遠山葛西遠山ときどき弓長」という元阪神タイガースの野村監督の部屋に飾ってありそうなのとか、「豊洲の地下」と小池都知事の部屋に飾ってありそうなのとかを集めて、えらい人の「額」シリーズでスローガンを来年も継続していただきたいものである。あと、これは80%くらいの確率だと思うんだけれど「トレンディ」っていう額がたぶん石田純一の部屋には飾ってあります。

 


■讃岐


「飛翔」

 

 「飛翔(ひしょう)」

選手1人1人が攻守ともに連動し、勝利に向かって全力でピッチを駆け巡る姿を表現しました。

チーム力、クラブ力を更なるレベルへと昇華させ、讃岐に関わる全ての皆さまにより強くなったチームをお見せできるように戦い続けます。

 

 

・とにかく勢いだ点 6.5点

 

毎年のようにとんでもない勢いの筆跡を披露してくれる讃岐だが、今年もとても力強い。そして毎年のように「選手1人1人が攻守ともに連動し、勝利に向かって全力でピッチを駆け巡」=「飛翔」なのかどうかさっぱりわからないが、まあともかく勢いでこんなもん押し切ってしまうのがよいのである。1つ不満点があるとすれば、チーム名がカマタマーレなのにスローガンでは頑なにうどん感を出してこないこと。もしかして広報担当者はそば派なのだろうか。香川県でそば派であることがばれると「全身の毛という毛を剃られて巨大な釜でうどんと一緒に茹でられる」「ドレッドヘアーの代わりにうどんを頭にインプラントされる」「苗字をうどんにされる」という隠れキリシタン並の迫害を受けることは有名であるので、広報担当者は「踏みそば」を積極的に行ってうどん派に転んで行って欲しいものである。

 

 

■徳島
 

「意気衝天」

 

【クラブスローガン解説】

『意気衝天(いきしょうてん)』を2017シーズンのスローガンに決定しました。
意気衝天とは、“このうえない積極的な意気込み”“元気な気持ちで、天を突くほど盛んな勢い”という意味の言葉です。
今シーズンは6位以内を目標とし、6位以内を確実に目指しながらもJ1昇格を狙うために、そして一つでも上の順位を“突く”ために、勢いを持って進んで行くという思いを込めて、この『意気衝天』をスローガンとしました。
デザインに込めた思いとして、躍動感のある筆文字で力強さを表現したことと、渦潮の「渦」の中から勢いを持った強い力が天を突くように巻き上がっていく様子をイメージしています。
『意気衝天』のスローガンのもと、リカルド ロドリゲス監督率いるチームが一体となり、そしてクラブを熱く応援してくださっているみなさまとも一体となって戦い、最後に喜びを分かち合うことが出来るようなシーズンにしたいと思います。J1昇格を目標に1年間戦いますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。』

 

 

・おれぁ突くことしかわからないからよぉ点 6.5点

 

ついに「Keep Going Forward」を放棄した徳島である。しかし四文字独自熟語路線をひた走っていることは変わらず。今年は「意気衝天」という造語。「この上ない積極的な意気込み」「元気な気持ちで」と気持ち最優先メソッドである。もうとにかく突くしかないんだよ!という切実な気持ちが伝わってくる。今年からスペイン人監督になったが、安易なスペイン語路線に走らなかったことは評価できる。ちなみにこのスローガンをスペイン人に説明することを考えると、頭が痛くなってくることは内緒である。デザイン的には渦潮継続で地元密着はとてもよいことである。とにかく讃岐を突く、愛媛を突く、そしてJチームないけど高知もついでに突くし、将来的に目の上のたんこぶになりそうな今治も突きまくる。ついでに関係ないけど名古屋も突いてやる!そんな意気込みで今年もがんばって突きまくって欲しいものである。

 


■愛媛
 

「速戦力」

 

【コンセプト】
2017シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、「速戦力」です。

ピッチ内では攻撃におけるゴールに向かう速度、守備における速い切換やプレス。
ピッチ外では戦術理解、チーム内でのコミュニケーション、ひとりひとりの成長。
2017シーズンは、あらゆる面で『スピード感』をもって戦うという意味を込めました。

 

 

・すっごいパソコン早くなりそう点 7.5点

 

なんかこのソフトを入れたらものすごくPCの動きがよくなりそうである。「速戦力のおかげでネットショッピングも楽々!」「速戦力を入れたからオンラインゲームもスイスイ!」「速戦力をインストールしたら彼女もインストールできました!」「速戦力のおかげで切れ痔が治った!」という声(あくまで個人の感想です)が聞こえてきそうである。とにかく速く何かをしたい、速く強くなりたい、速く粉飾決算のことは忘れて欲しい、そんな思いが詰まっていることだろう。だが、もうここまできたら「ガンガンガン速」でよかったのではないだろうか。無料チーム診断はガンガンガン速!!ガンガンガン速はJ2チームの救世主!!ガンガンガン速をぶつけて徳島をつぶそう!!

 


■福岡
 

「子どもたちに夢と感動を!」

 

 

・弱パンチ連打点 5.5点

 

去年からのユネスコスローガン継続である。前々年まではけっこうクールなデザインでよかったのだが、昇格即降格とめまぐるしい2年間を送ったので、スローガンまで手が回らなかったのだろう。去年と同様、やはりパンチの弱さは否めない。やはりスローガンというものは意味よりもパンチ力が重要であり、「脳に明太子でも詰まってるんじゃないの?」という疑問が湧いてくるようなスローガンが必要なのである。具体的に言えば、同じ都市のもう1つのプロクラブの説明を読んでも何一つわからないという稀有なスローガンである。「ワンダフル・ホークス」の意味も込めているんですとか言われても、「はいはい、明太子ですね」としか答えようがない。しかし、どちらが印象に残るかと言われたらやはりワンダホーのほうが覚える。来年こそはマイク・タイソンもびっくりの強パンチスローガンを繰り出してほしいものである。意味とか、いいからさ。

 


■長崎
 

「約束の未来へ 約束未来 #Promised Future」

 

 「スポーツで豊かな長崎を創る」という理念の下、V・ファーレン長崎は2005年に長崎県内初のプロスポーツクラブとして誕生し、2015年にクラブ創立10周年という節目の年を迎えました。 「約束の未来へ」は、クラブが新たな10年へ踏み出すにあたり、クラブが描く中期的ビジョンの指針として策定したものです。トップチームの活動のみならず、クラブとしてのさまざまな事業・活動において、活用して参ります。
 V・ファーレン長崎のクラブ名の由来となっている、ポルトガル語で勝利を意味する「VITORIA (ヴィトーリア)」、多様性を表す「VARIEDADE(ヴァリアダーデ)」。そして、オランダ語で平和を意味する「VREDE(ブレーダ)」、航海を意味する「VAREN(ファーレン)」の4つの言葉は、クラブスローガンの下に実施される、各クラブ事業での「活動哲学」です。 クラブのファン・サポーターの皆さま、長崎県民の皆さまと、クラブが描き実現を約束する“約束の未来”を共有し、共に歩んでいく所存です。

 

 

・それどころじゃない点 7.5点


今年だけでないのでスローガンじゃないかもしれないけど、クラブコンセプトにチェキするぜ!ただ、年が明けたから赤字の発表と役員の不祥事が明るみに出て、もうスローガンどころじゃなくなってしまった長崎である。「約束の未来へ」とあるが、いったいどこに連れてかれてしまうのか、前歯が2本ないポン引きについていってしまった時と同じドキドキを味わっている長崎ファンの皆さまの心中やいかに。まあそれはおいといて、とにかくスローガンを見てみると、「約束未来」のフォントがすごぉい。「約束の未来へ」を略しているのだろうが、「の」と「へ」しか略されておらず、そもそも略す必要があるのかどうか、役員が計上した経費はどこに消えたのか、という思いで胸が熱くなる。その下にある「#Promised Future」もなぜかハッシュタグになっており、Twitterを調べてみたらけっこう長崎ファンの間では使われていた。Twitterは広いし、役員が財政に開けた穴も広いのである。もうここまできたらとにかく相手を殴るしかない!「お前らに俺の気持ちがわかるか」というスローガンを差し上げますので、毎節必殺の気持ちでばんばんハウステンボスでぶん殴っていこう!

 


■大分
 

「初志貫徹 Just for Victory」

 

再びJ2の舞台で闘う2017年シーズンも「原点回帰」の心を忘れず、志を高く持ち続け突き進む。

着実に行動を積み重ねていくことで結果を出し、更なる進化を目指す。

 

 

・初志ってなに点 6.5点


おなじみの黄色と青のデザインで、J2に戻ってきました大分くんです。今年は「初志貫徹」というスローガンを掲げてまいりました。さぁーって、大分の初志って何かなー、と思って説明を読むも「原点回帰の心を忘れず」と書いてあるだけで、そもそも何を心に秘めていたのかがわからない。愛なの?J2への愛なの?口に出したら魔法が解けてJ3に戻されてしまう呪いにかかってるの?「わたし・・・あなたのこと・・・」(トクン)「ずっとまえから・・・」(トクン)「食べたいと思ってたの!!」(キャーーーー!!)というホラー漫画展開もあり得るので、口に出すことがすべていいことではない。ただ、このままだと貫徹すべき初志がわからず、「俺たちは溝畑さんについてくぞー!!」と間違った初志を信じてしまうことにもなりかねないので、早急に初志を見つけてビラとか配っていこう!

 


■熊本
 

「光となれ 絆180万馬力」

 

2017年は、全国の皆様への感謝と熊本復興への願いを込め、クラブ・チームが“光”となり、明るい未来へ向かってチャレンジしようという決意を込めています。
ロアッソ熊本は、サポーター、180万県民、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、クラブ理念「県民に元気を」「子ども達に夢を」「熊本に活力を」の更なる追求を目指します。

 

 

・とにかくがんばれ応援するぞ点 7.5点

 

去年はとんでもない地震に巻き込まれてしまった熊本さん。スローガンどころではないのだが、これは非常に県民の希望になるスローガンでよいのではないだろうか。後光が差しているデザインが若干仏教感があるが、こういう状況ではむしろありがたくてとてもよいのである。震災という悲劇が起こったのは大変に痛ましいことではあるが、逆境だと自然と目的を表す言葉が共通していて、スローガンも筋が通ったものになりやすい。絆180万馬力も相変わらずよく意味はわからんがすごく勢いはあるので、がんばろう熊本!

 

 

■優秀スローガン賞 熊本 「光となれ 絆180万馬力」

■ガンガンガンガンガンガン速賞 愛媛 「速戦力」

■京都賞 京都 「上昇-常勝 JOSHO魂 サンガノタメニ WE ARE KYOTO」

 

 

それじゃ、今年もJリーグを楽しもうね!

 

■ロシアW杯アジア最終予選■日本VSタイ「物理で殴れる日本代表」

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さあ、代表予選!グンナルソン!

 

■日本4-0
■感想

・日本は大迫、高萩、今野が怪我したので、小林、遠藤を追加招集。別にハリルホジッチのせいではない。
・日本のスタメンはGK川島(メス)、DFが右から酒井の方のゴリラ、吉田、森重、長友の方のゴリラ。中盤センターに山口蛍、ゴリラじゃない方の酒井でダブルボランチ。香川のトップ下か。3トップが右から俺たちの三白眼久保、中央に岡崎、左にヤンキー。
・しかしまあ長谷部も含めて4人主力が怪我して出て来るのがHSVのキャプテンとレスターのレギュラーで、ミランの10番はまだベンチとか相手からしたらくらくらするな。
・タイのスタメンは知らん。4-5-1か。タイのメッシと呼ばれる18番チャナティップがトップ下である。
・「今日は勝った上で大量得点が必須」の「メダルは確定、大事なのは色だ」感は異常。
・誰だよ「勝点ゲッツ」っていうダンディ坂野のゲーフラ出してる奴w
・解説は最近サワヤカさしかない福西解説員。

・前半開始。
・0分、タイのスルーパスを吉田が貫禄のカット。日本史上屈指のCBになりつつある。
・酒井高徳が特にボランチらしく組み立てに関与するかというと、そういうわけではない。山口も関与しないので、吉田と森重が蹴っ飛ばすしかない。
・5分、初めて酒井高徳が右SBの位置まで降りてくるがボールは入らず。
・5分、左サイドの崩しのこぼれ球から鯛飯がミドルシュートもディフレクト。
・7分、森重がロングフィードで久保が抜け出してグラウンダーのクロス。岡崎が潰れてファーの香川が落ち着いて切り替えして先制点!
・香川調子よさそうだね。
・11分、右から切り込んで打った久保のシュートのこぼれ球をヤンキー原口がシュートするもオフサイド。
・「変に繋いで取られるならとにかく遠くに蹴ったほうがいい」という鉄則に常に従う俺たちの川島(メス)。
・15分、ヤンキー原田が抜け出しかけるもカットされる。
・タイの5番のエグザイル感は異常。
・16分、パスミスからカウンターを食らうも、鯛飯が鬼のようにこねくり回したので、事なきを得る。
・18分、右サイドにきていたヤンキーがPA内の香川に縦パス、ヒールでオシャレに落としたところを山口蛍がシュートもキーパーナイスセーブ。
・19分、右サイドからの久保のクロスを岡崎がニアで合わせて追加点!和製ベッカム久保!
・タイのメッシこと鯛飯くんはとにかく相手の逆を取り続けてチャンスを潰してる感があるので、どちらかと言えばタイのデニウソンだと思う。最終的にはコーナーフラッグにいそう。
・24分、とにかく縦を切ってくるのでクロス上げ放題の久保が鋭いクロスを上げるも、惜しくも合わず。
・酒井高徳のボランチは初めて見たのだが、ボランチというよりは中央で酒井高徳をやってる感じがある。ああ、あれだ、中西永輔がボランチやってるときの感じだ。
・27分、もはやハメゲーとなっている久保へのロングボールからダイレクトで中央の原口に落とし、そこからのマイナスのクロスも香川が3ランホームラン。
・31分、右からのタイのクロスも中央のFWは頭に触れただけ。
・33分、完全に香川が裏からどついてFK。その流れからタイの10番が振り向きざまにシュートも川島(メス)の正面。
・地味にミスを連発する長友じゃない方のゴリラ。
・36分、外で張ってた久保のインナーを上がったゴリラが鋭いクロスを送るも惜しくもクリアされる。
・PA外のそんな危険でもないボールにタイのGKが飛び出てきてエグザイルごとなぎ倒しながらヘディングする意味とは思うのだけれど、千葉の試合見てたら何も言えなくなりますよね。
・山本人間力解説員とは別の意味でまったく頭に入ってこない福西解説員の言葉。
・44分、ミスが続いて左右に振られ、最後は右サイドからのクロスを森重が頭でなんとか弾き返す。そのCKからシュートを撃たれるも川島(メス)が足でなんとかセーブし、その後のシュートも酒井宏樹がなんとか2回ディフレクト。
・前半終了。川島(メス)が日本を救った。
・2点とったものの流れはよくない。ボランチがボールを受けれない、さばけないので攻撃はロングボール主体。それでも得点は取れたのだけれど、その後に対策をとられるとパスコースがなくミスを連発。最後には決定的ピンチまで招いてしまった。このままだと後半もヒヤヒヤものだろう。
・なんか最後の酒井宏樹の2連発シュートブロック、スローで見たら止めてるというよりは倒れたところに2発ぶつけられたという感じだったw


・後半開始。メンバーチェンジはなし。
・46分、左サイドから切り込んだタイの選手を倒してFK。10番ティーラシンのキックは枠外。
・49分、タイが右から仕掛けてCK。ショートコーナーからのクロスはブロック。
・50分、PA内に侵入してきた鯛飯がCKゲット。トラップをしてシュートを撃たれ、こぼれ球を叩いた鯛飯のシュートを川島がナイスセーブ。もう一本のCKも折り返しもシュートを撃たれる。
・なんで平均身長低いタイにCKでシュートまで持ってかれてるの?ジャンプシューズでも履いてるの?
・55分、吉田のクソクリアから酒井ゴリラが右サイドでちぎられかけるもなんとか事なきを得る。
・56分、スローインからのボールを久保がなんなく収め、そのままなぜかフリーパスだったのでシュートを撃ったら入った。
・【探しています】岡崎慎司選手が行方不明です【人懐っこい犬です】
・65分、ヤンキー原口に代わってちょいちょい口出してくるうっとうしい暴走族OB本田。そのまま左に本田が入る。
・68分、香川の縦パスを受けた本田が岡崎にスルーパスというザックジャパントライアングル。
・69分、左サイドで受けた本田がそのままシュートでGK弾く、久保が詰めるもクリアされる。
・69分、左サイドからタイがシュートも川島(メス)の正面。
・72分、左サイドをえぐられクロスも長友が弾き返す。
・73分、香川に代わって清武がイン。
・77分、バイタルで振り向かれてスルーパス、9番がシュートも川島(メス)の正面。
・79分、本田が左サイドで粘って上げたクロスがDFにクリアされこぼれ球を三白眼がダイレクトボレーで叩くもキーパーがナイス反応で弾く。
・80分、タイは左サイドからのクロスに子供みたいなのが合わせるも、ぎりぎり合わず。
・82分、右サイドから和製ベッカム久保が挙げたクロスを本田がヘッドで折り返すもDFがディフレクト。CKから清武のキックに吉田がドンピシャで合わせてヘッド。4点目。
・84分、久保に代わって宇佐美イン。その後になんかごちゃごちゃしたところを長友がスリップし、アメフトならナイスブロックで相手を倒してしまいPK献上。しかし、それを川島(メス)が完璧に止める!すごいぞ川島(メス)!すごいぞ、メス!
・なんか後は適当にシュート撃ちまくって試合終了。勝ち!

 

・日本は得点的には快勝だったが、内容的には寂しい限りだった。本職でない酒井高徳をボランチに使ったこともあるが、試合がうまく作れず。ボールを受けるのが得意でない山口と酒井高徳がゲームを作れず、前線との繋ぎがうまくいかず。しばしばカウンターを食らった。ただし、アジアでは日本では物理で殴れるのである。久保という鈍器で殴り続けて、最後は吉田とかいう爆撃機でタイは失神KO。サッカーとは不公平なスポーツである。
・とにかく最終予選なので勝ち点を普通に取れたとことはよかった。まあこれをオーストラリアとかサウジにやると殺されるので、これは勘弁してほしところ。ただ、今野が得点を取ったものの長谷部の代役とは言い難く、間に合わない場合には人選がかなり難しくなってくることを証明してしまった。誰かおらんのか。
・気になったのは久保。所属のゲントもしっちゃかめっちゃかなチームらしいが点はとっているので、この三白眼の男は劣勢になっても点に絡める才能があるのだろう。とにかく暗殺者顔である。

・タイはがんばっていた。日本をずいぶん脅かしたし、タイのメッシもけっこういい選手だった。後は前線にパワーがもうちょいあればなあ。

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